不労所得de自分年金をつくろう

米国株式オプション取引、国内株式配当、国内外不動産投資をメインに不労所得を獲得するための方策を試行錯誤しています。

利益を生み出すシリコンバレー流[技術の目利き]セミナー受講してきました。

2013年07月04日 | 成功法則まとめ

中央大学駿河台記念館にて、利益を生み出すシリコンバレー流[技術の目利き]セミナー受講してきました。
講師はNTTATアイピーエス株式会社ハークスレイ印牧直文様でした。

不労所得の観点から、今後投資のスケールを上げるには、ベンチャー企業への出資も考えようと思い、参考になる知見を吸収するために参加しました。

冒頭で、重要なポイントを二点ご指摘され、その後は詳細なTIPの説明をされていました。

<重要ポイント>シリコンバレーの情報通になるための方法


(1)英語の原文と日本語訳を速読する。

①日本語で概要を掴み、ここだというところの詳細を原文で読む。
②MAY やCANが使われているところは要注意。
③動詞を見ることで、何のことか理解する。
④副詞区も注意。だんだんか、ゆっくりかの動きを把握。
⑤何のことかわからない場合はウイキペディアを見る。
日本語版、英語版を併用すると、それぞれの思考の違いが理解出来る。
※英語のウイキペディアは、アメリカ人の思考の上で書いているので、差が出てくる。
⑥調査したいものを固め、地方新聞を読む。サンノゼマーケティング
地方新聞には図解してくれる。なぜそうなっているかわかりやすく解説している。

(2)ベンチャーが潰れる理由を理解する

①売掛金が多くて潰れる
②在庫率が高くて潰れる
③撤退条件がはっきりしていないで潰れる


この三点をみれば、概ねやばい会社はわかる。

<個別論点>技術の目利き、情報通になるためのtopics


(1)シリコンバレーのビジネス風土について

 ・自然が如何にに影響を与えているか。カリフォルニア西海岸は亜寒帯から亜熱帯まで広がり、農業を支えるエンジニアが出てきた。また鉱石を掘るエンジニアなど。
 ・49号線を中心に搬送ビジネスが発達。ゴールドラッシュ以降。
 ・共に搬送するビジネスが儲かる確率が高い。
 ・インテル戦略 自分のインテルのチップを搭載したもののみ投資する。
 ・ガレージで起業し、バイトにやってもらい、いけそうなら専業する。

(2)企業風土

 ①親しみやすいがラフでしたたか
 ②中国人ネットワークの強いエリア
 ③スタンフォード大学の同窓会の高い潜在力
 ④エンジニアの職種が多種多様に存在
 ⇒ 希望と夢を常に持つ個人主義

(3)目利きのプロセス

 ①一般論
 鑑定プロセス = 真贋判定
 評価プロセス = 価値判定

 ②技術目利き
  一品の価値 = 利権者把握
 複製品の価値 = 市場性評価

 ⇒ 技術目利きは、以下の三点だけ押さえられればOK!

  入力
  出力
  動作環境

この三点をインタビューする。内部のブラックボックスは気にしない。技術屋で無くても目利きは出来る。
(代表例:クリスシプリー。インタビュー技術がうまいかどうかがポイント)

(4)技術目利きのチェックポイント

 ①あなたの製品は何か
 ②顧客は何か
 ③誰が売るのか
 ④どれだけの人数が買うのか
 ⑤設計製造コストはいくらか
 ⑥価格はいくらか
 ⑦黒字転換はいつか

(5)技術目利きの思考特徴(8つのポイント)

 ①技術目利きは一人で全て判断出来るスーパースターはいない
 ②技術目利きは二つのAタイプがある。教授研究開発出身もしくは調査コンサルティング出身
 ③技術目利きは「5年以内に投資額の5倍以上は得られること」を目標においている。
 ④起業の成功判断の数値目標は、第一段階は「$20Million」で、第二段階は「$1Billion」である。
 ⑤技術目利きは投資金額の妥当性基準は(約1万ドル/月×月数×人数)万ドルで通常算出する。
 ⑥技術目利きは一流のベンチャーキャピタルの投資先市場・企業を考慮することがある。
 ⑦技術目利きは投資の回数が多いベンチャー企業ほど危険視し、評価しないことがある。
 ⑧技術目利きは3ヶ月ごとに進捗報告と評価データの報告義務を負わせ、その結果を踏まえて再評価を繰り返す。 

(6)その他

 ①金のない人間は訴えない
 特許侵害していても、立ち上げ時は黙っていて、数年後にうまく行ったら訴えてお金もらう。裁判所で和解する
 ②データの改ざんに注意
 シェーン事件など。「神の手」は要注意。
 ③一月~二月立案の案件が高品質である
 クリスマス商戦で、最新の市場を把握
 人材確保のタイミングとしても最適
 ④有価証券報告書のEDINETで、研究開発費投資額を確認出来る。

 以上です。大変参考になりました。折を見て振り返りたいと思います。


株式投資の成功法則13_「不協和」をいかに克服するか?<情報を選択し再解釈することで不協和を減らす>

2013年06月15日 | 成功法則まとめ
行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

(40)損失の出ている取引を正当化したり、自分のポジションをよく見せるために、第三者の意見を利用してはならない。
(41)自分が聞きたいことを言ってくれるという理由で、アナリストを選んではならない。自分にとっては合っていないと思っても、鋭い分析を積み重ねるアナリストを探せ。
(42)金融市場に友人はいない。損失を認めたくない人間たちが、一時的に連帯するにすぎない。


以上の42項目が、株式投資の成功法則として示されているものです。ちょうど週明けは第3月曜日ですので、投資ルールに従って銘柄選定と買い注文<指値できず引成行(不成)>
を実行したいと思います。
 ※前場に発注された不成注文は、前場のザラバにおいては指値注文として有効となり、前場の引けの時点で成行注文として有効


株式投資の成功法則12_「不協和」をいかに克服するか?<意思決定を見直すことによる不協和の減少>

2013年06月15日 | 成功法則まとめ
行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

(36)今もっているポジションに常に集中せよ。「~れば」「~たら」は考えないこと。
(37)ポジションを清算するか放置するか迷ったときは、購入価格を意識しないこと。以前の取引の結果に基づいて意思決定してはならない。
(38)利益が出ているときは、自分のポジションに不利な市場の動きにあわてない。健全なトレンドに調整はつきものである。小幅の調整に驚いて、過度に早く利益を実現するのは慎むこと。
(39)機会を見逃したくないという理由で市場に戻ってはならない。もしうまく放っておけないのなら、一番最近の取引を忘れること。それでもまだ、新しい取引をしたいと思うだろうか?


株式投資の成功法則11_中長期の市場参加者の行動

2013年06月15日 | 成功法則まとめ
行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

(34)偶然に生まれた棚ボタの利益を、安易に特別視してはならない。同様の損失が発生する可能性もあり、それは簡単には取り戻せないのだから。
(35)外国証券のトレーディングに伴う為替変動リスクを過小評価してはならない。外国証券自体の取り扱いと同程度に注意深く気を配ること。


株式投資の成功法則10_精算後の行動と将来のリスク行動に与えるパフォーマンスの影響

2013年06月15日 | 成功法則まとめ

行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

(31)調子が悪いときもストレスに耐えられるような、維持可能なポジションのサイズを選ぶこと

→ ここでいう「ストレスに耐えられる」とは、言葉そのものズバリで心理的に気にならないレベルでポジション持っておいた上が正常な判断能力を維持できるということかと思います。

(32)たとえ難しくともポジションの大きさは一定に保つこと。最近は好調だからというような理由で、ポジションのサイズを大きくしてはならない。

→ 確かに調子に乗ってポジションでかく持って、ダメージ受けて回復できないということは良くありそうです。ただ、一定レベルのままだと成長性はないので、場当たり的でなく計画性を持ってポジションを拡大させていくことが重要だと考えます。

(33)損失が続いた後にポジションのサイズを縮小すると、挽回には非常に長い時間がかかることが経験的に示されている。この損失挽回というタスクは、困難でフラストレーションを感じさせるものである。

⇒ ありがちな傾向ですが、負けてなお資金を突っ込めるかは胆力を試されている感じがします。


株式投資の成功法則9_損失が出ているときの行動

2013年06月14日 | 成功法則まとめ
行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

(28)取引の開始前にストップロスを定めること。そして、いかなる状況においてもそれを超えて取引してはならない。

→ これは全く守れていません。含み損が膨らむほど、逆の視点で見れば割安感が増しているので。。。その後の株価が回復してウハウハになった記憶もさほど無いですが、低空飛行でも潰れなくて一定のリターンが確保できれば良いかと思います。

(29)利益の上がらないポジションに無駄な時間を費やすな。資金がそこに釘付けになっていることを忘れてはならない。もし他で運用すれば、もっと利益を生み出すことができるだろう。

→ こちらについても(28)と同じ見解です。

(30)いったん損失を抱えたら、ナンピン買いでポジションを膨らましてはならない。ナンピン買いで平均購入価格を低下させることができても、ポジション拡大とともにリスクも膨らむのである。

→ これも逆の発想で、場合によってはナンピンは有効な攻め方であると考えています。確かにナンピン買いは良くない印象はありますが。。。


株式投資の成功法則8_利益が出ているときの行動

2013年06月14日 | 成功法則まとめ
行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

(26)長らく利益を持っていたので我慢できないとか、恐ろしくなったから等の理由でポジションを精算してはならない。
(27)目標価格に到達する前に利益を確定したいという誘惑に駆られたときは、もし反対のポジションを取っていたらどう感じたかを想像してほしい。利益でなく損失を抱えていたらどうしたか?その損失を確定させるだろうか?


→ これは投資しはじめの段階では起こりがちな思考だと思いますが、あくまでもキャピタルゲイン中心の発想かと思います。視点を変えれば含み損に気を揉むことも、利益確定への衝動も無くなります。


株式投資の成功法則7_「取引」のタイミングをどう決めるか?

2013年06月13日 | 成功法則まとめ
行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

(23)個々の取引に入る前に、ターゲット価格とストップ・ロスは必ず決めておくこと。目標利益は、リスクにさらされる額のおおむね3倍程度を目安にすること。ストップ・ロスは低すぎないこと。いと行き着くことも必要である。

⇒ 私はこのやり方はしません。ターゲット価格の設定はあくまでもその時点で割安な水準かどうかで判断しています。また、ストップロスの観点はいわゆる逆指値で設定していたこともあったのですが、結局直近の安値で売買成立することが多く、相性よくないようです。

(24)高い的中率は必ずしも高い利益を意味しない。

⇒ 小さい利益の積み重ねということでしょう。

(25)出来るだけトレーディング・ボリュームを一定に保つこと。1月と7月で同程度のリスクをとるように心がけよ。成功が続いたからといってトレーディング・ボリュームを増やしてはならない。失敗が続いたからといって、トレーディング・ボリュームを大きく減らしてもならない。

⇒ これは実践しようとしていたところです。マイナス続くと心理的に放置したくなるのですが、そこが狙い目だったりするので。


株式投資の成功法則6_代表性のヒューリスティックに特有のリスク

2013年06月12日 | 成功法則まとめ
行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

(18)もし複雑な情報が妥当で信頼できるように思えたら、へそ曲がりを演じてみること。情報は信じないという気持ちで行動せよ。それが間違っていることを証明するよう努力せよ。

⇒ 意思決定に必要な間的制約がある場合、思考停止になってしまい情報を鵜呑みにしがちですが、いかに批判的思考を持ち続けれれるかということでしょう。なかなか思考を深めることは難しいのですが。。。判断スピードが鈍るのと、決断出来なくなると思うので。

(19)出所が異なる分析が同様の結果を出している場合には、その予測の信頼度は高い。しかし、通常それらの意見は互いに比較されていると思うべし。10回以上推奨されている株は、1回しか推奨されていない株の10倍魅力的というわけではない。

⇒ 情報は伝播・共有されるモノなので、確かに10倍優位ではないかもしれませんが、多くの方が取捨選択している事実は、その株の少なからずの優勢性を物語っているものと思われます。むしろ注意すべきは、多くの方にとって既知の情報になっているというタイミングの問題でしょう。

(20)慢心してはならない。上昇したものはさらに上昇し続けるかもしれない。今日安かったものは明日さらに安いかもしれない。トレンドは、それが始まった時点では誰も信じていないために作られる。

⇒ これは、いわゆる「ギャンブラーの誤り」と呼ばれるものですが、私自身も良くこの思考に陥ります。明日のことは過去からは分からないので、ルールを決めて気持ちとは逆の動きを目をつぶってやる勇気が必要かと考えています。

(21)金の卵は自分が持っているときにだけ価値がある。もし市場参加者の大多数が同一の意見を持っているなら、彼らは利益を獲得するのに十分な取引の相手方を見つけることは出来ないだろう。
(22)多くの市場参加者がカリスマ視する専門家を信用してはならない。自分も他の人と同じ船に乗ることになる。船が沈めば集団でコントロールを失うリスクがあり、その場合にはパニックに陥るだろう。他のアナリストにも意見や判断を求めること。

⇒ これらの教訓はいずれも大意に流されないことの重要性を説いたものだと思います。


株式投資の成功法則5_アンカーリングに特有のリスク

2013年06月12日 | 成功法則まとめ
行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

(14)単一のアンカーに頼ってはならない。自分なりの意見を持つためには、数多くのアンカーがあることを常に意識せよ。特に楽観的な予測と、特に悲観的な予測をバランスして見ることが大切である。予測できないものも計算に入れよ。

⇒ アンカーリングとは、市場における各種参照数値(予測数値)やアナリストの見解のこと。あまりアテにはしていませんので大丈夫かと思いますが。。。

(15)アナリストの予測レンジは過度に狭いことを忘れてはならない。より現実的な値を得るために、株式や通過の過去の価格データに基づく実際のレンジと比較せよ。

⇒ アナリストの立場(心理状況)からすると、出来だけ予測をはずしたくないという気持ちととレーダーにとって意味ある予測を立てたいというジレンマから、結局保守的な予測数値になってしまうということのようです。書籍とかで刺激的な数値で読者を引き込もうとする専門家は多くいらっしゃいますが、実際のアナリストの予測は直近の変動幅から想定した範囲内であることが多く、実際のぶれ幅は過去の実績も鑑みて想定しておいたほうが良いという戒めかと思います。

(16)自分と同じポジションを持っている第三者の分析や情報で、自分の意見を確認してはならない

⇒ 客観的な判断力をいかにして担保し続けるかということでしょう。

(17)「キリのよい数字」や「心理的水準」で注文を出してはならない。皆がこの水準に注目しており、取引が非常に活発になる可能性が高いので、トラブルに巻き込まれる可能性が高い。成り行き注文の場合には、最悪の価格で取引が成立することを覚悟すべし。

⇒ これはついやってしまうのですが、キリの良い数字がすきなのと、微妙な数値の設定が難しいので、確かに経験則として節目となる数字に買い気配・売り気配が集中していることは良くあります。