京都が好き 写真が大好き by たにんこ

長く写真をやってると 
聞こえないものまで 
聞こえてくるんだな

暑いなぁ~

2006年06月14日 14時50分18秒 | Weblog
暑くて ゆだってしまうぅ~…

12日か13日に 猫ファミリーの勢力拡大図を見た。

ニューファミリー及びニューファミリー2は 共に一緒の家族。
その数は約15匹。
これが南門の一族の数。
西門のファミリーは 約8匹。
おれは殆ど毎日西門から入り 拝観受付裏の西門のボスと挨拶してから(居れば撮影)して
南門へ向かうんだ。
で例のごとく てくてく歩いて拝観受付裏に行ったらボスが居たので 呼んで撫でようとしたんだ。
所がボスは 何時もの原っぱに居るわけじゃあなく 柵の外に居た。
例の 木登り子猫事件が有った所に居た。
おかしい…ボスの様子が変だし 東寺全体が何かおかしい雰囲気なんだ。
ボスを呼んだら来ない。
振り返り振り返り 逆に遠ざかってしまう。
遠ざかって行く方向が大問題だ。
南門の方へ行くんだよ。
あいにく南門のボスは 2~3週間前から全然見て無いし 常連さんに行方を聞いても知らないと言う。
だからこのボスが 万が一南門に行っても 殺される事は無いだろうと思ってた。

南門へ行こうとしたら 曲がり角で西のボスが振り返りながら おれの事をまるで待っているかのように
案内でもするかのようにしている。
???…何かある…何かあったに違いない。
でも その何かが分らないから もどかしいし気持ちも変になるんだ。
???!!!…西のボスがやられる!
まるで一家総出で(子猫を除いて)南のファミリーが こっちへ向かって来る!
え??? めったにと言うか絶対入らないのに 柵の中に白(白い猫3匹)が出たり入ったり…
???甘えん坊が 柵の中に出たり入ったり…
柵の中と言うのは お金を払って拝観する庭園みたいな所だ。
そこは半分以上 西のボスの縄張りだ。
しっかり見ている おれの前を振り返り振り返り歩いている 当の西のボスは怒りもしないし…
何か変だ 絶対何かあったに違いない。
途中で常連さんが ジョギングをしていてすれ違った時に「あらら?あんた達(南のファミリーを見て)
こんな所に来ないのにどうしたの?」
と話しながらすれ違った。
壮観だった。
向かう途中の広い境内を 横一列になって南のファミリーが歩いて来るんだよ。
南門のファミリーの 完全なる縄張りに到着したら 西のボスは柵の中に入り 何処かへ消えた。

変な気持ちを抱いたまま 南門周辺で猫達を待っていたら 子猫の親の「切れ耳」が居たから 
変に安心した。
子猫達も のびのび育っているし 夢中で遊んでいる。
小1時間過ぎた頃 例の煮干のおじさんと朝などめったに来ないおばさんが来た。
煮干のおじさんが開口一番「変だな…東寺が変だ…」とつぶやくように言う。
おれと同じ考えだ。
で 聞かれたのが「あんた(おれの事)南のボス見てないか?」と言うから ずっと見て無いよと言った。
おじさんおばさんが10分位で何処かへ行ってしまったので 逆側の所に行ってみたが
当然来る前にすれ違ったので 猫の子一匹居やしない。
今日は帰るかな…と決心し 西門の方に歩いて行ったら 遠目に西のボスが例の所に 
チョコンと座っているのが見えて安心したんだ。
よし 今度こそは撫でてやるか!と ズンズン近づいたら…
???!!!!!!!!!!何と! 南のボスが座っている!
毎朝の様に 何時ものお気に入りの西のボスが座る所に 南のボスが堂々と座ってる!

時間は9時頃で もう観光客や定連さんや 行きかう人で賑わい始めている時間で…
廻りにも人が居たけど おれは「おい!お前!…何だよ。何でここに居るんだよ!」と
南のボスに向かって叫んでしまっていた。
南のボスは 細い鋭い目で おれをじぃ~~~っと見つめている。
こう言う事だったのか…
きっと東寺が閉門した後 夜な夜な大闘争が起きていたんだろう。
時間が経ち 日にちが経って 南のボスが勝ったんだよ。
でなきゃ さっき南に西のボスと歩いていた時に 向こうから南のファミリーが来た時
よってたかって 西のボスはやられていたに違いないし まるで西のボスを無視するかのように
歩いて来ていた。
大分前に電話で「西のボスを撫でたら いやぁ~最近汚くてさ。腹側やお尻や足など 泥だらけだよ」
と 相棒に言ってた時が有るのを思い出した。
まさにその時期に 大闘争があったんだろうな。
哀れに…西のボスは軍門に下ってしまって 何処に行くんだろう?
「待たせたな!」の所に載っている写真が 西のボスなんだ。
あぁ言う可愛い顔をしているから 南のファミリーと仲良くしてくれれば良いんだけどな。

いやぁ~猫の世界って ほんと面白いわ。

京都 東寺の糞ババア???

2006年06月14日 01時27分29秒 | Weblog
家のおんちゃんが 激怒した!

おんちゃんは 以前も書いたけど 右腕の肘から下が無い障害者だ。
それ以外は まるっきりの一般人と何ら変わらない。

今日事件が起きた。

買い物を午前中に済ませ 午後は「ドンキホーテ」に探検しに行こうと思ったんだ。
意外と家から近い所にあるのを HPで見つけた。
いつもの様に東寺・西門から南門へ行き 来たついでに写真を何枚か撮ったんだ。
あまりの暑さに おれは南門入り口の左端に座ってた。
おんちゃんが 右隅に座ろうとしたその時に 杖を突いて歩いて来た御婆さんが来たんだ。
その婆さんは おんちゃんの右腕を突付き 何かを話している様だった。
おんちゃんの右腕には当然義手が付けられて その義手に腕時計が付けてあった。
その婆さんは きっと時間を聞いているのだろう と思ったわけだ。
見ていると 初めはニコニコしていたおんちゃんが だんだんと顔色が変わって
明らかに おれとぶん殴り合いの喧嘩をしている顔付きに変わった。
異常を察知したおれは おんちゃんを読んだ時 その婆さんは杖を突いていたにもかかわらず
おれの存在を知ると 杖を小脇に抱えて そそくさと逃げるように行ってしまった。

おれの傍におんちゃんが来た時に 異常に鼻息が荒かった。
「どうした?」と聞くと 「いや…何でもない」と言う。
ドンキホーテで買い物を済ませ あるファミレスに入ってアイスコーヒーを頼んで
さっきの話を聞きだそうとしたんだ。
おんちゃんは黙ったまま 何も話さないんだよ。
「何か変だ」と思ったおれは アイスコーヒーが来たと同時に「すいませんが 生ビールジョッキを二つ御願いします」
と注文したんだ。
アイスコーヒーは おんちゃんの大好物だ。
全然飲まないんだ。
ビールを飲み始めて10分位したら「なぁ♪たにんこ♪さんよ…年寄りだから殴っちゃ駄目なのかよ?」
と言うんだ。
おれは「落ち着け。どうしたんだよ?」と 勤めて優しく語りかけたんだ。
こう言う顔を見るのは 数年ぶりだからだ。

南門で話しかけられた婆さんは こう言ったと言う。
「なぁなぁ さっきから見てたけど あんたのこれ(義手の右腕を突付きながら)なに?」
おんちゃんは この一言でびっくりしたらしく 無視したらしいんだけど 何度も何度も義手を突付き聞いたらしい。
何のことは無い おれが見ていたんだから本当の事だ。
とうとうおんちゃが「何だって良いだろうが!あんたの腕に付いている腕と同じ腕だよ!」と怒鳴ったらしい。
それは それは それは悔しそうに下を向きながら話すんだ。
おれは「おい どうでも良いけど顔を上げろ」と言うと 顔をあげた目には涙が一杯溜まってた。
おれは何も言えなかったんだ。
おれの方が悔しかったよ。
半分以上残っているビールを「これ飲め」と言って 店員を呼んで日本酒を注文した。
おれはこんな事を 今まで一度も店でした事は無いが…日本酒の小瓶をラッパ飲みした。
おんちゃんはびっくりして慌てて「分ったから ♪たにんこ♪さん分ったから もう良いよ」って言ったんだ。
カッコ付けるわけじゃあないけど こいつの痛みはおれの痛みと同じなんだよな。

「おんちゃん 頼むからな京都を嫌いになるなよな。年寄りを嫌いになるなよな」
それだけ言うのがやっとだ。