今年の干支である戌（犬）にちなんだ話題をと思い、写真を探し、見つけたのがヘルシンキで撮影したこの一枚だ。
これはある公園の入り口に付いている看板なのだが、犬のシルエットとPIENET KOIRATとSMÅ HUNDARと書かれている。
上段はフィンランド語、下段はスウェーデン語で記述されている。どちらも、フィンランドの公用語であり、特に南•西フィンランドでは両語で併記される事が多い。
意味はどちらも『小型犬』を表している。
つまりこの柵の向かう側は、犬のための公園でしかも小型犬専用なのである。
これを見た時はっきり言って感動した。
かねてから、街中や列車の中で犬を見掛けることが多く、犬との関わりがこの国の人々は強いなぁと思っていたが、ここまで配慮がなされているのである。
そして、ついつい写真を撮ってしまった。
私はどちらか言えば『ネコ派』なので、当地の猫を見たかったが、なにせ冬の事で見掛けることはあまりなかった。
暖かい季節に一度訪れ、フィンランドの猫をぜひ見てみたい。
2004年1月1日ヘルシンキにて撮影