それでは前回の解答です。
黒は1とボウシが良い手です。白2の開きなら黒は3と攻めを続けます。
黒に囲まれるわけにいかないので白4と逃げますが、黒5まで先手で決めて、黒7と打って真ん中に大模様の完成です。
このあと黒は中央に大きな実利ができるか、無理して中央に侵入してきた白を攻めて得することができます。
対して白は3手も左辺にかけたにもかかわらずほとんど実利が増えていません。黒が優勢の局面になりました。
石の方向を考えるときは「地がたくさん増える方から打って相手にあまり増えないほうに打ってもらう」です。
もちろん相手も同じように考えますので戦いが起こりますが、この局面は黒のチャンスだったというわけです。
実戦の黒は・・・。
地が増えないほうから白をおいかけて大きくなる可能性のある中央に白を飛ばせてしまいました。
黒が増えた実利は〇印の4目くらいです。上の解答図の中央の大きさと比べれば一目了然ですね。
これがまさに「石の方向が反対だった」という表現になるわけです。
今回のテーマ「地がたくさん増える方から打って相手にあまり増えないほうに打ってもらう」
序盤どこからいくか悩んだ時はこの考え方を思い出してみてくださいね
次回は「厚み囲うべからず」を解説します。
1のボウシは浮かんだのですが
そのあとの進行で、3手目がH15に目がいってしまいました・・・
竹清先生の出していただいた7までの進行が
打てる日は、いつくるのやら?と悲観してしましたが
こんな感じに打てたらいいなぁ!と思い直しまして、頑張ります^^
次回の「厚み囲うべからず」も楽しみに待っています!
これからもよろしくお願い致します。
院生の子が失敗した局面ですからね。
この調子で頑張ってください!
なんともできないんですよね~
問題だと打てて、実戦では打てない。
それかなり重要なポイントですよ。
それはなぜか?考えをまとめてみると大きなものを得られると思いますよ。
この黒1から黒7は中央を囲むことになりませんか?愚問ですいません。
叱ってくれる先生がいて良いですね。
基本的にはその考え方でいいですよ。
ただこの碁では隅や辺がもう大体打ち終わっているのです。
ですからこの場合残った一番スペースの大きい中央に目がいきます。
隅⇒辺⇒中央
この順番で打っていくのが囲碁の基本です。