「和製英語」
以前TBS-TVの番組「マツコの知らない世界」で和製英語についての話があった。
番組の中で、北九州市立大学准教授のアン・クレシーニ氏は和製英語について次のように述べている。
・日本人は発想力が豊かで、また言葉を短縮するのが得意。
・日本人にとって、元の英語よりもそれを変化させた和製英語の方が、「発言しやすい」「聞き取りやすい」「その対象物を想像しやすい(その対象物の内容が分かりやすい)」。
なるほどと思ったが、今や和製英語は数限りなくあるので、その中でも上手い表現だなと思うもの、英語だと分かりにくいもの、また使い方次第で誤解を招きやすいものなどを幾つかピックアップしてみた。
ベビーカー ← (米)stroller(英)pram / buggy
ベビーベッド ← (米)crib(英)cot
チャイルドシート ← car sheet
オープンカー ← convertible
ハンドル ← steering wheel
サイドブレーキ ← (米)handbrake(英)parking brake / emergency brake
バックミラー ← (米)rear view mirror / room mirror(英)driving mirror
サイドミラー ← (米)side view mirror / door mirror(英)wing mirror
ウィンカー ← (米)blinker / turning signal(英)indicator
クラクション ← horn
ボールペン ← ball point pen
シャープペンシル ← mechanical pencil
ホッチキス ← stapler
キーホルダー ← key ring
フライドポテト ← (米)french fries(英)chips
ソフトクリーム ← soft-serve ice cream
シュークリーム ← cream puff
ピーマン ← green pepper
バイキング ← buffet
ビジネスホテル ← budget hotel
フロント ← reception
トイレ ← (公共の場)restroom(家庭)bathroom
コンセント ← (米)outlet(英)socket
ビーチサンダル ← flip-flops
ランニングマシン ← treadmill
レントゲン ← x-ray
アトピー ← eczema / (医学)atopic dermatitis
サラリーマン ← office worker / company employee
マンション ← apartment / condominium
クレーム ← complaint
ヒーローインタビュー ← player-of-the-game interview
バージンロード ← wedding aisle
(*他にもいろいろあると思うが取敢えずここまで。)
(追記)
和製英語は日本人にも分かり易くということで工夫の跡が見られるが、最近は英語をそのままカタカナにして使用するので非常に分かりづらい。
当方の経験から言うと、
例えば「ダイバーシティ」だが、最初は全く意味が分からなかった。「多様性」という日本語があるのに何故わざわざこのような言い方をするのだろうか。(当初はダイバー(潜水する人)のシティ(町)かと思ったり、お台場にあるダイバーシティのような商業施設のことかと思ったり、混乱した。)
「インバウンド」も当初分からなかった。「訪日旅行者」或いは「訪日外国人」と言ってくれれば分かり易いのだが。
「インボイス」(送り状)、この言葉は当方以前貿易関係の仕事をしており普段使っていたので問題ないが、そうでない人には分かりづらいかも知れない。
(*この他いろいろあると思うが取敢えずここまで。)
*これらの言葉も日常的に使われるようになれば、そのうち定着したものとなるだろうが。
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