先日ぶらりと久しぶりに訪れた古刹。
日野にある約千年前の開基のお寺。
本堂横手の墓所には源義経の重臣で四天王の一人といわれ、
歌舞伎「義経千本桜」で有名な佐藤忠信(1161~1186)の墳がある。
時間が完全に止まったようなひととき。
都会の刺激も楽しいけれど、それだけでは物足りない。
このような風情の空間に身をおくと、こころ が喜ぶような。
このお寺の近くや、近所の古いが古くから親しまれた祠の前に
マンションやら駐車場やらをいまだに建設したりしている。
経済の名のもとにどこまでも際限なく いにしえ を壊していたら
本当にいく所までいくしかなくなってしまう。
貧乏人のひがみでもかまわないけれど、
人が生きる環境を取り戻して、未来に残すことを本格的に
実行して行かないと時間切れになるような、そんな気がしてたまらない。
五穀豊穣。
そんな素晴らしい表現がかつてあったそうな。
ほんまに人は進化をしているのかどうか?
うわつらだけで、そう思うのはなにか違うような。
ともあれ厳しい時代に生き合わせたものだ。
秋を満喫しながら必死に生きること。
そうします。おやすみなさいませ。