消防車と救急車が合体した「消防救急車(消救車)」があるってご存じでしたか?
消救車は、消防車の出動頻度に比べて、よく駆り出される救急車の運用効率化を図り、消火と救急の両方の機能を持つ車を配備することを目指して作られた車です。配備されている消防機関はまだ少なく、2004年12月に㈱モリタが開発・製造した日野自動車のデュトロベースの車両が、千葉県松戸市消防局六実消防署に第1号として、 2007年4月には京都市消防局北消防署中川消防出張所に全国第2号として、2008年4月に青森県むつ市大畑町の大畑消防団本部付分団に全国3号としてそれぞれ導入されました。【HP「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より】
しかし、従来の消防車の機能と救急車の機能を完全に合わせもっているわけでないようで、消火用の動力ポンプが小型だったり、患者用の生体モニターの機能が最新の物より劣ってしまったりするなど、今後、消防車や救急車の代わりとして本格的に運用するには数多くの課題も残しています。
費用的には2台買うよりは若干安いそうですがまだまだ高価なため、こちらも本格的な導入に関しては大きな課題になりそうです。
消防車と救急車を合体させて「消救車」って、なんのヒネリもないネーミングですが、名前とは裏腹に、中身は優れた緊急自動車であることは確かですね。
エコが声高に叫ばれる昨今。これから先も課題は多いかもしれませんが、数年先にはこの「消救車」が当たり前の時代になっているかも知れません。
事務局 農澤
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