不労所得de自分年金をつくろう

米国株式オプション取引、国内株式配当、国内外不動産投資をメインに不労所得を獲得するための方策を試行錯誤しています。

株式投資の成功法則4_利用可能性に特有のリスクと選択的認識

2013年06月11日 | 成功法則まとめ
行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

(10)自分にとって利用しやすいニュースは、他人にとっても利用しやすいことを認識せよ。そういったニュースに基づいた取引はすでに行われており、その情報は市場価格にすでに反映されている可能性が高い。

⇒ これは、昔からずいぶん認識していることで、いろんな出来事をインサイダー情報でなく自分の頭の中で類推しながらシナリオ化していくことが重要だと考えています。ポジティブ/ネガティブに関わらず、すでに発信された情報はある意味「問題の回答」のようなもので、いかに答えを見ずに回答を導き出せるかが重要でしょう。とはいえ、ネガティブな情報など、その後ズルズルといくケースもあるので情報感度は高めに持っておきたいと思います。(オーバーフローしない程度に)

(11)市場や経済状況などについて、自分とは異なる意見を持つ人を探せ

⇒ 自分の見解と異なる市場解釈をしている方は身近に何人かいますが、「慎重な見方をする人」「常にポジティブな人」「過去を振り返って後悔している人」など、それぞれ個性があり、あまり参考に出来ないかなあという感じです。たとえば、為替が円安・円高どちらに振れるかは、丁半博打のようなものですし、必ず反対意見を持つ人がいるから市場は成立するものなのですが。。。

(12)耳に入ったニュースのすべてに反応してはならない。意思決定の基本となる大局に目を向けよ。

⇒ これは、情報の波に溺れず、自分にとって必要なもの、目的に対して真っ直ぐ効き目のあるものを見定めよということかと思います。

(13)頑固であってはならない。意見を同じくする市場参加者は同じポジションを持っている可能性が高く、似たようなフレーム・ワークでしか物事を考えていない恐れが強い。

⇒ 自分の決めたルールを厳格に守ることが勝利への近道であると思うので、ある種の頑固さは必須かと考えていました。ただ「エリオット波動理論」や「ギャン理論」などの法則を頑なに信じるとかは無いかもしれません。かつて、テクニカルチャートでの買い・売りシグナルに基づき、テスト的に売買を繰り返したことがありますが、あまりパフォーマンスは良くなかった記憶があります。(売買損益トータルでは若干プラスで、売買手数料を引くとマイナスといった感じで、個人レベルで取り扱う金額だと儲けるのは限界がありそうです。といって信用取引に手を出して、リスクを増やすことはしたくないので)


株式投資の成功法則3_情報を交換する

2013年06月10日 | 成功法則まとめ
行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

(9)自分自身の意思決定に関するかぎり、物事の核心に集中せよ。聞きかじりのニュースやプロパガンダによって、実際に問題となっている事項から注意をそらしてはならない

⇒ これは多少難解でしたが、情報過多に対する戒めのひとつと捉えています。

株式投資の成功法則2_「情報」をいかに用いるか?

2013年06月09日 | 成功法則まとめ
行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

(4)仮に自分が状況をコントロールしていると確信していても、情報や分析に対して不注意になってはならない。ポジションを作るかどうか迷っているときに同様にふるまうこと。
(5)そうすることは難しいと感じた場合でも、自分のコミットメントに反する情報を探すこと。同時に、自分のオリジナルの意見に賛同する情報に疑問を持つこと。


⇒ 批判的思考力が株式投資の世界でも重要ということでしょうか。

(6)情報過多は避けねばならない。「情報=破滅」である。最も重要と思われる情報を選択し、それに集中して分析を加えること。

⇒ 勝ちパターンに必要な情報に絞り込んでいきたいと思います。

(7)可能であれば、その市場に直接ポジションを有していないアナリストや証券会社にアドバイスを求めること。自分自身でポジションを持っているアドバイザーは、彼自身のポジションを正当化するような情報のみを提供する恐れがある。

⇒ これはなかなか機会が無いかもしれません。。。

(8)情報や推奨、秘密のアドバイスなどは、公表後しばらくは出回っているものである。他の市場参加者はすでにポジションを作ってしまい、需要と供給の実際の変化はすでに期待できないかもしれないことに留意。

⇒ ネット上に流通する情報量が執筆当時に比べて今の方がはるかに多く、よりその傾向が強まっていると思われます。


株式投資の成功法則1_市場に参加する「動機」は何か?

2013年06月08日 | 成功法則まとめ
(1)取引を始める前に、何をもって成功とするかを明確にすること。ある一定の金額が目的なのか、ある特定の利回りが目的なのか、取引そのものを楽しむことが目的なのか、あるいは自分が正しいことを証明したいだけなのか?

⇒ 不労所得という観点から、どの程度の利回りを安定的に実現できるかが最大の関心事であり、投資目的であります。

(2)常に取引の動機を振り返ること。あなたは利益を最大化し、損失を最小化したいはずだ。他人の声に耳を傾けてはならない。他人は常に自分の成功体験しか話さない。あなたの資金をどうやって増やしていくかを決めるのは、あなた自身しかいない。

⇒ 利益の最大化(損失の最小化)を目指す場合、出来るだけ安く買って出来るだけ高く売ることを考えますが、景気の良いとき(株価高い)は株式購入に煽動されるので気をつけるようにしています。

(3)すでに持っているポジションに関して、時間というファクターに惑わされないこと。利益の増加が緩やかなことは、損失が近付いていることを意味するわけではない。同様に、損失の増加が緩やかなことは、利益が近付いていることを意味するわけではない。

⇒ これは奥が深いテーマかと思われますが、別項でのポジションに対する考え方で自分の中では整理しています。

行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論




株式投資の成功法則_行動ファイナンスに学ぶ勝ちパターン

2013年06月04日 | 成功法則まとめ
行動ファイナンスとは、市場の非合理性(アノマリー)を解き明かす新しい金融理論です。
アノマリーの研究をしたくていろいろ調べてみたところ
行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論
に辿り着きました。





この書籍は、リュデイガー・フォン・ニーチェ教授とヨアヒム・ゴールドベルグ氏により1999年にドイツで発表され、2001年に英語版発刊。日本語版はダイヤモンド社より2002年に発刊されました。
最初にドイツでコンセプトが発表されてからかれこれ14年経つが、アノマリーに関して詳しく解説し、方略まで導いているのは現時点でもこの書籍くらいかと思います。

内容的には非合理な行動が起こるメカニズムの解説を中心に、認知的不協和やアンカーリングなどの要素の説明により基本理解を深めるとこが出来るのですが、一番のポイントは最終章にあります。

ここでは、トレーディングで成功するために必要な心構えが細かく格言のごとく解説されています。一つ一つ理解し、自分なりの解釈を加えたうえで投資ルールに反映しようと思います。