保護者が「すべきこと」「してはいけないこと」 SuportuJapan特別号から、<保護者の心構え4カ条>より引用する。
《縁の下の力持ちであれ》
スポーツをする子どもの保護者のあるべき姿は、一言でいえば「縁の下の力持ち」です。さまざまな場面で使われる言葉ですが、特にスポーツ少年団に関していえば、指導者と協力して子供たちのためのよりよい環境づくりをサポートする、ということに尽きると思います。
保護者は、決して表に出過ぎず、指導者の方針や考え方を理解し尊重して支えていくこと、それがしいては子どもの健全な成長へと繋がっていくものだと私は考えている。
私自身、子どもたちに卓球を指導するようになって早38年になる。
思い起こせば、あっという間の出来事だったように思われる。
当時22歳の右も左もわからない青二才が、よくも続けてこられたものだと思っている。
しかし私の周りには、いつも応援してくれる人たちが必ずいた。
それは時代が良かったのか、いや、保護者や顧問(もちろん例外もある)をはじめとする取り巻きの支えがあったからである。
それにしても昨今は、「時代が違う」だけでは済まされない、異様な環境がある。
子どもを思うなら、今回取り上げた「保護者の心構え4カ条」をぜひ参考にしていただきたいと思っているし、プレーに関することや指導については、原則として指導者に任せるべきだと思っている。
また、保護者が子どもにしていかなければならないのは、3食バランスの取れた食事をきちんと摂らせる(食育)と充分な睡眠(休憩)や、日々の健全なライフスタイルを身につけるためのサポート、お金の価値などの金銭教育、基本的な善悪などや時間をはじめとする社会のルールを守らせることが必須なのである。
それが子どもにとって一番大切な基本中の基本であり、「主役は子どもたちそのもの」なのだから。