墨ブロ  sumi-blog

美峰  ~ココロ模様・墨模様~

書道を通して 日々の想いを記してマイリマス

 

☆墨ブロへようこそ☆

美峰(ビホウ)と申します。 訪れてくださり、アリガトウゴザイマス。 まだまだ勉強中です。 拙い作品ですが 覗いて行ってください^^ コメントを残してくださると 嬉しいです♪

うかりける

2010年07月29日 | 書道
 うかりける ひとを はつせの やまおろしよ
 
 はげしかれとは いのらぬものを

 
 憂(う)かりける 人を初瀬の 山おろしよ

 はげしかれとは 祈らぬものを   源 俊頼朝臣

 
   私につれなかった人の心がなびくようにと
   観音様に祈りこそしたけれど
   初瀬の山おろしよ、
   お前のようにあの人が私に辛く激しく当たるようにとは
   祈らなかったのに。



   歌は、初瀬の山から吹き下ろす嵐に呼びかける形で、
  
   報われない辛い恋心が高まる様子を表現しています。
  
   激しい感情の動きを「山あらしよ」と

   字余りで詠んで際立たせています

  
   もっと辛く当たってくれとは 
   祈らなかったのになァ~おかしいなァ・・・
    
   といったところでしょうか。 その恋、がんばってください^^;笑

 昇段試験に提出した作品です。 結果が出ました。合格してよかったです~

   美峰

恋の華

2010年07月16日 | 墨象 作品
 何とも言えない線が出たので、

 自分の中でも好きな作品です。

 
 筆は一切使わず、

 薄墨を紙の上に流して自然に出来た線の上に

 指と爪と掌に濃い墨をつけて、思うままに動かしてみました

 バランスも良くバッチリ決まってる~というより、
 なんとなく不完全な危うさが、スキです。 
 
 
 
 墨像は 線のおもしろさが作品の肝だと思うので、
 
 道具にこだわらず 表わしたいままに書いてみたいと思っています

 
 手はまっ黒になりますが^^;

 自分の心情を表わすのには 
 
 ダイレクトで思い切りよく使える道具です


  美峰



 

 


作品展

2010年07月06日 | 墨象 作品

 今 市内の某ホテル入り口のギャラリーで、

 日本書峯会の作品展が行われています。


 子供たちの力作から 大人の墨象、もちろん先生の作品も、

 展示されています。

 今月27日まで。

 多くの方の目に触れていただけだらナ・・・と思っています

 
美峰

課題

2010年07月01日 | 書道


   「風揺竹影書籖乱  花落池波硯水香」

  風は竹影(ちくえい)を揺らして書籖乱れ、
 
  花は池波(ちは)に落ちて硯水香ばし。


    風はさらさらと竹影をうごかして書名を記してある札が乱れ

    花は池の水面ぬ散って硯水までがにおう。

漢字は、条幅作品、二点と半紙作品三点を提出。
画像は 条幅の二点。
楷書と行書でかきました

文字の大きさや 間隔に苦労しました。。。

普段、条幅の楷書は書き慣れていないので、何枚も練習しました。
(それが 前の記事の”焦り”です^^;)
一枚書くのに 相当集中力が要るので、疲れます

やらねば 昇段できないので、やるしかないんですが

 美峰


委懐在琴書

2010年07月01日 | 書道
 「委懐在琴書」 陶淵明

 懐(かい)を委(まか)す 琴書(きんしょ)に在り
                   

   意味: 琴と書物は心の拠り所である

5月の課題。 草書で書いてみました。

課題を書いていると、「書」という文字は何度となく出てきます。
なかなか カッコよく書けないものです・・・

雨が多く、湿度が高いと、
紙も少しシットリして、書きにくい気がします。


美峰