後かたずけが済むまでと思い直す。未だ山のような衣服が残っている。捨てても捨て
ても段ボールやタンスの中を探る。その都度過去の幻影に捕らわれる。その都度時間
が止まってしまう。時間が来るとは食事の準備をし食べさせる。責任感なのだろうか。
不思議に体が動く。助けられていることが実感される。考えるのはいかにダイエットさ
せ得るのか。10㎏というのは予想外の数字。会話ができない、意思の疎通ができない者
に強制的にはできない。運動もしない。1日の12時間は寝る。朝食後デーが迎えに来る3
時間余りはソファーで寝ている。その間トイレを何十回と往復する。起きているのはデ
ーに行っている時間のみ。気に入らないと貝のように口を閉じ全く動かないという。買
い物に連れ出そうとしても動かない。電話手紙の一本読書もしない。(本は開いていて
も文は読まない)中の写真を差し父親、母親が映っていると言いに来る。幻聴で一人喋り
をしている。悲しいかなそれでも面倒を見る。顔立ちや仕草で妹にそっくりに驚く。これ
が血というものかと思い知る。 寝起きの血圧100-60
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