先日、レーズンから酵母をおこしてみました。
初です、初!
何それって感じですね。
えと、きっかけは
「しあわせのパン」と「食堂かたつむり」
という2本の映画。
「食堂…」のほうは本だけですが。
「しあわせ」でカンパーニュ焼きたくなって
「食堂」で自家製酵母を作りたくなったわけです。
古いパンの本や教科書、ネット情報を読み漁って(笑)
自家製では作りやすいといわれる
「レーズン酵母」に挑戦。
レーズンはオイルコートされていないものを取り寄せ、
お水と少々の砂糖を煮沸消毒した瓶にいれて
時々瓶を振りながら
暖かい場所(30度くらいが理想)
に5日から7日放置。
これがコワイの。
空気中のカビ菌に負けないように祈りつつ
シュワシュワと泡がでてきたら成功。
7日くらいで、やっとこ発泡し、
ニオイもワインのようなサワヤカな香り!
それからエキスを漉し取って、
徐々に小麦粉を混ぜて、発酵させていくと
こんな感じに。
さらに少しづつ小麦粉を足して
パンの種を完成させる。
ひーコワイなー。
大丈夫なんだろうか…
とドキドキ&とても慎重にパン作り開始。
天然酵母のパンはとにかく発酵時間がハンパない。
最初の発酵でオーブン機能を使っても
5時間以上。
しかも生地が柔らかい(>_<)扱いにくーい
最終発酵も2時間。
カンパーニュのカゴは持っていないので
ザルに粉をふり、それ風に。
あはは、何だこれーー
だけど内心ほっ。
とりあえず、食べられそうなものができて良かったわ。
生地が粗いわね。クープも入らなかったわ。
レーズンは、酵母おこしに使用したものです。
大丈夫か?と心配だったが
心配なく使えるようなコトが書いてあったので
食べるのは自分だし、入れちゃいました。
まるでシャンパンの香りのレーズンで、
むしろ普通のより美味しい♪
パンの食感は、思ったよりモチモチ。
(今回江別産強力粉を使用。)
薄くスライスして、トーストしたら最高でした。
まずは自家製酵母第1弾でした。
粉、卵、乳製品、砂糖、塩、そして、水。
これで、だいたいのお菓子のベースは作れます。
あとは、果物、果実、野菜、などで様々なカタチになっていく。
どれをとっても素材が大事。
でも、素材にとことんこだわるって、現在の生活では
大変なことも。。。
お店をやっているときも、常にそのテーマとの戦いでした。
「できる限りで」
出会える良い素材を使用してきたつもりです。
商売を考えなくなった今、
自宅でただ純粋に作ることを楽しんでいると、
また新たな発見があったりして嬉しかったりします。^^
例えば、小麦粉。
粉は、お店の味の根底となるものなので
一度味がきまると、試作以外は同じ種類を
使い続けることになり、
日々の仕込みに追われると、
なかなか小麦の種類を変えて試作…などと流暢なことは
できませんでした。
時間がある今は、そんな「素材の旅」(笑)をする良いチャンス。
……
とはいえ、本来根がズボラな私、追及しだしたらキリがないことも
承知してますので
そこはテキトウ、楽しめる程度に。
要するに粉を変えて色々お菓子作ってます。(笑)
お店の基本粉は「スーパーバイオレット」
今回は「特宝笠」
…
前評判通りの浮きのよさ!
良く混ぜないとフカフカになりすぎる感ありでした
微妙にスーパーバイオレットが僅差勝ち?!
(あくまでも私の好みです)
画像はありませんが
スコーンに「北海道産 クーヘン」を使用したところ
粗く、ザクザクとした食感に。
色はほんのり黄色。
スコーンはこの粉でなくちゃ、という方もいます。
私の好みは?
スーパーバイオレットの繊細さも捨てがたいので
クーヘンと混ぜて使用したら、
とっても美味しいスコーンができるんじゃないかと
思ってます。
今、スーパーバイオレットを切らし中、
また次回作ってみようと思います!
久々に、ハヤシ作りました。
煮込むの大変だったけど、やっぱり美味しいー♪