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ポジティブな私 ポジ人

トレジャー温泉旅行

11月は様々な出来事が重なった。

娘が帰省することは決まっていたのだが、複数の友人に「近い内に会おう」と種をまいておいたら、それが11月に集中した。おまけに家族にアクシデントがあったりと、気が付いたら12月になっていた。そんな風に過ぎた1ヶ月だった。

目まぐるしかった一ヶ月の出来事を追々書いていきたいと思う。

その中でも、かねてから計画中だった、トレジャーの温泉旅行を遂に実行出来たのは、特筆すべきことの一つだ。

11月10日日曜日、女3人の温泉旅行。
懐が全く痛むことのない、それでいて贅沢な温泉宿。
今回の温泉代は友人Tさんの不用品をフリマで売って稼いだ資金で賄うものだ。

当日のお昼頃、真駒内で待ち合わせ、Tさんの車で拾ってもらい、温泉宿へ向かった。

お宿は定山渓にある女性限定の温泉。美容と美食がコンセプトの宿泊施設である。私たちは着く前からワクワクしていた。

施設は定山渓の奥まった場所に位置していた。元々は普通の温泉宿であったが、内装などを一新し、女性好みの宿へとリニューアルしたらしい。

到着した当初、外見はそれほどの印象ではないが、中は落ち着いたモダンな内装だった。

普通の温泉宿だったら、チェックインしてから部屋でお茶を飲んだり、お菓子でもかじりながら「いつ、お風呂に入ろうかな〜」なんてのんびりするところだが、今回は違う。

施設の受付の女性から、先ず説明を受ける。

最初に、3種類のブランドの中から、ヘアケア商品を選ぶよう促されたので、見本のシャンプーやリンスの香りを確認した。その中にはブランドに疎い私も知っている「ロクシタン」があった。

早速触れた、ちょっとリッチな感じがうれしい。

私は香りとボトルの高級感が気に入って、これを選んだ。


それから、夕食のスタート時間をみんなで5時半に決め、エステの予約を7時半に、岩盤浴の予約は午後9時。
また、10時までは食堂の好きな飲み物を飲んで良いということだった。

翌朝のおにぎりの予約もしなくてはならず、それぞれ一覧表から好きな具のおにぎりを選び、予約用紙を夕食の会場に提出する事も忘れちゃならない。

老いた私の頭の中は、スケジュールを整理する事でフル回転だった。いかに日頃、時間に縛られない生活をダラダラ過ごしている事か。たったこれだけのことで、テンパるなんて。

最後に「ウェルカムスイーツがあります」と言われ、うれしいやら忙しいやら。
とにかく荷物をお部屋に置いて、スイーツ!スイーツ!

お部屋はこんな感じ。窓からは広い庭が広がっていた。木々の間を野鳥が飛び交っていた。



部屋にもお茶、コーヒー、紅茶が自由に飲めるよう用意してあった。ミネラルウォーターも3本。後から考えたら、このミネラルウォーターは部屋で水分補給に一人1本確保しておくべきだった。コーヒー用と思い、早々に使い果たしてしまったが、コーヒー用は水道の水を使うべきだったのだ。


この籠にお風呂へ行く時のフェイスタオル、バスタオルを入れて行く。用意された籠は3つとも色違い。それぞれ好きな色をチョイスした。私の色はシルバー世代にピッタリのシルバー。

部屋着は浴衣と作務衣の2種類用意され、足袋の形の靴下もあった。
アメニティの中に基礎化粧品類もあり、日頃安い化粧品しか使っていないお肌には、著しい効果があった。香りもすごく良い。



部屋での事は後回しにして、ウェルカムスイーツへ急いだ。

ラウンジの一角には一口大のケーキ等が数種類用意してあった。ドリンク類も用意され、コーヒーのほか、紅茶等お茶の類はかなり色々な種類が用意されていて充実していた。

ウェルカムスイーツの後、浴場へ。
かつては男湯女湯と別れていた浴室を、露天風呂から繋げて、行き来出来る。どちらも言うまでもなく女湯。
浴場自体は特に大きくもなく、打たせ湯も泡風呂なども無いが、サウナがあり、最も気持ちが良かったのは露天風呂だった。
良い具合に木の枝の間から月が見え、風流だった。

お風呂上がりには、大きなガラス製のウォータサーバーに、デトックスウォーターがたっぷり。中に入れてある素材が見える。レモン、ミント、キウイ等が美しい。
飲んでみたら確かに体内の悪い物がどんどん出ていくようで、おトイレの回数が増えた。

お風呂から上がって少し休んだ後、食堂へ向かった。
本日のお品書き。小さすぎて見えませんな。

温物「玉葱のフラン」(写真無し)から始まり、前菜は「まごわやさしい」メニュー。炊き合わせ、強肴、お食事、スイーツまで。

手の込んだ美しい盛り付け。

量の少ない。コースを選んだけれど、私達には十分な量だった。

飲み物は全てフリードリンク。ジュースや牛乳、ワイン、ウィスキー、日本酒、ゆず酒、桃のお酒と何でもあり。男性がいないからこそ出来るのだろう。

食事が終わって、エステの時間。

ここでTさんに異変が。空腹時に入ったサウナで、アルコールが急激に回ったようで、お部屋で休む事に。

Iさんと私は、Tさんを部屋に残してエステへ。私はヘッドスパをIさんは全身マッサージを同じ部屋で同時に受けた。

Iさんの「ああ、気持ちいい!」が何度も室内に響き渡っておかしかった。

エステの施術室を出るとそこには、かなり広めのくつろぎスペースがあり、本や雑誌類もある。さらに色々な種類のハーブティーが用意されていて、至れり尽くせり。


午後9時からは岩盤浴。
Tさんは相変わらず具合が悪そうだったが、Iさんと私は予定通り岩盤浴へ。

岩盤浴を少し早めに出て、食堂のドリンクをいただきに行く。
ドリンクを手にラウンジへ行くと、お休み前の軽食が用意されていた。一口大のケーキと小さな杏仁豆腐やブラマンジェ、ナッツなど。こんなささやかな配慮も女性にはうれしいものだ。良くわかってらっしゃる。

部屋に戻ると、Tさんは少し良くなっていてホッとした。今振り返ると、苦しんでいるTさんを放ったらかしにして、スケジュールをこなしていた自分は、ちょっと友達がいのない人間だと今頃反省。 

その夜はデトックスウォーターのせいか、トイレへ行く回数が多く、喉が渇いてしょうが無かった。私の体内に溜まっていた毒素はきっと全て体外に排出されたのだろう。翌朝肌の調子が最高に良かった。

朝食。

朝はおにぎり2個。



お味噌汁の右上にある小さめの白い湯呑みの中には、なんとお出汁。これがまた美味しい。


バイキングで皿に盛り付けしたサラダ類。体に良さげなものばかり。

何とか回復したTさんと朝食を迎えることが出来てホッとした。Tさんはあまり食べられなかったけど…。

食事を終えて、エステを受けることが出来なかったTさんには、おみやげコーナーで5000円分ほど好きな物を選んでもらった。

チェックアウト後は、自宅用にみな温泉まんじゅうなどを買った。Tさんの資金は遂に底をつき、今度はIさんの不用品を売った資金から支払いをした。
今回の旅で支払った代金は、トータルでおよそ8万円。3人で8万円。はぁ~、贅沢。

こうして、Tさん企画の温泉旅行は終わった。企画者のTさんが十分に楽しめなかったのはとても残念だったが、楽しい温泉旅行だった。

こんなに贅沢をしながら、誰の懐も痛まないというのが一番の“ミソ”。支払いの事を気にしなくて良い事なんて、人生でそうそうあることじゃない。なんて素敵な事なんだろう!

彼女たちの不用品は毎日何かしら売れ続けている。

今後は、私達O型(血液型)3人女の、いや、Iさんの妹さんHちゃんが加わって、O型4人女の美食倶楽部の美食会が毎月1回開催する予定。

これからも不用品が売れ続けていく限り続いて行く。このシステム、なかなか気に入っている。





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