
今回の旅の目的のひとつが、茶を知る。
ということで、嬉野茶で有名な佐賀県嬉野へ。
茶交流館「チャオシル」で茶を知る。
さまざまなお茶に関する体験ができる施設です。
まずは、煎茶のいれ方から。
ふぅ〜ふぅ〜するほど熱いお湯だと、苦味や雑味が出てしまうそう。
ぬるめのお湯でじっくり淹れたお茶は、マイルドなお味です。

つづいて、茶染め体験。
縛り方によって、さまざまな柄がデザインできます。
出来上がりを想像しながら縛っていくのも楽しい作業。
お茶で染めるとお茶の色(緑色)になると思っている方がいるそうですが、さて…。

染め上がりの柄は、思っていたのとちょっと違いましたが、なかなか良い出来!
きれいな茶色に染まりました。
そう!お茶の色は、読んで字の如し。茶色なのです。

嬉野茶で有名なのが、「釜炒り茶」。
今ではほとんどが蒸し茶ですが、かつては、釜炒りも多かったとか。
釜炒りの前に、しっかり茶揉みを行います。
「力を入れて!よいしょーよいしょー!」館長の掛け声が響きます。
かなりの重労働です。

揉み作業の次は、釜で炒ります!
焦げ付かないように手早くまんべんなく。
しっかり熱をとおして、水分を飛ばしていきます。

1時間弱をかけて、自前の釜炒り茶が完成!!
館長から、「名人」とのお褒めの言葉を頂戴して、上機嫌です。

蒸して作ったお茶は緑色ですが、同じ茶葉なのに、釜炒りのお茶は、ゴールドに輝いています。
こ、これは、私が子供の頃、実家でよく飲んでいたお茶の味!
いつの頃からか、お茶と言えば緑色というのが常識になっていて、
実家で出されていたのはきっと出がらしだったから緑じゃなかったのだろうと思っていました。
あれは、出がらしだったんじゃなくて、釜炒り茶だったのだ!
一つの謎が解けた瞬間!
お茶を知る旅の、大きな収穫でした。
ふたつのランキングに参加してまーす!
ポチポチッと、よろしくプリーズ!


インスタはこちらからどーぞ!
ネコブログ「日々是☆はなまる」もよろしく〜
![]() | 今日もネコをいただきます。 |
津田 蘭子 | |
ワニブックス |