*ご注意*
*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*
一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。
眩暈 (12)
片桐は紅茶を飲みスイーツに出されたガドーフレーズを食べる聞いた事や見た事はあるが和菓子を好んで食べるので洋菓子は久々であった。
「片桐様が召し上がってるスイーツはお屋敷でお客様にお出ししているスイーツです。私もお屋敷に勤める様になってから洋菓子を頂き好きになりました。」
「僕も和菓子派なので洋菓子を戴くのはほんと久しぶりです。」
民谷の人柄に安心して片桐は会話がはずみ和む二人である。 片桐は業務について聞こうと思い民谷に尋ねた。
「あの…民谷様、お聞きした事がありますが宜しいでしょうか??」
「片桐様、何なりとお聞きください。」
面接だっと言うのにお客様扱いでお互いを様づけして、呼び合う奇妙な面接である。お屋敷と言う雰囲気がそうさせるのでそうなるしかない。
「僕がもし採用されたなら厨房のお手伝いとお屋敷の清掃をするのですよね??」
民谷はおや??と片桐の質問を聞き返答をした。
「全ては旦那様の御意向で決まりますのでお返事はお待ち頂けますかな。」
「すみません、つい気が競ってしまいました。」
「いえいえ。他にお聞きになりたい事はおありですかな??」
「あと、面接のお返事はいつ頃に頂けますか??」
「明日の10時頃には採用のご連絡を片桐様に差し上げられると思います。」
「明日?!ですか。」
「はい。」
そう言うと民谷は大事そうに両手で湯呑み茶碗を持ち片桐が煎れたお茶を飲んでいる。面接と言うよりもお茶会でなんとも不思議な気がした。
もし採用が決まったならどんな仕事になるのか片桐は楽しみであった。このお屋敷の裏方はどんな事をするのか早く知りたいがまずは旦那様の御意向を仰がないといけないと思う片桐だった。
民谷は「失礼。」と言うとソファーから立ち上がり執務室の戸棚を開き戸棚から何かを取り出した。戸棚から取り出した物は黒地に蒼薔薇の模様のトートバックで本棚から本を取りトートバックに本を入れた。
戸棚から小さな缶らしき物を三個取り出しトートバックに入れた気になるが何かは片桐からの方向からははっきりと分からない。
民谷はトートバックを大事そうに持ち再び「よいしょ。」と言いソファーに座った。そうことして居る間に紅茶を飲み終えてスイーツのガドーフレーズを食べ終えた。
民谷は両手で持ちトートバックを片桐に手渡した片桐は受け取り膝の上にのせた。
「そちらのトートバックに今後の資料として紅茶の本と紅茶のリーフ缶をお入れしました。」
「あの…」
「参考になると思いますので是非お読みになってください。」
膝の上にのせたトートバックが気になり見る片桐だった蒼薔薇はプリントの絵柄だっと思ったが手で蒼薔薇に触ると刺繍でトートバックに蒼薔薇が多数咲き誇っている。
「本決まりですね。」
「まだ正式なお返事は戴いてないです。もし、不採用ならお返しした方が良いですよね??」
「片桐様そちらをお渡ししたと言う意味をお分かりですかな??」
「あっ、すみません。なんかびっくりしちゃいました。僕が先程、旦那様に煎れたお茶冷めてしまいましたので煎れ直したいです。」
「それは気になさらずに。面接は全て終わりました。」
「はい。本日はお世話になりました。それでは失礼させて頂きます。」
片桐はそう言うと民谷に深々とお辞儀しトートバックを持ちソファーから立ち上がる民谷もソファーから立ち上がった。
「片桐様、面接お疲れ様でした。お帰りも代官山駅まで送らせて頂きます。」
「悪いですしお屋敷から代官山駅までそんな遠くないですし僕、帰れますので大丈夫です。」
「いえいえ、旦那様から仰せ受けましたのでお帰りも代官山駅まで函南と共に送らせて頂きます。」
「色々とありがとうございます。面接なのにご迷惑をおかけしてしまいました。」
「ご迷惑などございませんよ。」
そう言うと民谷は執務室の扉を開き片桐は民谷に一礼して執事室を出て廊下を歩き二階の階段を降りると函南が玄関に居た。
片桐が後ろを振り返ると民谷が遅れてやって来た。
「それでは函南、片桐様を代官山駅までお送りして来なさい。」
「はい、畏まりました。」
函南は外へ出る玄関の扉を開けた。片桐は民谷に一礼して外へ出てると民谷は深々とお辞儀をした函南も外へ出てお屋敷の玄関の扉を閉めた。
民谷が頭を上げると背後から声がした。民谷は振り返らずに答える。
「旦那様にお気に召して戴けました様で安心しました。美味しいお茶です。」
「我が麗しき王が飲むに相応しいと思いましたよ。」
「末長くお勤めして戴けれ嬉しいと存じます。」
「それを決めるのは貴方でも私でもありません。全ては我が麗しき王の御意思のままに。」
「さようでございますね。」
民谷が振り返ると気配ともに姿は消えており玄関には民谷だけであった。
眩暈 (13)
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眩暈 (12)
片桐は紅茶を飲みスイーツに出されたガドーフレーズを食べる聞いた事や見た事はあるが和菓子を好んで食べるので洋菓子は久々であった。
「片桐様が召し上がってるスイーツはお屋敷でお客様にお出ししているスイーツです。私もお屋敷に勤める様になってから洋菓子を頂き好きになりました。」
「僕も和菓子派なので洋菓子を戴くのはほんと久しぶりです。」
民谷の人柄に安心して片桐は会話がはずみ和む二人である。 片桐は業務について聞こうと思い民谷に尋ねた。
「あの…民谷様、お聞きした事がありますが宜しいでしょうか??」
「片桐様、何なりとお聞きください。」
面接だっと言うのにお客様扱いでお互いを様づけして、呼び合う奇妙な面接である。お屋敷と言う雰囲気がそうさせるのでそうなるしかない。
「僕がもし採用されたなら厨房のお手伝いとお屋敷の清掃をするのですよね??」
民谷はおや??と片桐の質問を聞き返答をした。
「全ては旦那様の御意向で決まりますのでお返事はお待ち頂けますかな。」
「すみません、つい気が競ってしまいました。」
「いえいえ。他にお聞きになりたい事はおありですかな??」
「あと、面接のお返事はいつ頃に頂けますか??」
「明日の10時頃には採用のご連絡を片桐様に差し上げられると思います。」
「明日?!ですか。」
「はい。」
そう言うと民谷は大事そうに両手で湯呑み茶碗を持ち片桐が煎れたお茶を飲んでいる。面接と言うよりもお茶会でなんとも不思議な気がした。
もし採用が決まったならどんな仕事になるのか片桐は楽しみであった。このお屋敷の裏方はどんな事をするのか早く知りたいがまずは旦那様の御意向を仰がないといけないと思う片桐だった。
民谷は「失礼。」と言うとソファーから立ち上がり執務室の戸棚を開き戸棚から何かを取り出した。戸棚から取り出した物は黒地に蒼薔薇の模様のトートバックで本棚から本を取りトートバックに本を入れた。
戸棚から小さな缶らしき物を三個取り出しトートバックに入れた気になるが何かは片桐からの方向からははっきりと分からない。
民谷はトートバックを大事そうに持ち再び「よいしょ。」と言いソファーに座った。そうことして居る間に紅茶を飲み終えてスイーツのガドーフレーズを食べ終えた。
民谷は両手で持ちトートバックを片桐に手渡した片桐は受け取り膝の上にのせた。
「そちらのトートバックに今後の資料として紅茶の本と紅茶のリーフ缶をお入れしました。」
「あの…」
「参考になると思いますので是非お読みになってください。」
膝の上にのせたトートバックが気になり見る片桐だった蒼薔薇はプリントの絵柄だっと思ったが手で蒼薔薇に触ると刺繍でトートバックに蒼薔薇が多数咲き誇っている。
「本決まりですね。」
「まだ正式なお返事は戴いてないです。もし、不採用ならお返しした方が良いですよね??」
「片桐様そちらをお渡ししたと言う意味をお分かりですかな??」
「あっ、すみません。なんかびっくりしちゃいました。僕が先程、旦那様に煎れたお茶冷めてしまいましたので煎れ直したいです。」
「それは気になさらずに。面接は全て終わりました。」
「はい。本日はお世話になりました。それでは失礼させて頂きます。」
片桐はそう言うと民谷に深々とお辞儀しトートバックを持ちソファーから立ち上がる民谷もソファーから立ち上がった。
「片桐様、面接お疲れ様でした。お帰りも代官山駅まで送らせて頂きます。」
「悪いですしお屋敷から代官山駅までそんな遠くないですし僕、帰れますので大丈夫です。」
「いえいえ、旦那様から仰せ受けましたのでお帰りも代官山駅まで函南と共に送らせて頂きます。」
「色々とありがとうございます。面接なのにご迷惑をおかけしてしまいました。」
「ご迷惑などございませんよ。」
そう言うと民谷は執務室の扉を開き片桐は民谷に一礼して執事室を出て廊下を歩き二階の階段を降りると函南が玄関に居た。
片桐が後ろを振り返ると民谷が遅れてやって来た。
「それでは函南、片桐様を代官山駅までお送りして来なさい。」
「はい、畏まりました。」
函南は外へ出る玄関の扉を開けた。片桐は民谷に一礼して外へ出てると民谷は深々とお辞儀をした函南も外へ出てお屋敷の玄関の扉を閉めた。
民谷が頭を上げると背後から声がした。民谷は振り返らずに答える。
「旦那様にお気に召して戴けました様で安心しました。美味しいお茶です。」
「我が麗しき王が飲むに相応しいと思いましたよ。」
「末長くお勤めして戴けれ嬉しいと存じます。」
「それを決めるのは貴方でも私でもありません。全ては我が麗しき王の御意思のままに。」
「さようでございますね。」
民谷が振り返ると気配ともに姿は消えており玄関には民谷だけであった。
眩暈 (13)