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チョビの女好きが分かった次の日。
大ボスに挨拶を済ませ 例の大木の下でチョビを待ってた。
30分くらい待っても来ないので 八幡殿へ向かおうとした。
八幡殿の周りで数匹のニャンコ達が 大騒ぎで駆けっこだ。
ん?違うぞ!
先頭を走っているのは 首から血を出しているチョビだ!
しかも追いかけているのは 東西南北で一番凶暴な南門のボスで
その後に続いているのは №2と№3だ。
おれはチョビが殺される!と思った。
小さい塔にチョビが逃げ乗った時 チョビがおれの方を向いた。
でかい声で チョビ~~~!と叫んだら 一目散に来た。
おれの所に来ると チョビは両手両足を おれの左足に絡めた。
ボスと№2と№3は チョビのその姿を見て立ち止まり
何故か姿勢を正してお座りをした。
おれは直ぐにしゃがみこみ チョビの怪我を見る事にした。
血を流している首を見たら…血じゃない。
赤い首輪だ。
誰がこんな事を…
おれは首輪をすぐに外した。
すると 信じられない行動をボスがした。
のそのそとチョビに近づき まだ震えているチョビの頭を舐めた。
もう大丈夫と思ったおれは そばに有った石台の様な所へ首輪を置いた。
それを見ていたボスと№2と№3は 石台に飛び乗り 首輪を交互にかじり始めた。
ボスと№2と№3の気持ちが 嫌と言うほど分かった。
そして次の日には チョビの人生を知らされた。
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