山陰観光列車「みすゞ潮彩」は 下関から日本海や山陰の山々を眺めながら 金子みすゞのふるさと長門・仙崎へ向かいます 座席が海側に向けて設置され車窓から日本海の眺めは すばらしく美しいです 3箇所のビュースポットでは 列車が停止し車窓からの風景を楽しめます シャッターチャンスです~
仙崎に着くと どこを歩いても 家の表札の横や壁等に みすずさんの詩を掲げられています みすずさんの有名な詩を何編か読んで知っていましたが 彼女の生い立ちや人生までは知らず記念館に来て初めて知りました
金子みすず記念館
冬の日本海 さぞや荒れてて雪も降っているかも・・・と防寒対策をして行ったのに長門辺りは対馬暖流の影響を受け暖かい気候でした 一日中小雨が降り青島行きをとりやめ ホテルの夕方の北浦絶景バスツアー(千畳敷-津黄(竜宮の潮吹)-棚田百選見学)コースに予定を変更しました 期待していた夕日も朝陽も見ることが出来ず残念でした ホテルは全室オーシャンビューで朝陽が見えるはずでした 食事は新鮮獲りたての海鮮料理で大満足でした
日本海を眼下にし「東後棚田」・・・・ 棚田百選
竜宮の潮吹き・・・潮吹き真ん中辺り
金子みすずさんって??・・・
明治36年山口県大津郡仙崎村に生まれる。大正末期、すぐれた作品を発表し、西條八十に『若き童謡詩人の巨星』とまで称賛されながら、昭和5年26歳の若さで世を去った。没後その作品は散逸し、幻の童謡詩人と語り継がれるばかりとなったが、童謡詩人・矢崎節夫の長年の努力により遺稿集が見つかり、出版された。その優しさに貫かれた詩句の数々は、今確実に人々の心に広がり始めている。 酒井大岳著『金子みすヾの詩を生きる』からより
わたしが両手をひろげても
お空はちっともとべないが
とべる小鳥はわたしのように
地面(じべた)をはやくは走れない
わたしがからだをゆすっても
きれいな音はでないけど
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ
すずと 小鳥と それからわたし
みんなちがって みんないい