「赤い眼」丸山健二
ドミニコさんが赤い眼は丸山本3位以内とゆーてはりまして
僕はずいぶん前に読んで 内容を完全に忘れていたので 図書館で借りて 先週から読み返していました
丸山本の中ではけっこー印象に残っていたので 暫定的に4位かなと思っておりました
でも何が印象的だったのかさっぱり覚えていなかったのです
1位は「サテンの夜」
2位は「ときめきに死す」
3位は「安曇野の白い庭」
そしてその次くらいかな~と思っていたのでした
サテンの夜 | |
クリエーター情報なし | |
求龍堂 |
ときめきに死す | |
クリエーター情報なし | |
求龍堂 |
安曇野の白い庭 (新潮文庫) | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
そして「赤い眼」
もいっぺん読み返したのですが やっぱり全然覚えていなかった
女子が主人公
酒と暴力と近親相姦の匂いのする父親の死
躰がスケベな妹のセーラー服
叔父さんは米を届けてくれたり父を埋めたりしてくれる
仕事は小鳥屋 密かに野鳥の密売
ミシンのセールスマンとデートするも セールスマンが途中で挙動不審になる
ミシンセールスマンは妹に盗られる
村を出て 冬の海辺で一人暮らし
少年との出会い 翻弄してやると野生の本気汁を出してきたので 身を引く
街に出てアパート暮らし 世間とあまり折り合いはつかない
村に帰ると妹は居ない
母親の顔が父親の顔になってる
と そーゆー話でした
覚えていたのは 海辺で少年を翻弄するシーンのみだった 他はきれいさっぱり忘れていた
純文学はね 叙情描写 情景描写の つづら折り 積み重ね を ある程度辛抱しないといけないのがめんどーくさい
バツーンとハマれば それもめんどーではないのですが ちょっと集中力が抜けてきたりして空回りしてくると
とてもめんどくさくなる情景描写
「赤い眼」はネタの配置がなかなか渋めでヨイ按配なのですが
どーゆーわけか 途中で集中力が抜けてしまうところが まぁまぁあり 今回は2回目にも関わらず比較的読み終わるのに時間がかかってしまいました
加齢なのでしょうか でも 丸山本はもっと めんどくさい本が一杯あるので「赤い眼」は小ネタが色々効いているので マシな方なのです
あ でも「おお ここで赤い眼がでてきたか?!!」とゆー感動はありました
そこで そこで赤い眼になるのね!!っと
とゆーわけで やはり順位は変わらず 4位とゆー結論です
赤い眼 | |
クリエーター情報なし | |
求龍堂 |
ちなみに5位は 丸山本の中では最もわかりやすくまちがった所はびた一文無い
生きるなんて (朝日文庫 ま 3-3) | |
クリエーター情報なし | |
朝日新聞社 |
です
叱られたい人は読んでみてください
新刊は
眠れ、悪しき子よ〈上〉 | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます