うかりける ひとを はつせの やまおろしよ
はげしかれとは いのらぬものを
憂(う)かりける 人を初瀬の 山おろしよ
はげしかれとは 祈らぬものを 源 俊頼朝臣
私につれなかった人の心がなびくようにと
観音様に祈りこそしたけれど
初瀬の山おろしよ、
お前のようにあの人が私に辛く激しく当たるようにとは
祈らなかったのに。
歌は、初瀬の山から吹き下ろす嵐に呼びかける形で、
報われない辛い恋心が高まる様子を表現しています。
激しい感情の動きを「山あらしよ」と
字余りで詠んで際立たせています
もっと辛く当たってくれとは
祈らなかったのになァ~おかしいなァ・・・
といったところでしょうか。 その恋、がんばってください^^;笑
昇段試験に提出した作品です。 結果が出ました。合格してよかったです~
美峰