しかし、残していく相手を慮って色々な事をしていってくれます。残された者にとっては暫くは何が何だか
分からないまま過ぎていきます。
時がだいぶ過ぎてから気がつきます。私の家内は苦しみの中からパン工場を作る為、保健所の申請から
工事までを自分の指示で進めてきました。そして私のパンの販売者の講習にも立ち会いました。
全て認可された後で使うのは自分の死後にと言い残して先に逝きました。
暫くは見たくもありませんでしたがやはり意思を継いでパンを焼いています。長い間、家内と関ってくれた方々への恩返しです。
そう思って周りを見回してみるとこれまで見えていなかった事が見えてきます。
それは残していく妻への思いやりで、農機具小屋を作ったり庭木の手入れをしていったりとか夫々の得意分野があります。
人を思い、その為に身を投げ出すのは人間にしか出来ません。残された者としてその意思を汲み取るのが必要だと思います。
先のメール以来心が揺れ動いています。流れに身を任せて、後片付けを急いでしよう。
今日のパンは食パン、ゴマパン、チョコパン、ピロシキパンです。
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