写真 奈良「東大寺」にて。
5年前 夜のロードショーをTVで見ていた。
急に画面が変わり ビルから煙が出ているのが映った。
「おい おい おい!せっかく見ているのに 来週の映画の宣伝かよ!」と
おんちゃんとぶつぶつ言った。
数秒後 一機の飛行機がビルに突っ込んだ映像が映し出された。
それでもおれは TVか映画のコマーシャルと思っていた。
段々と胸騒ぎを覚え 数分後知り合いから電話で全てを知らされた。
手と足が急に ガクガクと震えだした。
現実に晒し出されている映像は 段々と様相を変化させ 更にペンタゴン 森林に…
と 飛行機が落ちている。
信じられなかった。
数分後 数十分後には 全世界が大騒ぎだった。
知り合いから電話があり「テロだ!」と知らされ TVの映像と頭の中の思考力がシンクロしなくなり
「全面戦争」と思ったほどだった。
とっさにパソコンに向かい メールを書いている 恐らく必死の形相をした自分が居た。
おれは写真家だ。
当然レタッチソフトやドローソフトも持っている。
それらの製品には 共通している動作に「プラグ」と言う物がある。
製品を買ってから「こう言う機能が欲しい」と思っても 日本には無い場合が多い。
そうすると 危ない橋を渡ってでも 海外にそれらを求めるようになる。
あるサイトで 素晴らしいセンスの持ち主と知り合えた。
そこのサイトは個人運営で フリーでプラグを提供する代わりに 住所・氏名・年齢は勿論の事
作品を一つ見せなければいけなかった。
面倒でも欲しかったんだ。
少しの時間が経って その運営者から褒められた。
しょっちゅうサイトを見に行く度に 当然の様に段々と仲良くなって行った。
おれは家の周りの写真や 汚い部屋の中の写真や 仕事で京都に来ていた時の写真を送る仲にまでなって行った。
当然の様に 彼からの写真も来た。
おれよりは 少しはましな彼の部屋の写真。
猫を抱いている彼の写真と彼女の写真。
最後のメールには「秋に日本に行く。お前の家に泊めてくれ」と言うような内容で おれは凄く心待ちにしていた。
テロにより 多くの犠牲者が出た。
血の涙を流した残された人達は 帰っても来ない人を未だに待っている。
テロを憎み 解決の糸口も分からないまま 憎しみだけが残っている。
TVに映し出されたビルから ぱらぱらと何かが落ちている。
アップになった途端 我が目を疑った。
それは人間だった。
断末魔の様な火炎地獄から 開放されようと飛び降りているんだろう。
「戦争はいけない」「テロを憎んで人を憎んでは駄目」と言う知識人が居る。
客観的立場で人事の様に 綺麗事を並べ立て話していた。
5年前のあの日以来 お金が無くて電話を止められても プロバイダーから削除されても
嫌がらせのメールが来ても ずっとメルアドだけは変えていない。
何処かできっと 彼女と猫と三人で生活をしていて ひょんな事からメールが来るのを待っている。
おれは 写真を続けて行く限り ずっとずっと返事を待っている。
5年前 夜のロードショーをTVで見ていた。
急に画面が変わり ビルから煙が出ているのが映った。
「おい おい おい!せっかく見ているのに 来週の映画の宣伝かよ!」と
おんちゃんとぶつぶつ言った。
数秒後 一機の飛行機がビルに突っ込んだ映像が映し出された。
それでもおれは TVか映画のコマーシャルと思っていた。
段々と胸騒ぎを覚え 数分後知り合いから電話で全てを知らされた。
手と足が急に ガクガクと震えだした。
現実に晒し出されている映像は 段々と様相を変化させ 更にペンタゴン 森林に…
と 飛行機が落ちている。
信じられなかった。
数分後 数十分後には 全世界が大騒ぎだった。
知り合いから電話があり「テロだ!」と知らされ TVの映像と頭の中の思考力がシンクロしなくなり
「全面戦争」と思ったほどだった。
とっさにパソコンに向かい メールを書いている 恐らく必死の形相をした自分が居た。
おれは写真家だ。
当然レタッチソフトやドローソフトも持っている。
それらの製品には 共通している動作に「プラグ」と言う物がある。
製品を買ってから「こう言う機能が欲しい」と思っても 日本には無い場合が多い。
そうすると 危ない橋を渡ってでも 海外にそれらを求めるようになる。
あるサイトで 素晴らしいセンスの持ち主と知り合えた。
そこのサイトは個人運営で フリーでプラグを提供する代わりに 住所・氏名・年齢は勿論の事
作品を一つ見せなければいけなかった。
面倒でも欲しかったんだ。
少しの時間が経って その運営者から褒められた。
しょっちゅうサイトを見に行く度に 当然の様に段々と仲良くなって行った。
おれは家の周りの写真や 汚い部屋の中の写真や 仕事で京都に来ていた時の写真を送る仲にまでなって行った。
当然の様に 彼からの写真も来た。
おれよりは 少しはましな彼の部屋の写真。
猫を抱いている彼の写真と彼女の写真。
最後のメールには「秋に日本に行く。お前の家に泊めてくれ」と言うような内容で おれは凄く心待ちにしていた。
テロにより 多くの犠牲者が出た。
血の涙を流した残された人達は 帰っても来ない人を未だに待っている。
テロを憎み 解決の糸口も分からないまま 憎しみだけが残っている。
TVに映し出されたビルから ぱらぱらと何かが落ちている。
アップになった途端 我が目を疑った。
それは人間だった。
断末魔の様な火炎地獄から 開放されようと飛び降りているんだろう。
「戦争はいけない」「テロを憎んで人を憎んでは駄目」と言う知識人が居る。
客観的立場で人事の様に 綺麗事を並べ立て話していた。
5年前のあの日以来 お金が無くて電話を止められても プロバイダーから削除されても
嫌がらせのメールが来ても ずっとメルアドだけは変えていない。
何処かできっと 彼女と猫と三人で生活をしていて ひょんな事からメールが来るのを待っている。
おれは 写真を続けて行く限り ずっとずっと返事を待っている。
あの日の事をTVは しつこくしつこくやってたな。
忘れないように!と 各局で放送していた。
残された遺族を馬鹿みたいに追い掛け回していた。
でもな おれがあえてブログに書いたのは こう言うおれみたいな 犠牲者でもある様な人間も居るんだ…
と言う事を伝えたかったんだ。
たにんこの写真、一枚一枚が動いてるのが凄いね。待ち人来ますよう私も願います。(*- -)(*_ _)ペコリ