沢藤南湘

残り少ない人生を小説とエトセトラ

俳句 冬

2024-03-22 15:19:36 | 俳句
               桜咲く前の時季外れの冬の俳句です。

冬紅葉 写真アップと 妻の声

冬の雨 予報を後に いざ出勤

腰痛や 今年も暦 一枚に

布団中 目覚ましにらむ 五分前

再診の 通知受取る 年の暮

同窓会 歌声響く 冬の夜

音もなく 地蔵に降りし 冬紅葉

ハンドルを 持つ手も寒し 日暮かな

(一月)
新年は 老いたる両親 静かなり

新年や 床に伏したる 昼下がり

陰性の 安堵の帰宅 氷雨かな

大腸の 検査終わりて 冬の暮

初詣 もう遅いかと 妻は聞き

唄いすぎ 新橋駅は 冬深し
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