ちびもかの裏庭(乳がんとかヘルニアとか痔とか)

腰椎椎間板ヘルニアを手術。
その後、乳がん発覚。
非浸潤性乳がんの全摘&自家組織で同時再建。
痔の手術も経験。

術後5、6、7日目

2016-04-08 16:03:12 | 乳がん手術と同時再建
術後5日目、背中の痛み止めの管をやっと抜いて貰えた。

結局最後まで、自ら追加の痛み止めボタンを押す事もなかった。

背中の管はとても細いのですが、それでも抜く時はやはりズルリッと妙な感触でありました。

「・・・寄生虫みたい」そう思ったけど、言葉にはしないでおいた。

日に日にドレーンから出る排液の量が減っていく。

院内独歩OKになったので、あっちにフラフラこっちにフラフラ。散歩しまくり。

見舞いに来たダンナと共に院内コンビニでおやつ買ったり、フリーダムな感じ

この時に、「そういや、手術直後に旦那さんと話してて、元気だなって思ったと先生に言われたよ~」と話したら

「あー、覚えてないでしょ?オレに「もう帰っていいよ」ってすぐ言ってたよ」・・・だそうな。

潜在意識っつーか、思ってた事がまんま口から出るもんなんですね

長時間待たせて悪いな~。大変だろうな。と思ってたせいでしょう。


術後6日目。胸に入ってたドレーン2本が抜管になった~。ずいぶんと身軽!

かぶれてしまった所は看護師さんが処置してくれると共に、自分でも処方されたかゆみ止めを塗ったりしてた。

この頃に特徴的だなと思ったこと。傷の箇所じゃない、関係ないハズの所が不思議と痛んだことです。

お腹の皮膚を詰めて縫ってるので、当然ビンビンに張ってる。で、縫った箇所より上のなんにもない所がビリビリする。

常にじゃなくて、時々不意にビリッと電気が走る感じ。かぶれてもいないし、傷もない。何故??

痛み自体はたいした事なかったけど、不思議に思ったので先生に質問したら

「え?!・・・早いね普通は1ヶ月位たったらなんだけどな。」とおっしゃる。

なんでも神経組織が伸びてきて、切って感覚が鈍くなっている下腹部へと段々、痛みが移動していくそうな。

切れたり無くなった分を体が補おうとしてるそうです。すごいな神経!


手術した右の胸は相変わらずボワーンとした鈍い感覚。そしてまだまだカッチカチに硬い。そして腫れもあるせいか巨乳(笑)

本当は鏡の前でポーズでもとりながら、全身を映して見たかったけど、病室に姿見があるハズもない。

ただ、男の先生が「格好良くできたからね」と言った言葉は本当だった!

メガネかけて自分で術後の胸や腹の傷を確認したところ、ショックを受けるどころか感心しまくった。すごい、すごすぎる。

パッチワーク状になっていても、年月と共に傷跡は薄くなっていくだろう。なんで最初から気にしてない。

・・・皮膚の質感とか、すげー自然なんですけど。これ、腹の肉と皮膚・・・だよね?

思わず確認したくなる。確かに生えてる薄い毛は、腹にあったそれだわな~(笑)


血流チェックをエコーでやる際に、大きい血管の位置を油性ペンでマーキング。

日が経って、印が薄くなると上から再びのマーキング。

「ついでにお花とかスマイルマーク描いちゃう?!」と言ったら、看護師さんに爆笑されました。

この術式の件数が少ないせいか、看護師さんがよってたかって「触らせて下さい」「見せて下さい」と言う。

どーぞどーぞ!もう好きなだけ来て見て触って下さい

まぁ、患者さんみんなに言ってるかもだけど「綺麗にできてますね~」と言われて、悪い気しないっす

そして、やたらめったら元気でサバサバし過ぎていたせいか、とても面白がられた。

・・・まぁ、私のいた病棟は乳がんだけでなく、様々ながんを患っている方達の病棟だったし、どよんとしてて当たり前の場所だろうからな。

「ちびもかさん、この手術受けてここまで元気な人、私、すごく久しぶりです!」・・・褒めてくれた?有難う


術後7日目

さすがにシャンプーしてない期間が長くて、頭痒いーーー!

看護師さんが洗ってくれるとは言うけれど・・・忙しそうだし、あと少しの辛抱な気もする。という事で忍耐。

介護用品のウエットシートタイプのシャンプーを買って持って行っていたので、それでしのいでました。

お腹のドレーンから出る排液の量もほとんど無し。もう抜いてくれればいいのに~とか思う。

手首の点滴用の針のあたりが、さすがに若干痛くなってきた。

やっと手術して1週間。早く退院したいぞ~と、ソワソワし始めたのがこのあたりでした。








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術後4日目

2016-04-06 14:57:30 | 乳がん手術と同時再建
術後4日目。午前中に導尿カテーテルの管、取ってもらえた。

ふぅぅ~スッキリした!

それにしても・・・人生で2回目のカテーテル。やはり管を抜く時の感覚が、ちょっと変なカンジではある(笑)

ズルッ、はたまたヌルッ・・・といった風。

看護師さん立ち合いの元、点滴スタンドをお供に室内にあるトイレへGO。いちおう用心しつつ、ゆっくり立ち上がってと。

ずっと寝たままだと、立ち上がった際に貧血でフラつく人もいるらしいが、私は問題なかった。

おっ、足取りも想像してたよりスムーズ。スタスタ行けるでないの~。

ただ、うっかり背筋を伸ばそうとすると、お腹の皮がビーン!と突っ張っります。

ついつい腹を縫った事、忘れるなぁ

「ちゃんと腰かがめないと!」と注意されました(笑)

ただ、術前に医師や看護師さんが言ってたほど「お婆ちゃんのように腰をかがめて」なくても「ほんの気持ち、お腹を緩める程度に猫背気味にする」だけでオッケーでした。

コレ、あくまでも私個人の場合ですよ。念の為。

カテーテルと共に脚のエアーポンプ&弾性ストッキングともサヨナラです。

空調きいてる室内で、手術当日から計5日間も同じ靴下なんて・・・更にその上からポンプという密封使用



絶対臭いって!多分、人生史上、最強に臭ったハズ。怖くて自ら嗅いで確認できんかった。


トイレ&洗面だけとはいえ、歩けるようになったし、体も背中以外は自分で拭ける。シアワセ~

なんせ未だ管の数6本のお祭り状態の為、背中は看護師さんに拭いて頂きます。フキフキして貰っていたら・・・

「あらら、ちびもかさん。けっこうカブレちゃってますね処置しないと」と言われる。

そうなの??なんせ患部の胸、そしてお腹は腫れもあり感覚が鈍くなっているので痛くも痒くもない。自覚症状無し。


今回の入院手術で、私は「非常に肌が弱い」と判明。

なんせ術中から各所に貼ったテープ→かぶれ。ドレーンが直接、肌に当たっている所→かぶれ。挙句の果てに、消毒用アルコール脱脂綿も、一瞬ならいいが、ちょっと置いたままにすると→かぶれ。

ひどい有様です。ドレーンが肌に触れてしまう箇所は、看護師さんがガーゼで管を巻いてガードしてくれましたが、テープかぶれが既に悪化した所は水ぶくれとなってしまった。

水ぶくれが潰れないように、肌に優しいテープで保護。

かぶれや褥瘡(床ずれ)が悪化すると感染症リスクが高くなる為、看護師さんの処置が非常に丁寧です。

床上安静期間が長かった私は、褥瘡(床擦れ)もハイリスクでありましたが、幸いそれはできず。良かった~

ドレーンが4本、体にくっついていて着替える際とか、気をつけんと引っかけたりする。面倒だな~と思っていたら看護師さんからアイテム付与。

ドレーンパック入れるポシェット

ドレーンの先に体内から出る排液を溜めるパックがついてるんですが、まずお腹の2つをそれぞれパジャマの左右のポケットにIN。

胸のドレーン&排液パックは2つ一緒にポシェットにIN。

これで、からまったりしないで快適です~!


一日ごとに回復していく手ごたえを感じる、そんな術後4日目でした。






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術後3日目

2016-04-05 16:17:08 | 乳がん手術と同時再建
そういえば、術後1日目、2日目と発熱してたなぁ。

予測してたけど、38度台で推移。

体に傷がつくというのは非常事態で、体が持ってる生命維持装置が働く。そんな感じ。

鎮痛剤もよく効いてくれていたから、発熱自体はそんなにキツくなかった。

その代わりに、汗がすごい。だっくだくになった。パジャマもびっしょりで着替えさせてもらいました。

看護師さんが氷枕を入れてくれたり、点滴で水分補給してても、水はゴクゴク飲んでたな。

そのおかげで術後2日目の夜には、発熱も落ち着いてきた。

この2日間、患部の色や血流チェックは数時間おきに行われていました。


術後3日目。「今日も術後管理室か」と思っていたら、昼前に看護師さんが「病棟に移動できる事になりましたよ~」と。

やったー!まずは術後24時間以内の壊死の危険はクリアって事ですね!

要注意の状況は脱したってだけで嬉しい。まずは一安心。

移動の為、病棟のベッドが、今寝ているベッドに横づけされる。高さを合わせて・・・

看護師さん&助手さんが移動の補助に入ろうとしている。そんな中

「よっこらしょっと

・・・自分で移動してみた。

「あっ!無理しないで!」と言われる。いや、全然無理してない。平気だった。

看護師さん曰く「ちびもかさんみたいにポジティブな人って、回復早い気がします。やっぱり気持ちって大事だなぁって。」

あ、そう?だよねー。どのみちやる事一緒なら、楽しく乗り越えた方がいいじゃん。


乳がんの手術で一番大がかりで大変なのが「乳房切除+リンパ節郭清+腹部自家組織の同時再建」だそうで

次に大きい手術が、私が受けた「乳房切除+腹部自家組織の同時再建」だそう。

痛みでぐったりされる方が多いそうです。・・・私、やっぱり痛みに鈍いんかな?

なにはともあれ、病棟へ移動!術後管理室の看護師さん、お世話になりました~



病棟移動したものの、まだ脚のエアポンプ外してもらえず。導尿カテーテル取れず。まだ安静でした。

ただ、術後管理室では看護師さんが手動でベッドの角度調整してくれていたのが、病棟は自分でリモコンで角度調整できる。気がラク!

今は同室の皆さんカーテン閉めてるし、今回の入院では、さすがに私もカーテン開放する気にもなれず、同じくカーテン閉めきり。

「明日にはトイレ洗面はオッケーでるかな?」と楽しみに3日目の夜は過ぎていきました。


そんな風にほっと一安心していた私の向い側のベッド。本日入院&明日手術の乳がんの患者さんらしかった。

看護師さんの検温チェック時、消灯前の見回り時・・・看護師さんが来るたびに何やら訴えている。

どうやら片胸全摘手術らしいのだが、「できるならシリコンで同時再建したかった」「できる可能性があるかどうか医師から説明されてない」

などなど・・・クレームに近いっすね。「今更どうしようもない事なんですけど」と言いつつ、延々と話している。

別に盗み聞きしてた訳じゃないですよ。普通に聞こえてきちゃうし・・・正直、できればそんな話、聞きたくないのが本音なのだが。

主治医は私と同じ女医さん。まぁ、あの先生は確かに言葉が足りない所があるとは思うけども。

・・・自分の体の事だし、考える時間が少ないとはいえ、私なら言われた事だけで納得できなきゃ、自分で調べるなぁ。実際そうしたし。

手術受けたくないなら、前日だろうが当日だろうが、拒否する事だってできると思うし。(超、迷惑はかける事になるだろうが

挙句に、このベッドの女性「あの女の先生、技術は確かなんですよね?!」とか「こういう風に、説明されずに手術する患者は私だけにしてもらいたい。勿論、アンケートに無記名で書かせて頂きますけどね。」

「あ!でも、私がこういう風に話してたのは、手術終わるまで先生には言わないで下さいね。気分を害されて、変な風になったら嫌だし」


・・・・あぁぁ、もう聞きたくないよー!そんなに信用できないなら止めりゃいいじゃん

ガンの手術って、普通に考えて「人生の一大事」なんで、精神的に不安定になったり、いっぱいいっぱいなのも分かるけどさ・・・


傍から聞いてて、恐らく一次一期再建より、病状が落ち着いた頃の2次再建の方が向いてる。だから説明を省いたんじゃなかろうか?

あと、ご自身が「同時再建したい」とハッキリ伝えなかったんだろうな。言ってれば、あの先生の事だから向き不向きは言ってるハズ。

どっかの店の販売員さんと違って「あなたにはこちらのコースの治療がオススメですよ~」といったサービス精神は医師には無いと思う。

その代わり疑問をしっかりぶつければ答えてくれる。あ、あの女医さんはパンフとかに載ってる事を、ちゃんと勉強する努力してない患者は嫌いかもしれん。


「仕事を1ヶ月休業している。早く復帰したい」・・・「みんな時間を犠牲にしてるよ」

「わざわざ傷跡できるし、お腹を切るのは嫌なんです」・・・「個人の考え次第だけどさ、私切ったんでそういう事、今言わないでよ

その他ネガティブ全開でずーっと話してる。看護師さん、巡回終わらないね。大変だなぁ

カーテン閉めて視界を遮ってるせいもあるのか、やたら聞こえてしまったこのやりとり。とことん私をイライラさせたのは言うまでもない。

「生き方が違う」・・・そう、この人とは生き方の方向性が違うのだと、一生懸命自分に言い聞かせて怒りを鎮めようとする私。

これもまた勉強。人生修行だと頑張ることにしました。






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術後1日目&2日目

2016-04-04 14:38:50 | 乳がん手術と同時再建
手術翌日。・・・と言っても、いつ朝になったのか、今が何時なのか?さっぱり分からない。

ほぼ丸一日寝ていたんじゃないか?記憶もあんまし無いし。

もう、目ヤニでまぶたくっついちゃって開かないくらい寝ましたから!

寝る事でものすっごい勢いで、体が回復しようと頑張ってる。これは感じた。

手術翌日と2日目の記憶が混同してるトコあるだろうけど、そこは勘弁して頂いて。

記憶を発掘してみる。


看護師さんが「お水飲みましょうか?」と言ってくれたのでお願いすると、術前に手荷物で用意した水のペットボトルを出してくれた。

それにやはり手荷物に入れておいたペットボトル用ストローキャップにストローをセットして渡してくれた。

仰向けで安静といっても上半身を少し起こし、脚も少し持ち上げた角度でベッドを調整してくれているので、ストローなくても飲めるっちゃあ飲めます。

私も最初はストローで飲んでたけど、しまいにはストローはずして直接飲んでた。

術後管理室にいる間、飲み切ってしまったので看護師さんが給水器でペットボトルに水を入れてくれました。


相変わらずウトウトしてる時に、手術にも参加してくれたマーキングした男性医師が登場。傷のチェックをします。

「格好良く作れたからね!見てみる?」とおっしゃる。せっかくなんで顔を傾けてガーゼを外した患部を見る私。

「ね!いいでしょ?傷も問題ないね!」「はーい」と私。

・・・と、返事をしたものの、私は視力が超悪い!そしてこの時メガネしてないつまり「全っっ然、見えてなかった!」(笑)

しまったーーー!手荷物にメガネ必要だったんじゃーん!

おかげで術後管理室にいる間ずっと、視界ボンヤリ。非常に不自由でした。


形成の主治医である女医さんも回診に訪れて「術後に御主人と話ししてたの覚えてる?元気だなーって思った。」と言われる。

残念!私自身覚えていないそんなにハッキリしゃべってたんだなぁ(^_^;)


2日目は、自分で言うのも何だが、急に「復活!!」という感じで、えらい元気になった。

2日目の昼食は完食したし、1日目のような睡魔も無い。「・・・暇だな」と思う気持ちの余裕もあった。

1日目から右手にナースコール。左手に硬膜外麻酔の痛み止めのボタン{痛みが強くてつらい時に押すと追加で痛み止めが出る)を渡され

ベッドの角度を変えたい時は「遠慮なく言って下さいね」と看護師さんに念押しされていた。

術後って傷がすごく痛いかなーとか、同じ体制で動けないからよく「腰が痛い!」と聞いていたんですが

・・・・??痛くないよ

なんでしょう?痛み止めと相性が良かったのか?追加のボタンを押す事は一度も無く。特にナースコールも押さず。

ベッドの角度も、その状況が初めてなもんだから、どの位置が一番ラクというのもよく分からず。よって適当にセットしてもらったら、そのままでも平気だった。

脚のエアポンプと弾性ストッキングが「暑いなぁ」と思って、モゾモゾ動いてみたりしたけど腰痛も気にならず。

ヘルニア手術前の腰の激痛を経験してるから?モゾモゾしても痛み増強しないし、へっちゃら~




・・・私、手術当日から生理になってしまいまして、手荷物に当然ナプキン入れておきました。

手術直前の下着にもナプキンセットされていた訳です。まったくなんちゅータイミング

で、看護師さんと話てた所「紙オムツは水は吸うけど、血液は吸わない」そうな。ドロッとしてると厳しいんですね。

「経血は吸収甘くてベタッとしちゃって気持ち悪いかも?紙オムツにナプキンセットもできるけど」と言われ、続いて

「!じゃあパンツに履き替えちゃう?で、普通にナプキンセットした方が快適かもよ?」

おぅ手荷物に入れといた自前のパンツ、そっちの方がいいに決まってるじゃーん!紙オムツはごわごわで嫌よん。

何事も経験。お下を看護師さんに綺麗に洗って頂いて、自分でナプキンくっつけたパンツを看護師さんに手渡す。

「人によってナプキンの位置も違うもんね」・・・ですです。自分でやるのが一番です。

この時点で導尿のカテーテルの管は入ったままです。念の為。

オムツ外してパジャマのズボンを脱いでっと、Myパンツにお着換え~

当然、動けない前提なので、看護師さんにやってもらう事になるんですが・・・


体位変換、自分でできた私。

これ、看護師さんにすごい驚かれました。

仰向けで腰を持ち上げるって事は、腹筋に力を入れるという事なので、普通は痛いし怖いしできなくて当たり前なんだそうな。

横向きに転がった時も「そんなに動かないでいいですっ」と焦って言われた。

・・・だって出来ると思ったんだもん。やってみたら平気だったし。

ちょこっと動いただけで傷がパカッと開く訳ないじゃーん!がっちり縫ってくれてますよぅ。

特に痛みが強くなる事もなかったです。


痛みに悩まされる事もない、眠くもない2日目、看護師さんが「スマホでメールとか。通話以外ならOKですよ~」と言われる。

えっそんな~!手荷物に入れて来なかったよ。病室の荷物の中に入れたまんまだし

今日はダンナが来ないから取りに行ってもらえないし。ヒマーーー。

退屈そうな&えらい元気な私を見た看護師さん、不憫に思ってくれたのか手元に時計を置いてくれました(笑)

「いつから一般病棟だろう?」と問う私に、看護師さん「明日まではここかな明後日は病棟に移動できますよ」と言う。

・・・・明日もここで夜を明かすのか。

急激に復活してしまったが故に、痛みより何より暇が苦痛になってしまった。

そんな術後2日目は過ぎていったのでした。




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手術当日

2016-04-02 18:13:05 | 乳がん手術と同時再建
朝6時。起床後まもなく、脱水予防の為のポカリ風味の保水液を渡され、紙パック×2飲む。ここから絶水。

8時には手術着に着替え、前日に渡されていた血栓予防の為の弾性ストッキングを履く。

この弾性ストッキング、事前に調べてて「どんなもんじゃろな~?」と思ってた。実物見た事無かったし。

ストッキングという名だが、実際履いたらメディ○ュットのような着圧ハイソックスでした。

それから、病院によってはT字帯を下着代わりに着用する所もあるそうだが、S大病院は自前のパンツでOKでした。

で、手術室に行く際の手荷物として「代えのパンツ、500mlペットの水&ストロー、腹帯、ブレストケアブラ、歯ブラシ、ティッシュ」などをひとまとめにして準備。

それを持って看護師さんと一緒に手術室まで歩いて移動です。

8時半にはダンナも到着。手術室に行くエレベーター前までのお見送り。

「んじゃ行ってくんね。待ち時間長いけど頑張ってね~、わりぃね!」「おぅ。頑張れ~!」とライトな会話(笑)

手術室に到着。手荷物を看護師さんに預け横になります。

背中に硬膜外麻酔のラインを入れる。横向きになり背中に針をブスリ・・・

「ちょっと痛みと変な感覚でしょうが頑張って下さいね~」

うは、確かに奇妙な感覚。背中の皮と骨の間を長い虫が上に向かって這っていくような。ちょっと痛いし

いででで、と思ったので、対抗すべく腹筋に力を入れてみた。背中を押し返すイメージでね。

すると、あらま。少しラク。ふんっ!と乗り切ります。

背中から細い管入れて首の下からビョンって出るんですよ~。奇妙(笑)

それから腕に注射&酸素マスクにて麻酔。覚えていられるのは3秒まで。・・・で、落ちました。



麻酔から目覚めて最初に聞こえて来たのはダンナの声。

「リンパ大丈夫だったってよ~」

・・・あぁ、センチネル結果でリンパ郭清は回避できたのか。良かった。・・・ぼんやり頭の中で理解する。

で、恐れていた吐き気が全く無い!!

・・・のは良かったのだが、その代わりに「とにかく寒い!!!!」

寒くて寒くて、震えが止まらんのです。


ベッドごとガックンガックン揺れて震える私を見て、ダンナは

「エクソシストみたいだなー。動画に撮っておきたいなー」と思ったそうです(笑)

うん、それは私も見たかったわ。

手術室から出てきて「無事に終わりましたよ」と医師から言われたダンナ。

目の前にはエクソシストな私。

「・・・・・・無事?・・・なんだぁ。これでねぇ」とも思ったらしい。

とにかく寒くて震えたけど、吐き気一切無しとは。麻酔科医すご腕です。


乳房切除に1時間半くらい?再建に12時間超。朝8時半に手術室に入り、出て来たのは夜10時だったそうです。

約14時間の長丁場、ひたすら待ち続けたダンナは、これにて帰宅。

手術してくれた医師&看護師さん達。大人数のチームで臨んでくれました。有難うございます。


ここからICU・・・というか術後管理室ですね。にて、まずは24時間は細かくチェック。

再建箇所の壊死の可能性が一番高いのは、術後24時間。

ここを乗り切らないといけないのです。

まだ飲水はできません。

両脚に弾性ストッキング。その上からエアーポンプを履かされ自動でマッサージされてます。

腹帯は、いつの間にか装着されている。

ブレストケアブラは・・着けてない。でっかいガーゼが当ててある。

下半身はゴワゴワしてる。いつの間にかの紙オムツ装着済。

仰向けのまま動けない為、後で確認したところ

・背中の硬膜外麻酔の管→そのまま痛み止め

・股間に導尿カテーテルの管

・左手首に点滴針&管

・再建した右胸にドレーンの管2本

・切り取って縫った腹にドレーン管2本

合計7本の管でお祭り状態だった模様。


とにかく眠くてひたすら眠り続ける私。数時間ごとかな?看護師さんが胸の血流チェック。

患部を見て色を確認。ドップラーという装置で血流音を聞いて確認。


夜中なのか昼なのか?ぼんやり夢うつつの中、昏々と眠り続けて手術当日を終えたのでした。







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