まして女性の方との会話は苦手。母親とも二人っきりでは気まずさがある。それが
家内とは何時間でも平気だ。彼女が慢性腎不全で透析になってからは一日中離れる
事はなかった。仕事も透析も行動を共にした。それが40年続いた。
3年ほど前に道路で這いつくばって動けないご婦人がいた。声をかけた。聞けば
近所の喫茶店に行く途中との事。足元がふらついて歩けなくなったと。見ればご近
所のご婦人（ベランダから見渡せる家）だった。様子を見て手助けをして立たせた。
休んでいるうちに随分よくなったと。家で休んだ方が良いと助言した。歩くお手伝
いをしてその方の家まで送り届けた。その後そのご婦人に親しい方から元気の暮ら
しぶりを聞いた。お詣りの途中突然かのご婦人が声をかけてくれた。その時のお礼
からお子さんたち、お孫さんたちの暮らしぶりなどこまごまと話される。更にひ孫
が生まれるという話まで延々と続く。相槌を打つだけでも大変。話が終わらない。
ついに痺れを切らし家に用事があると話を切った。一時間以上の立ち話。おかげで
頭か体か分からないがふら付きが無くなった。情けは人の為ならずカナ。
t:160%;">素敵な生け花や切ない詩、曲などがいっぱい～♪こちらもどうぞ{/m_
