術後5日目、背中の痛み止めの管をやっと抜いて貰えた。
結局最後まで、自ら追加の痛み止めボタンを押す事もなかった。
背中の管はとても細いのですが、それでも抜く時はやはりズルリッと妙な感触でありました。
「・・・寄生虫みたい」そう思ったけど、言葉にはしないでおいた。
日に日にドレーンから出る排液の量が減っていく。
院内独歩OKになったので、あっちにフラフラこっちにフラフラ。散歩しまくり。
見舞いに来たダンナと共に院内コンビニでおやつ買ったり、フリーダムな感じ
この時に、「そういや、手術直後に旦那さんと話してて、元気だなって思ったと先生に言われたよ~」と話したら
「あー、覚えてないでしょ?オレに「もう帰っていいよ」ってすぐ言ってたよ」・・・だそうな。
潜在意識っつーか、思ってた事がまんま口から出るもんなんですね
長時間待たせて悪いな~。大変だろうな。と思ってたせいでしょう。
術後6日目。胸に入ってたドレーン2本が抜管になった~。ずいぶんと身軽!
かぶれてしまった所は看護師さんが処置してくれると共に、自分でも処方されたかゆみ止めを塗ったりしてた。
この頃に特徴的だなと思ったこと。傷の箇所じゃない、関係ないハズの所が不思議と痛んだことです。
お腹の皮膚を詰めて縫ってるので、当然ビンビンに張ってる。で、縫った箇所より上のなんにもない所がビリビリする。
常にじゃなくて、時々不意にビリッと電気が走る感じ。かぶれてもいないし、傷もない。何故??
痛み自体はたいした事なかったけど、不思議に思ったので先生に質問したら
「え?!・・・早いね普通は1ヶ月位たったらなんだけどな。」とおっしゃる。
なんでも神経組織が伸びてきて、切って感覚が鈍くなっている下腹部へと段々、痛みが移動していくそうな。
切れたり無くなった分を体が補おうとしてるそうです。すごいな神経!
手術した右の胸は相変わらずボワーンとした鈍い感覚。そしてまだまだカッチカチに硬い。そして腫れもあるせいか巨乳(笑)
本当は鏡の前でポーズでもとりながら、全身を映して見たかったけど、病室に姿見があるハズもない。
ただ、男の先生が「格好良くできたからね」と言った言葉は本当だった!
メガネかけて自分で術後の胸や腹の傷を確認したところ、ショックを受けるどころか感心しまくった。すごい、すごすぎる。
パッチワーク状になっていても、年月と共に傷跡は薄くなっていくだろう。なんで最初から気にしてない。
・・・皮膚の質感とか、すげー自然なんですけど。これ、腹の肉と皮膚・・・だよね?
思わず確認したくなる。確かに生えてる薄い毛は、腹にあったそれだわな~(笑)
血流チェックをエコーでやる際に、大きい血管の位置を油性ペンでマーキング。
日が経って、印が薄くなると上から再びのマーキング。
「ついでにお花とかスマイルマーク描いちゃう?!」と言ったら、看護師さんに爆笑されました。
この術式の件数が少ないせいか、看護師さんがよってたかって「触らせて下さい」「見せて下さい」と言う。
どーぞどーぞ!もう好きなだけ来て見て触って下さい
まぁ、患者さんみんなに言ってるかもだけど「綺麗にできてますね~」と言われて、悪い気しないっす
そして、やたらめったら元気でサバサバし過ぎていたせいか、とても面白がられた。
・・・まぁ、私のいた病棟は乳がんだけでなく、様々ながんを患っている方達の病棟だったし、どよんとしてて当たり前の場所だろうからな。
「ちびもかさん、この手術受けてここまで元気な人、私、すごく久しぶりです!」・・・褒めてくれた?有難う
術後7日目
さすがにシャンプーしてない期間が長くて、頭痒いーーー!
看護師さんが洗ってくれるとは言うけれど・・・忙しそうだし、あと少しの辛抱な気もする。という事で忍耐。
介護用品のウエットシートタイプのシャンプーを買って持って行っていたので、それでしのいでました。
お腹のドレーンから出る排液の量もほとんど無し。もう抜いてくれればいいのに~とか思う。
手首の点滴用の針のあたりが、さすがに若干痛くなってきた。
やっと手術して1週間。早く退院したいぞ~と、ソワソワし始めたのがこのあたりでした。