創業日誌    

商人(あきんど)デビュー塾の受講をきっかけに、創業ネタを綴ります。

小売はつらいよ

2018年06月20日 08時41分14秒 | 商人デビュー塾

商人デビュー塾の内容の続きです。

小売業を始めるためには、売るものを仕入れないといけないわけですが、単純に仕入れて売るのではなく、材料を仕入れて商品に加工して売るようにしましょうというお話でした。
その理由のひとつとして、単純に仕入れて売るだけだと仕入れ値の上昇がたちまち大幅な収入減につながってしまうということがあげられていました。
例えば売値が100円としたとき、仕入値が70円の場合、粗利は30円です。ここで、もしも仕入れ値が10円上がって80円になったとします。しかし仕入値が上がったからといってなかなか売価は上げられませんよね。そこでその場合でも売り値を上げずに100円で売り続けたとすると、粗利は20円に減ってしまいます。
つまりこの例では仕入れ値が14パーセント増えると粗利は33パーセント減ってしまい、その結果、同じ粗利を確保するためには、販売数を50パーセントも増やさないといけないのですね。
計算式は小学生でもできる簡単なものですが、こうしてあらためて明確に示されると小売業の厳しさがよくわかります。