創業日誌    

商人(あきんど)デビュー塾の受講をきっかけに、創業ネタを綴ります。

「アマゾン成長の秘密」は「パワポ禁止」

2018年06月22日 22時22分22秒 | 商人デビュー塾

NHK NEWS WEBに『失敗するなら早く! アマゾン成長の秘密』と題して、アマゾンの元幹部のブリテン・ラッド氏がどうしてアマゾンが拡大、成長できるのか?を語ったインタビューが載っています。

そこで最初のキーワードが「フェイル・ファースト = 失敗するなら早く」。そして次のキーワードが「パワーポイントは使うな」です。なぜパワーポイントを使ってはいけないのでしょうか?

パワーポイントは、グラフや写真を多用しキーワードを強調するため、見やすく、わかりやすいのが特徴で、プレゼンテーションでは当たり前のように使われています。しかしアマゾンではこのパワーポイントを一切使わず代わりに「▼商品やサービスの説明、▼販売やサービスの開始時期、▼顧客にどういうメリットがあるのか、▼なぜアマゾンが行うのか、といった点をプレスリリース風に纏めた資料」と「詳細な資金調達の方法など事業化に向けた具体的な内容が纏められた6ページメモ」を使うのだそうです。
どうしてパワポでなくプレスリリースかというと、ブリテン・ラッド氏によれば

「物事を簡潔に説明するパワーポイントは、都合のいいことだけを強調するので人をだますことができる。一方、プレスリリースは自分の考えをきちんと整理し、何を成し遂げたいか理解していなければ書くことができない。プレスリリースを書いたり読んだりすることは優れたアイデアを実現するために非常に有効だ」

ということなのだそうです。
つまり、アマゾンでは、新しいビジネスプランを、プレゼンテーションの上手下手ではなく、内容そのもので評価するためにリリースとメモを作成させているのですね。そしてこれによりアマゾン社員の思考力を鍛え強さにつなげているとのことでした。

ところでこれってよく考えると、私たちが起業の際に作成する事業計画書とほとんど同じ内容ですよね。
私も事業計画書を作成するときには、これらの事をしっかり説明出来るようにしなければいけないと思いました。