ちびもかの裏庭(乳がんとかヘルニアとか痔とか)

腰椎椎間板ヘルニアを手術。
その後、乳がん発覚。
非浸潤性乳がんの全摘&自家組織で同時再建。
痔の手術も経験。

お役に立てた?

2016-01-15 17:02:32 | 乳がん
15年以上に渡って、私に施術を受けてくれているお客さんがいる。
その人から3日程前に電話がきた。
「先生、どうしよう!右胸がすごく痛いの!」

話聞いてると、捻ったでもぶつけたでもない。今まで経験の無い痛みらしい。不安がるお客さん。ちなみにこの人には私の乳がん罹患を伝え済み。

身近に乳がんの人間いたら、そら不安にもなるかぁ。ちょっと反省。言わなきゃ良かったのかなぁ?

通院圏内の乳腺科の病院は2件。私が最初に行った病院は激混みで予約もいっぱい。対応に困ってる風だったしなと思い、心当たりのあったもう一件の連絡先と場所を教える。
「明らかに異常があると伝えれば、予約無しでも診てくれるハズ。ただ待ち時間は長くなると思うよ」と言っとく。

それから3日後、なんとか受診できたと連絡が来た。
エコー、マンモ「おそらく乳腺症だとは思いますが」と言われつつの針生検もやったそうな。

初めての針生検で痛かったのと怖かったのと、何より不安だったんでしょう。病院帰りに連絡が来て、待ち合わせてお茶して来た。…仕事休んでヒマだし。

一通り話を聞いてあげてっと。安易な事は言えないけど心の中で「私も乳腺症だと思うけどなー」とか思ったりして
一週間かからず結果が出るとの事だし、こういう時は結果までの間、不安で鬱々しないように馬鹿話したり、美味しいもん食べたり、「気を紛らわす!作戦」で乗り切るに限る。

「話せて良かった。落ち着いた~」と言って帰路につかれました。…そうそう、それでいいと思うよ


乳がんが20人に1人とか15人に1人とか言われてるけど、
そういう数字ってマジックというか…
あまり真正面から受け止めなくていい気がする。
自分の身近な同世代で20人に一人って言うと、
「すごく多い」印象。だけどこれって全世代って事じゃないのかな?自分が住んでる町の中で、どれだけいるの?と考えると「そこまで多くない」気がしてきませんか?

これは別に「乳がんは他人事と思え」って意味じゃないですよ!勿論、検診大事。病気への知識と理解も大事。

ただ実際問題として、自分が乳がんになって見たり感じたりしてる事が…

・ピンクリボンと広報していても、いざ検診となると乳腺科の病院が不足している現実。

これは本当に強く感じてます。

更に言えば、乳がん切除の手術だけできてもダメじゃないか?って事。女性特有の病気は乳がんに限らずデリケートな問題。
手術、再建、心のケアと連携できてる病院がどれだけあるんだろう?
実際、私はそこが納得できず転院してる訳だし。
中には「手術してくれるだけで十分よ」という人もいるかもだし、要するに…

病院&専門医が不足してる為に、患者の選択の幅が狭いってのは問題じゃないかなと。

あと、すごく個人的に思うのは、芸能人の方があまりにもセンセーショナルに、そしてショッキングな感じで病気について発信するのは如何なものか。

病気ってのは、どんな病だろうと「正しい。客観的な情報」こそ必要と常々思う事なのでね。

芸能人が告白する事で検診率が上がるのは良い事なんだろうが、どうしても感情に訴えるカンジになるのが苦手。一般人で、1人黙々と病気に立ち向かってる人も、たくさんいると思うしなぁ。

ダラダラと書き連ねてしまいました
ま、整体師の本業休んでも、お役に立てる事もあるもんだなぁと思った次第です。

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マンモトームこぼれ話

2016-01-12 17:59:48 | 乳がん
マンモトーム生検した後、しばらくして思ったこと。

「検査後の方がオッパイ痛いぞー!」

そもそも、検診前から特にこれといった自覚症状の無かった私。あえて言うならば

「生理前の乳房の痛み&張りに似た感じが、なんだか続いてる気がするなぁ。それも片側だけ続いてるかな?」といった感じ。

元々が乳腺症気味だった為、生理前の胸の鈍痛はあまり気にしすぎないようにしてた。

気にし過ぎると余計に痛く感じそうだし、ね。

「乳がんは痛みはない」とよく言われるそうだけど、上記が癌の痛みなら「痛みはある」という事です。

ほんと病気の症状なんて、100人いれば100通りなんだろうなぁ。

おっと、話脱線。そもそもたいして痛くなかったオッパイが、マンモトーム後に妙に痛くなったのですよ。

最初は傷のせいかなと思ったんですが、一週間過ぎて傷もほぼ気にならなくなり、アザも落ち着いてきても・・

「なんか触ると痛ーい

きちっと触れて確認すると、今までなかったハズなのに何やら硬いものに触れる。

ふーむ・・・刺し傷の後だから・・・「血腫かな?!」と。

マンモトームで針刺したからって、ガンが急に周辺組織に広がるとは考え辛い。そんなんだったら、この検査やらんでしょ?!

勝手に血腫と判断してたが、S大病院での触診時に聞いてみた。

「マンモトームの後から、硬くなった所があって痛いんですけど、傷みたいなもんですか?」

すると「あぁ、血腫になったりするんですよね。時間がたてば気にならなくなりますよ。」との答え。ハイ、血腫で正解(^^)v


そうそう。マンモトームの後って、針刺すこともあってアザができるんですが・・・

血管の走行とか、血流が分かりやすいです。

抹消(ここだと乳首ね)に向かって、ちゃーんと流れる血液。

血流に乗ってガン細胞が広がる事考えると、なるほど乳首に向かってガンも進展していく訳だわなー。それとリンパにもね。

おっと、マンモトームの後は撮り忘れたけど、注射器みたいなのでやる針生検の後に撮った写真、残ってたわ。

見苦しいので、見たくない人はここで終了してね。

写真はコチラ↓


分かり辛いですが、乳房下側から撮ったもの。

よーく見ると、写真オッパイの右にちょっぴり凹みがありますが、それが針の跡。うっすら点々と周囲に見えるのが内出血ですね。

自撮りは照明考えないといけませんね

もういっちょ!

マンモトームで採取した組織の写真


病理検査の画像、前の病院で撮ってた。

組織標本はプレパラート(理科の実験で使ったガラスの板のやつ)在中と、封筒に入れられてS大病院に私と一緒に行きました。




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S大病院へ

2016-01-10 07:27:49 | 乳がん
さてさて、紹介状を携えてついに本命?!の病院での診察日がやって参りました。

最初の乳腺クリニックでの診察が11/7。紹介された地域の大病院での告知が12/14。で、S大病院に辿り着いたのが1/8。

ここまで2ヶ月。やや回り道してるのを考えても、まあまあのスピード?そうでもない?他人と比較出来ないから分からん。

10時半の予約で呼ばれたのは13時近く
さすが大病院、混んでます。

お若い女医さんの初診。紹介状と共に持って行った画像データもチェック。で…

「このMRI撮影の時、造影剤入れました?」「はい」と私。「…入れてる割に見えないなぁ(ボソ)」

…ふーむ。造影剤や撮影一つとっても技術に差があるって事なのか?

当然、触診や問診もアリ。最初の受診のきっかけも聞かれた。シコリや分泌物など無いのに病院行ったキッカケって事かしらん?

「なんとなーくの勘で。」と答えておく。
「10年位前も、なんとなーく受診して、シコリを針生検した事あったので。その時はセーフでしたけど。」

先生&看護士さん共に「へー」って顔。…そういう人あんましいないのかなぁ。

一応の触診なぞ終わり説明へ。今回は前回の失敗を反省してダンナも同席。

何故に前回は失敗と思うか?…私があまりにも、あっさりサバサバし過ぎでなかったかと

物分かりが良すぎると、説明省かれる恐れがあるかなと思った次第。

で…私の場合、1視触診→2画像診断→3病理検査→4確定診断と段階ある中、4まできてるので後は、病変の広がりや転移の可能性を調べて、治療方法を検討する。

という事らしい。へー、いきなり全摘出って言わないんだ。それって優しさ?それとも治療計画で常識?

病変の広がり次第たが、温存の可能性を捨てないあたり優しさを感じますね。が、私は既に再建を視野に入れてるので、それも伝える。

次回の検査日に形成外科の診察もセットで入れてくれました。

流れはざっと、こんな感じでいたって普通だと思うのです。が、あらゆる所で気づかい&優しさを感じました。

これは病院の方針なんでしょうね。患者さんの利益最優先。的な?…当然っちゃ当然なんだろうけど。

でもこの当然の事が、前回の病院には無かった。

地域の基幹病院で救急病院でもある。よっていつでも混雑。命助けるので精一杯。細かなケアまで手が回りません!…そういうカンジ。…仕方ない事なんだろうけどね。

この日のこぼれ話は、また次回にでも。

お会計・7360円也

病院が変わると、頂くパンフも増えていく(笑)


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待合室にて

2016-01-07 14:38:02 | 乳がん
何回か病院に通ってて思ったこと。

診察室の外の待合から、何人か名前呼ばれて中の待合の椅子に座り、更に待つ。

ここで先生に個々に名前呼ばれて診察となる。

治療中で経過観察の患者さん、検査を受けに来た患者さん、そして検査結果を聞きにきた患者さん。色んな人がいるわけです。

もうねぇ、なんつーか・・・

・・・この、中待合の空気がしんど過ぎる

整体師という仕事をしているせいなのか?患者さんの緊張とか不安感とかが、手に取るようなのです。

「精密検査を受けるんだろうな~。」「この人はおそらく検査結果を聞きにきたんだろうなあ」

と思うけど、まさか確認する訳にもいかず、本当のトコは分かりようがないんですけどね。


紹介状を依頼しに行った時のこと。いつも通り中待合に呼ばれて待つ。

この時すでに私は告知を受け、術前検査日や入院&手術日も決まっていたし、頭の中で考えてたのは「今更キャンセルって、どういう事だ?!」と先生に怒られるんじゃないか?という事くらい。

ま、怒られても「スンマセーン」的態度でいっか。と計画。口の中に飴玉放り込み、待っていた。

すると・・・私の右隣の女性から、ただならぬマイナスの空気ががが

(*´Д`)うぅ・・・この雰囲気、つ・・・つらい。耐えられん!


「妖怪・アメチャンクバリ」

沈黙が何よりキツかったっす。飴舐めて、その女性の緊張がちびっとでもほぐれたら良いなぁと思ったし。

そりゃ知らない人に、それも待合で飴を差し出されて驚かない人はいないよねぇ。ビックリされた様子でした。

が、受け取ってくれたし、「いただきます」と口に入れた後、ボツリポツリとお話を始められました。

「精密検査受けられるんですか?」と聞かれ「あー、もう受けました」

「じゃあ結果を聞きに?」と聞かれ、ちょっと返答に困る。デリケートな人に私の状態言って「あぁぁぁ、きっと私もガンなんだわっっ」と、変に落ち込まれても困る。

けど、黙るのも却っておかしいよね?と思い「あーー・・・大きい声じゃ言えないですけど(ここから小声で)私、もう告知受けてますぅ(ヒソヒソ)あはははは今日は、ちょっとヤボ用というか。」

「あぁ、そうなんですか?!」とやや面食らった風だったけど、私が凹んでる感無いのを察知してくれたらしい。

そこでこの女性「マンモトーム生検を受ける事になった事」「身内に2人程、乳がんがいるから覚悟はしている事」等々、お話してくれました。

きっと1人で抱えてて不安だったんだろうなぁ。「まだまだ!結果出てないで落ち込むの、気が早いですよ。」と言ってみる私。

「そうですよね!」と女性。「私、全摘予定なんですけど、しばらく運動できないのかーと思うと、嫌なのそれくらいかなぁって。ァハハ」

アホみたいだが、なるべく笑顔を心掛けてみました。個人的にずーーーーっと昔から思っているのが・・・

「闘病は笑いがあったほうがいい」

これが信条です。その方が絶対、免疫力上がるってば

「スポーツ出来ないの嫌ですよね。私もそれは嫌だなぁって思ってました。」と女性。お、アクティブ派と見たぞ!

等々ぽつぽつ話してるうちに、先生に名が呼ばれてしまったので、私は診察室へ。

私が紹介状依頼して速攻で診察が終わり。診察室出て、その女性と目が合う。

私、おもむろにガッツポーズ。・・・・ん?変だったかな?・・・まぁ、そのへんは置いといて。

「頑張って!」と私。頷く女性。

・・・今思えば、この時点で頑張らなきゃいけないの、私じゃん(゜Д゜;)あぁ、やっぱりアホだ

振り返るとトンチンカンな私の行動。がん患者の自覚がなさ過ぎるのも考えもの。


ま、私個人の状況がどうであれ、緊張の中、ちょっとでも笑いがでればいいんでないの。と思った出来事でした。
















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乳がん検診から告知まで

2016-01-06 15:54:15 | 乳がん検査から確定診断まで
乳がんについての話は、こちらで書き留めておこうかなぁと思います。


今までの経過は








あちこち記事がとっ散らかっててスミマセン。

思ってたよりも話が盛りだくさんになりそうなので、病気話は愛猫話と分けておこうかなっと

他人の病気の話なんて読みたくないって人もいるだろうしね。

乳がん、またはヘルニアについて興味ある人だけが、読んでくれればオッケーな感じで。

ゆるーく行きたいと思います。
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