スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

「イカリソウ」と「ヒメシャガ」の花

2010-05-07 18:22:55 | 出来事

鉢植えで育てている「錨草(イカリソウ)」と「姫射干(ヒメシャガ)」。
年々、花数が少なくなってきて、ちょっと寂しい。

どちらも、昨年枯らしてしまったと・・・全てを刈り取って、裏庭に放置しておいたものです。
気がつけば新芽を出し、かろうじて咲いてくれました。



イカリソウは、強健な植物で普通に栽培していれば枯らすことはないと図鑑に書かれています。
花数が少なくなれば、秋に植え替えが必要で、液肥を与えておればいいのですが・・・サボっておりました。
秋には、株分けして仲間を増やしたいと思います。



アヤメ科の仲間で、花は1cmほどと可愛い。
日なたで育てるほうが葉姿がしまり、花つきも多くなるのだが・・・。

花を咲かせるには、秋に根茎や根を整理して植え替えなければなりません。これもサボっておりました。
これも秋に株分けしなければなりません。

買っても、手入れせず・・・こういったことが、カミさんに叱られるところです。

山野草と盆栽

2010-05-06 15:34:04 | 出来事


毎年、案内状が届く、西吉野村の盆栽即売会。今年は3日に訪ねた。
地元の愛好家が育てたものを格安で買うことが出来るため、京阪神の園芸家や個人愛好家が待ちに待った催しなのです。
開場は9時だが、1時間20分前に到着したものの既に目ぼしい盆栽を50鉢近く買われた方もいる。

規模は年々縮小気味であるが、それでも珍しい山野草などがあって・・・見るだけでも楽しめる催しなのです。

同行したカミさんからは「もう、買わないで!」と言われ、監視のもと・・・指を銜えて眺めるだけ・・・。
それでも、カミさんの顔色を伺いながら、手間が掛からずそして安価なモノで、わが家に無い鉢モノを買った。
また、夏場を乗り切るのが大変だ。


▲「キリシマツツジ」。珍しくはないが・・・価格との兼ね合いで・・・。


▲「岩松」。常緑で手入れが簡単なのです。鉢も含めて1,000円。


▲「キンロバイ」。800円。

▲珍しい「オオヤマレンゲ」。蕾が付いています。タネから育てられたそうだ。500円。


▲「ケマンソウ」。別名、「タイツリソウ」。500円。



盆栽展を訪ねた後、山菜採りに向かった。
昨秋、天誅組の足跡を訪ねた折、西吉野の山々で、蕨(わらび)の枯れた葉っぱを見つけておいた場所である。

最近は、「山菜採り・・・立ち入り禁止」の看板を見かけます。
もちろん個人所有の山ではなく、車が通れる道端の採り易いところ。
1時間余りで、成果は2,000円ほどの量。満足、満足!

山奥に行けば、珍しい「山野草」を見かけます。
これも、道端に生えていた「深山鳴子百合(ミヤマナルコユリ)」と「細葉天南星(ホソバテンナンショウ)」。車に轢かれては大変と・・・持ち帰り、鉢植えにしました。
株を増やして、お返しに来ることを約束して・・・。


▲「深山鳴子百合(ミヤマナルコユリ)」と思われますが・・・違うかナ?  「アマドコロ」、「ナルコユリ」、「ワニグチソウ」によく似ているが・・・。


▲「細葉天南星(ホソバテンナンショウ)」と思われますが・・・。この親戚筋には「ウラシマソウ」、「マムシグサ」、「ムサシアブミ」、「カラスビシャク」などがあって・・・区別が難しい。仏炎苞が緑色のため、また葉が細いため、ホソバテンナンショウだろう。

間違っていれば、どなたかお教えください。


牡丹が見頃の金剛寺

2010-05-05 11:54:05 | 出来事

関西花の寺・第23番、奈良県五條市の「金剛寺」に見頃の牡丹を訪ねました。

四季折々、何らかの花が見られます。
800年前、平安朝の平重盛公の創建によると伝えられています。

また、江戸~大正時代にかけて唐招提寺長老の隠居寺として使われており、茅葺き屋根の庫裡の佇まいがいいのです。

今の時期は、牡丹を中心に珍しい春の花が境内の至るところに咲いており、楽しませてくれます。


▲「白藤」の藤棚をくぐって境内に入ると、樹齢300年の平戸ツツジが迎えてくれます。満開になれば、塀の外からツツジと庫裡を撮りたいものだ。


▲境内の牡丹園は、ちょうど見頃です。


▲色んな種類、色が競って咲いてます。


▲広い境内の殆どは、牡丹園となっています。


▲「オオヤマレンゲ」と「キイロモクレン」も咲いています。


▲「カラタネオガタマ」の木。花はバナナの香りがするのだが・・・今年はまだ蕾。


▲オオデマリ、カリフォルニアポピー、モモイロタンポポが満開。白のテッセンも見ごろ。


▲ピンクのエジプトアヤメと紫色のジャーマンアイリスが咲いてます。



▲西洋シャクナゲも見頃です。


▲入り口に咲く「白藤」。周りは甘い香りがします。レンゲツツジの手前にはシランが・・・。


▲土塀と牡丹・・・なかなかいいコラボです。


▲今年も牡丹の花を堪能しました。

藤の花・・・見頃迎えた子安地蔵寺

2010-05-04 15:59:05 | 出来事


毎年、見事な藤の花が見られる、和歌山県橋本市の『子安地蔵寺』を訪ねた。
昨年は訪ねるのが早すぎて・・・今年こそはと、4日前に電話で咲き具合を確認したところ「あと、3日もすれば見頃ですよ。」とのことだった。

例年のことながら、「今年は休花中」や「休花届提出中」の木があって、全ての木に花が咲いていることはない。
藤の花は、隔年咲きなので、目当ての木の咲く年を見極めて訪ねなければならない。
勿論、目当ての花は、休憩所前の古木の「口紅藤」。藤棚一面に垂れ下がる花は圧巻。
花で陽射しがさえぎられた光景は、一昨年に確認済み。あの感動をもう一度・・・ということだ。

残念ながら、今年はまだ蕾が多く陽射しが差し込む隙間がある。
門前にある「九尺藤」とともに、あと、3日もすれば満開の見頃なのだろう。

 「今日で、何分咲きですか?」と、住職に尋ねると・・・。
『藤の花の場合、何分とは言えないので・・・。咲き始めると次第に見頃が増えていくのです。今日も見頃ですよ。』
『ただ、池に垂れ下がる「口紅藤」は、蕾がなくなれば更に見頃を迎えますよ。』

ご住職は、咲き始めると「見頃」を迎えたのだといわれる・・・確かにそうかも知れない。

同じ木であっても、日当りの良い枝とそうでない枝では咲き方が異なる。というか見る箇所や角度によって、陽射しの具合でも変わる。華やかに見えたりシックに見えたり、可愛く見えたり大きく見えたりもする。また、バックの背景色でも華やかさが異なる。

青空と藤色はもちろん綺麗だが、雨の日の濡れた藤色もしっとりした色となって、いいのではないかと思ったりもする。
敢えて雨の日に来ることもなさそうだが・・・。雨上がり時は最高の綺麗さだろう。藤の花は・・・七変化なのだ。

『本山のHPを見ていただければ、開花状況を載せておりますので・・・。』とのことだったので、どうぞご参考に・・・。

     ・・・・子安地蔵寺HP・・・・


▲休憩所前の「口紅藤」。蕾がまだ残っている。あと3日もすれば、もっと隙間がなくなるほど花房が豪華になるのだろう。


▲門を入ると出迎えてくれる藤棚です。まだ蕾が多くて隙間があるため陽射しが入り込んでいます。


▲本堂前に咲く「九尺藤」。日当りが良いため満開状態です。


▲本堂横に咲く「白カピタン」です。


▲「九尺藤」。上から重なって咲いています。




▲「赤長藤」の幹は立派です。


▲「八重黒龍」。今年は花数が少なかったようだ。他の枝に「休花届提出中」の名札が掛かっていた。


▲境内には色んな花が咲いています。


▲青空に藤色が映えます。



風邪で咽喉の痛みは、まだ続いている。
じっと家に閉じ篭っていても退屈で・・・空気の綺麗な西吉野方面へドライブに・・・。
盆栽販売の案内書を貰っていたのを口実に・・・早朝より出かけた。

メインは盆栽を買うこと。そして同じ方向にある2箇所の寺の花を見ること。
さらに、途中では「山菜採り」も・・・。

アチコチうろうろして、ちょっと疲れた。
でも、気分的には爽快です!


山査子(サンザシ)の花

2010-05-02 13:47:10 | 出来事

山査子(サンザシ)の花が咲きました。一般的には純白の花ですが、わが家のは紅花の八重です。
これは西洋山査子の園芸品種で、アカバナサンザシなのでしょう。
山査子の枝はよく分枝して横に広がり、トゲがあります。
樹形が綺麗で、盆栽に適しています。

純白の花では、秋に果実ができ熟すと赤くなります。この実は、漢方薬としても使われます。
また、果実を漬け込んだ「山査子酒」もあります。

でも、わが家では果実を見たことはありません。