いよいよ本格的な検査の繰り返し。肺がん患者は脳に飛ぶ事
が多いとの説明。既に膵臓に癌がある。これは放置したまま。
手術も抗がん剤も辞退。妥協点は医師が納得する迄検査する。
脳に生まれればこれは完全にアウト。ボケたら自分ではない。
人様の手に委ねるしかない。自分で知り得る死そのもの。
それに備えての居候郎のGHへの入居の申し込みは済ませた。
だが勝手な願いだが脳になければ姪との同居を続けたい。
それは母親を看取り全ての務めを終えた虚脱に陥りたくない。
息をする屍。頭が動く内は死を拒みたい。廻る独楽は倒れない。
姪の暮らしの手助けをしている間はまだ元気で過ごせる。
今度の結果が悪くなければGHの申し込みを止めよう。
完成までは10ヵ月ある。
自分の為に姪を利用するのは気が引けるが代わりに姪の段取りを
取っておけばよいだろう。今ならまだいくつかの準備が可能だ。
ケアーマネジャーと相談しながら進めたい。
予備のPCが随分スムーズに動くようになった。だがメールがまだ
うまく映し替えが出来ていない。これはまた相談したい。