森林資料館の2階は、木を活用した物の展示が多い。
木材からスキーやバットが出来るまでの行程。
おしゃれな木製家具の展示。
懐かしい昭和の香りのする生活用品も並ぶ。
そんな品々を見ながら、思わず饒舌になる昭和のお婆さんの私。まるで伝承が使命であるかの様に、自分の知っている道具などの説明を延々と息子に語る。
展示の中に、非常に古い本があった。牧野日本植物図鑑と左隣に日本昆虫図鑑。中を見てみたいけど、これは触っちゃだめなやつだ。
アイヌの樹皮船。とてもコンパクトな船だ。
音が出る仕組みを輪切りにして展示してある珍しいピアノ。
横からみると、仕組みがわかるようになっている。
炭の標本の陳列。珍しいが、どの種類の木で作っても、素人目には同じに見える。
昔仕様の応接室。タイムスリップしたかのような景色。威厳がある空間だ。
昆虫標本の数も半端じゃない。
飾れずに積んであるものや、ロッカーが何台もあるのだが、その中にも昆虫標本が!
何でもすごい量なのだ。
見終えて階下へと下りると、丁度新しい閲覧者2人が、熱心に受付の女性に質問しているところだった。
その側をお礼を告げながら通り過ぎ、建物の外へと出た。
外に生えている樹木も展示品である。研究の為に植えられたものだ。整然と並んでいる。
ちょっと面白い木を見つけた。
チョウセンゴヨウ。
たまたまだったのかもしれないが、枝の先端に星が付いているような形が魅力的。
わかるかな?枝の先の星。ファンタジックじゃないですか?
わかるかな?枝の先の星。ファンタジックじゃないですか?
森林資料館の他に森林記念館もある。
1階は、セルフサービスのコーヒーなどが置かれ、休む事が可能だ。木製の小物等も販売されている。
ここは、主に林業関係資料や古い道具類の展示が250点ほどある。
1935年に建築されたというこの記念館は、2000年に国登録の有形文化財に指定されたそうだ。
特に2階のドアが素敵だった。
扉の美しい造形に感動。
つづく