二ヶ領用水(にかりょうようすい)
同用水は、多摩川などを水源とし、神奈川県川崎市多摩区(上河原堰・宿河原堰)から川崎市幸区までを流れる、全長約32km(宿河原の支流を含む)の神奈川県下で最も古い人工用水路です。関ヶ原の戦いの3年前に測量が始まり、14年の歳月をかけて完成しました。二ヶ領用水の名は、江戸時代の川崎領と稲毛領にまたがって流れていたことに由来します。農業用水として多摩川から水を引いて造られ、かつては今日歩いた武蔵小杉の農業を支えた二ヶ領用水ですが、現在の沿川は宅地化が進んでおり、工業用水などに用いられるとともに、春には桜が咲き、法政通り商店街イベントなど近隣住民の憩いの場としても親しまれています。
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