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《東ニ病気ノコドモアレバ行ツテ看病シテヤリ》(「賢治詩碑」、平成27年10日5日撮影)
過日(5月15日)、下根子桜へ行った。
《1 今回もまた、人っ子》(平成30年5月15日撮影)
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《2 一人も》(平成30年5月15日撮影)
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《3 いない》(平成30年5月15日撮影)
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《4 碑の後から》(平成30年5月15日撮影)
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《5 ぐるり廻って》(平成30年5月15日撮影)
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《6 碑の前に出て》(平成30年5月15日撮影)
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《7 私はあることを賢治に報告した》(平成30年5月15日撮影)
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《8 その後、しばし東の方向(つまり大槌の方向)に思いを馳せた》(平成30年5月15日撮影)
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それから、高台の下の散策路に下りて行って、気になる木を仰いでみた。それが
《9 このどでかい木、ハリギリだ》(平成30年5月15日撮影)
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どうやら、昨年あたりから半分が枯れ出したようだ。さてこのハリギリ(センノキとも)の大木、このまま残り半分も枯れてしまうのだろか。それとも半分だけは生き残れるのだろうか。残念なことに、私から見れば、枯れてしまったと思われる半分は少なくとも復活が望めそうにもない。
ところで今回ここを訪ねたのにはある理由がある。それは、他でもない、例の、
というタイトル名の文書に関わってであり、取り敢えず現状を賢治に報告せねばならないと思ったからだ。
まずは、ある方が私に対して『あの文書は問題ですよ。あれは鈴木さんに対する個人攻撃であって、代表理事が責任を取って辞任せねばならないようなやり方です。鈴木さんはこのままだとこれによって殺されますよ』と忠告して下さるような内容の文書が、宮沢賢治学会代表理事名で会員全員に送られました、ということを賢治に正直に報告をした。
次に、昨年の春期セミナーの際の仕打ちと、同年の総会の際の三陸支援の募金活動を賢治学会の幹部から押し潰された件についてもそれぞれ簡単に賢治に報告し、これらの三つには通底しているものがありますと、私の見解も併せて述べた。
そしてそのせいでだろうか、昨夜(5/15)賢治が出てくる夢を見た。その夢の一部を皆さんにお伝えしておきたい。
***************************************〈以下は夢〉*********************************************
私は、皆さんには、 しかしこのような理不尽が一方的になされたとしても私が今思うことは、それに対して私がむきになって反撃することではなく、
賢治研究の世界でも今こそまさに原点に還らねばならない。
ということです。
と先に述べたところだが、実はどうやら私は少し無理をしていたようで、夢の中の私は賢治に、賢治研究の世界でも今こそまさに原点に還らねばならない。
ということです。
賢治さんは草野心平に『私は詩人としての自信はありませんが、一個のサイエンティストとしては認めていただきたいと思います』と言っていたはずだから、私も顰みに倣って、自然科学者(サイエンティスト)の端くれとして、知ってしまった「真実」に目をつぶることはできませんし、「真実」以上にかけがいのないものはございませんので、そのために殺されるならそれを甘受いたしましょうと粋がってはみたものの、なぜ三度も似たような理不尽な仕打ちを私は受けたのでしょうか。他の世界でのことならまだしも、このようなことが最も起こり得ないはずの賢治さんに関する世界においてですよ。
と愚痴っていた。すると賢治は、
今回の『本統の賢治と本当の露』については、関東地方のある方は、
賢治を求道の人と信奉し、賢治の詩のファンタジーに酔う人は読むのが辛いかもしれませんね。
でも、そこをちょっと我慢して読むとこの本は読みごたえがあります。
ということだし、また東海地方のある方は、
「本統の賢治と本当の露」精読いたしました。
「聖人君子」の品位品格は偶像化されやすく、そう在ってもらいたい願望もありますし...
事件記者、刑事でありましたら、果たして何足の靴を必要としたのでしょうと、野暮なことを思ったのでした。
岩手県民をはじめとして、賢治ファンも真実を知るべき時が来たのでしょう
「遅すぎ」の感もありますが...
今、一番肩の荷を下ろし、ホッとしているのは他ならぬ賢治自身ではないでしょうか。
というではないか。そして地元のある方も、
こんな具合だから、いくらあんな文書を代表理事が会員全員に配ったところで、そのことが正しかったかどうかはそう遅くない時期に明らかになるはず。それまでは、このような支持者も鈴木君にはいるのだから、
と言ったところで私が、賢治を求道の人と信奉し、賢治の詩のファンタジーに酔う人は読むのが辛いかもしれませんね。
でも、そこをちょっと我慢して読むとこの本は読みごたえがあります。
ということだし、また東海地方のある方は、
「本統の賢治と本当の露」精読いたしました。
「聖人君子」の品位品格は偶像化されやすく、そう在ってもらいたい願望もありますし...
事件記者、刑事でありましたら、果たして何足の靴を必要としたのでしょうと、野暮なことを思ったのでした。
岩手県民をはじめとして、賢治ファンも真実を知るべき時が来たのでしょう
「遅すぎ」の感もありますが...
今、一番肩の荷を下ろし、ホッとしているのは他ならぬ賢治自身ではないでしょうか。
というではないか。そして地元のある方も、
『本統の賢治と本当の露』を一気に読ませていただきました。納得、留飲…。賢治がニコニコ笑って夢枕に現れました。「ありがど。んでも、ちょっと、おしょすなす」とはにかんでおりました。賢治が喜んでくれるのが嬉しいですね。
というではないか。こんな具合だから、いくらあんな文書を代表理事が会員全員に配ったところで、そのことが正しかったかどうかはそう遅くない時期に明らかになるはず。それまでは、このような支持者も鈴木君にはいるのだから、
賢治さんは何でそんなことをご存じなのですか。
と口を挟むと、
そんなの当たり前じゃないか。私は霊感が強いのだから。
と宣う。そして賢治は、
このように鈴木君の主張を認めてくれる人もいるわけだから、少しは自信を持ちなさい。
私も亡くなってから今年で85年になる。これだけの期間をかけて私は創り上げられてきたのだ。私自身の意志とは関わりなく、そう私のためではなくその人自身のために勝手に聖人・君子にね。そんなくらいだから、鈴木君がいくら「仮説検証型研究」に則って実証しても、そう簡単には今までの「定説」は覆らないだろう。
しかしね、関登久也さんが私のことを、あの人は正直だから、
と言ってくれた。私も亡くなってから今年で85年になる。これだけの期間をかけて私は創り上げられてきたのだ。私自身の意志とは関わりなく、そう私のためではなくその人自身のために勝手に聖人・君子にね。そんなくらいだから、鈴木君がいくら「仮説検証型研究」に則って実証しても、そう簡単には今までの「定説」は覆らないだろう。
しかしね、関登久也さんが私のことを、あの人は正直だから、
もし無理に言うならば、いろんな計画を立てても、二、三日するとすつかり忘れてしまつたやうに、また別の新しい計画を立てたりするので、こちらはポカンとさせられるようなことはあつた。<『宮澤賢治物語』(関登久也著、岩手日報社)の「前がき」より>
と評しているように、実は私は物事にどうも飽きやすいタイプで、一つのことが長続きできない傾向にあるんだ。中にはその期間は7~8ヶ月だと私のことを冷やかす人さえもいる。それに比べれば、鈴木君はこの『本統の賢治と本当の露』にかけた期間は約10年と言うじゃないか。よく頑張った。そこで私は、何と賢治から初めて褒められたものだから、つい我を忘れて舞い上がってしまって、
はい私も実はそう思います。
という言葉が口を衝いて出てしまった。すると賢治は、
ちょっと調子に乗り過ぎだね。
それはさて措き、実は私自身はそんな立派すぎる生き方をしたわけでもないのだから、鈴木君の『本統の賢治と本当の露』が出版されたことによって、そう望んだわけでもないのにそうされてしまった「聖人・君子」の「肩の荷を下ろし、ホッとしている」……
と言ってはにかんだところで、私は夢から醒めてしまった。 それはさて措き、実は私自身はそんな立派すぎる生き方をしたわけでもないのだから、鈴木君の『本統の賢治と本当の露』が出版されたことによって、そう望んだわけでもないのにそうされてしまった「聖人・君子」の「肩の荷を下ろし、ホッとしている」……
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前へ
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《『本統の賢治と本当の露』の広告 》(平成30年5月1日付『岩手日報』一面下段)
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この度、『本統の賢治と本当の露』(鈴木守著、ツーワンライフ出版、定価(本体価格1,500円+税))
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を出版いたしましたのでご案内申し上げます。
本書は、「仮説検証型研究」という手法によって、「羅須地人協会時代」を中心にして、この約10年間をかけて研究し続けてきたことをまとめたものです。
現在、岩手県内や東京の書店におきまして販売されおりますのでどうぞお買い求め下さい。
あるいは、葉書か電話にて、『本統の賢治と本当の露』を入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金分として1,620円(本体価格1,500円+税120円、送料無料)分の郵便切手をお送り下さい。
〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
電話 0198-24-9813
なお、〈目次〉は以下のとおりです。
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