2890 沖縄ダイブ一人旅 2012/02/27(月)~2012/03/02(金)
初日(月): 海の中が大好きだった“J”さん、今日の告別式は親族だけで早朝行われる、涅槃寂静(合掌)。空港で器材を預ける際、重量超過料金2,000円を要求され驚いた。ベストやアンクルウエイト及びドライスーツをキャリアケースから取り出し再計測、20kgに収まり無料ですんだ。取り出した物は全部で6kg、ドライスーツケースに入れて持ち運んだが重たいの何の指が差し込む感じであった。ANAで定刻羽田を立ち午後1時30分には那覇空港に降り立っていた。機内サービスは水、お茶のみ、有料のスタバコーヒー300円を払って飲む。お腹が空いたので空港で沖縄そばを食べモノレールを利用して国際通りの近くにあるホテルにチェックイン。4泊5日お世話になる。格安ツアーのため毎日のベッドメイキングは無し、寝間着、タオル類はフロントで交換方式で無料と説明を受けた。3時30分ホテルを出る。時間がたっぷり有るので国際通りを端から端までくまなく散策、途中、中央市場等生活感溢れる場所や路地裏も散策、コンビニで今晩の夕食、おつまみ、お酒等を購入しホテルに戻った。気温17℃、朝の横浜の気温が4℃体感温度では初夏の様な暖かさであった。
二日目(火): 朝7:40、ダイブショップの迎えの車で港に向かった。迎えに来た人が本日の引率インストラクターの伊藤さん、何と私専用、サンゴ生態写真撮影が目的であると告げると快く応諾し三本ともサンゴ礁を中心に引率・案内してくれた。彼はウミウシを探し回りこちらはサンゴに夢中、時折近づき次なるサンゴポイントに案内してくれた。お蔭で3ダイブで287枚のサンゴの写真撮影が出来た。全く知らなかったのだが慶良間諸島とは人が住む座間味島、渡嘉敷島、阿嘉島と幾つかの無人島からなる地域。ダイビングポイントは全部で72か所、三日間では到底無理、何回かこなければ全貌は分からない。また来る楽しみが増えた。辺り一面サンゴ礁を期待してたのだが何ヶ所かは台風の直撃でサンゴの瓦礫化した姿が多かったが救いはその中から小さなサンゴが生育しているのを目にした時ほっとした。西大平洋のサンゴと比べ色が全種類、茶褐色になっているのが気になった。何かサンゴにストレスを与えているのではないかと思う。
終了後ダイブショップに戻り、ログ付を終えて伊藤さんに美味しい沖縄料理を食べさせる店を聞きだしホテルでシャワーを浴びた後出掛けてみた。国際通りから数ブロック離れた場所に有り地元客が主流の店、一軒目は満員と言うことで断られた、見た所、カウンター席に空きがあるのに店のマスターはケンもほろほろ、確かに9割方埋まっていれば一人の観光客など如何でも良いのだろうがこう言う店はやがて客に嫌われるだろう。紹介二軒目は半分ほど入っておりカウンター席に通され美味しい沖縄料理とオリオン生ビール、泡盛等飲食し満足してホテルに戻った。
三日目(水): 昨日と同じパターンで港から慶良間諸島に向かった、30数人乗れる高速船で広くて快適、片道約1時間、船が大きいので揺れは感じないがそれでも船酔いする若い女性が多い。今日も伊藤さんと私、同じ様にサンゴの棲息する場所を中心に案内してくれた。二日間二人で行動していると、すっかり意気投合し情報交換を行う約束を交わした。彼はウミウシだけでなくサンゴにも興味を持っており結構知識は持っている。地元のサンゴ礁グループに加わっていると言う。明日は休みなので別のインストラクターが担当する、残念であるが仕方ない。この二日間でサンゴの写真は480枚撮れた。地形ポイントの確認のため動画もポイント毎に撮ったので海の中の地形図作成に役立てたい。
今日の夕食は、ゆっくり男女のサッカー中継を見たいので、市場に行き出来あい惣菜、フライ、その他を購入したが、ある小さな路地裏の店で200円の浅漬け島ラッキョを購入したら、わざわざ醤油と鰹節、割箸まで付けてくれた。沖縄のオバチャンは親切である。ホテルで飲み食いしサッカー観戦、残念ながら男子は負けてしまったが、なでしこは順当に勝ち進んだ。お蔭で夜遅くまでTV観戦、就寝は12時を過ぎてしまった。
四日目(木): 三回目のダイビング、今日はショップ所有の更に大きな50人乗り大型ダイビング船、隣ではホエールウオッチング船が併泊し30数名が乗船していた。今の時期慶良間諸島はクジラが現れる。本日は若いイケメンインストラクター、伊藤さんからサンゴの件は引き継いでいるが今日のパーティーは3人なのでサンゴ特化は無理なのでスミマセンとのこと。一人は50代半ばの現役サラリーマン、福岡居住者、沖縄に良く来ると言っていた。もう一人は一見ヤクザ風の60歳台の退職者、既に沖縄にて一ヶ月マンスリーマンションを借りていると言う。一週間前には石垣島で4日間ダイビングしてきたと言う。この人はウエットスーツ着用、全く寒くないと言う。この三人がインストラクターと一緒に潜り行動したが皆ばらばらに行動するのでインストラクターも大変だったと思う。ドライを着用しても寒くて3本とも一番早く船に上がって仕舞った。まだまだ海の中は寒い。ダイビングで知り合う見ず知らずの人達との一期一会が人生を楽しくさせてくれる。今日は一日中かんかん照り、気温は24℃迄上昇、お蔭で頭が焼けてヒリヒリする、ホテルでシャワーを浴び鏡を見たら頭が真っ赤に日焼けしていた。
夕食はホテル真下にある、朝まで営業、ビール生ジョッキ100円均一、泡盛飲み放題600円と激安、泡盛は席の目の前にある蛇口を捻ると出てくる仕組み、ビール100円は最初だけ300円のお通しがでるので3杯だと200円の勘定となる。なかなかうまい事考えている。ビールは二杯で済ませ泡盛2杯を飲み、沖縄料理を4品頼み満腹状態でホテルに戻り就寝。
最終日(金): 最終日はゆっくりホテルの食事を摂った。バイキングスタイルであったが内容的には申し分なかった。特にコーヒがサンゴ焙煎の触れこみで結構美味しく一袋お土産に購入した。売り上げの一部がサンゴ礁保全に寄付される。食後は歩いてレンターカー店に行き車を借りたが店の嬉しい手違いで軽自動車から普通乗用車に変更されており料金はそのまま、勿論ガソリン満タン返し無。手続きを済ませ早速運転して昨日器材を洗い保管して貰っているダイブショップに赴き器材を引き取った。半乾きの器材をバラバラに車に積み込み車内で走りながら乾かすことにした。
ホテルに戻りチェックアウト、4泊5日お世話になったホテルに別れを告げ、本島中部の恩納村に向かった。目的は果物のアテモヤの購入、国際通り市場でも売っているのだが極めて高い。50km走り目的地“道の駅おんな”に到着。アテモヤは一箱8個入り4000円で購入、他に送料1000円を払い配達してもらった。大きな道の駅で食事も出来る、ここで沖縄そばを食べて昼食をすます。レンターカーは5時に返却するため時間はたっぷりある。その後太平洋側の西原マリンパークに向かった。閑散期で人はマバラであったが施設は素晴らしかった。夏場は大いに賑わうのだろう。次は一度行ったことのある海中道路に向かった。昨日に続き今日も快晴、到着後広い駐車場に器材を並べて直接太陽に当てて乾かした。水分含んだ器材で超過料金を取られるのはバカ臭い。30分程滞在、問題なく乾いたのでこの場でキャリアケースに器材を詰め込み、更に持ち帰り荷物の荷造りを行った。その後海中道路より糸満市を迂回し車をレンタカー店に返却、8時間使用で走行距離130kmこれで3000円で済んだ。更に空港まで車で送ってくれた。
搭乗便はANA19:05発、この便に乗るため1000円余分に払っている。ところがこの飛行は飛行中に避雷したため空港での機体点検に手間取り何と2時間30分遅れで那覇空港離陸、20:50発羽田行きの後発便が先に離陸する珍事に乗客ざわめくもこれだけは仕方ない。2時間30遅れで離陸、このため羽田到着は23:35分、到着ゲートを出たのは23:50分を廻り、東海道線は動いて無いため帰る手立てが見えない。遅延・欠航した際の交通機関の費用清算の処理方法の書類を客室乗務員より貰い23:59京急電車品川行に乗車、途中京急鎌田で最終急行逗子行に慌ただしく乗り換え上大岡で下車ここからタクシーで自宅に帰る予定が市営地下鉄上永谷行最終電車が有りそれに乗車しタクシーで帰宅した。時に深夜1時を過ぎていた。長い~長い~一日で大変疲れました。