皆さんもよくご存知でしょう。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080417/lcl0804171127000-n1.htm
岡山のグループホームで起きた虐待について・・
私もグループホームに勤めているだけに、ふとニュースに耳を傾けました。
ちなみに高齢者におけるグループホームは、認知症がある方が入所するところとなってます。基本は、ある程度自分のことが出来ることではあります。
以前少し虐待について取り上げた記事もあります。
http://blog.goo.ne.jp/sumolove115/e/67278697077ac7fb22b15c97024fb667
http://blog.goo.ne.jp/sumolove115/e/c76be953806ef682f8a476efb2c4997f
虐待について・・・
虐待の種類(分類)について私の出来る範囲で少し説明したいと思います・・
ちなみに大学時代の資料を参考にしてます。
これは高齢者に児童に関しても共通する面もあると思います。ちょっと説明が下手なんでわかりにくいかもしれませんが・・。
身体的虐待 →暴力行為、殴る蹴るといったものに加え、本人の嫌がるもの。中には嘗め回すという行為もあるとのこと。
心理的虐待 →言葉遣いや態度、目つきなども含まれる。
経済的虐待 →金品を許諾無く使う(本人名義のものを使う)
性的虐待 →性行為や接触(若年性認知症の夫婦はどうなるかという問題はあるようですが。。)
ネグレクト →ケアのかかわりが減る。介護すべきところをしない。(気づかずにしてしまってることもある)
高齢者自身の自虐行為(セルフネグレクト) →高齢者自身が周りとのかかわりを避けてしまう。高齢者自身も介護者も破滅してしまう。
施設内での虐待 →情報不足、人手不足
悪意のある虐待 →ちょっとこれは事例というものもないんですが・・おむつをわざとふんずけたりする行為かな・・・ちょっと微妙です・・・あしからず・・・
善意の加害者 →普段は一生懸命介護してて、何があっても受け入れてたのが、一度その行為をしてしまうとわからなくなる。
事例(ちょっとあやふやですが。。)→妻を介護していた夫。妻は動き回ってて仕事の邪魔をする。それでも毎日介護をしていた。妻のためを思ってゴマすりをしてご飯を用意していた。そんなとき妻が、ちょっと邪魔をしたり、暴言をはいたらしく・・持っていた棒で妻を殴ってしまう。それも一発、二発でとどまらず、何十発も・・
あくまでもこれは一度のみなんですが。周りから見れば普段どういうことをしてるかわからないだけにふだんから虐待してるのではないかと・・。勘違いされる。
社会に出て約一年。グループホームに勤めだして9ヶ月あまりというまだまだアマチュア・・それだけに十分な説明とか出来ないんですが・・・
この岡山で起こった中でよく取り上げられてたのは・・・
http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/080418/wlf0804180123000-n1.htm
17キロも減ってしまった方がいるとのこと。
まだ全然どういう状態であったかわかりませんが・・・
認知症を持ってるということで、食べることにあまり興味がなく、食べるのを拒否されたり、食べるという認識がなかったりして、ちゃんと食事があっても管理できない面もあったのかもしれないと想像も出来ます。
もし食べない、食べれないそういう方がいたなら、病院に連れて行って点滴とかしなかったのかという疑問が出てきます。
そういう意味では、ネグレクトに近いのかとも考えたりするわけです。また施設におけるという意味では、スタッフの情報不足もあったのかとも思ったりもします。もちろん上記で上げたスタッフ不足もあるのかとも・・
転倒の可能性や暴力行為が出るかも知れないなど他にも問題があってそこまで目を向けれなかった可能性とか・・
あくまでも私の想像に過ぎません・・・
介護スタッフの端くれとして色々考えさせられる事件だと思います。