笑いとばしたら、心も晴れるさ。

人生、山あり谷あり、壁に耳あり障子にメアリー、
結構毛だらけ猫灰だらけ、おしりの回りは…わりと綺麗っ!!

今年一年~人の情けに感謝 ③

2010-12-18 12:35:52 | 日記
長年音信不通だった実兄が、
遺体で発見されたと連絡を受けたのは、
まだ正月気分の1月4日だった。
子供の頃からいろいろあったし、
親の離婚で戸籍も別、
縁を切るかたちで顔を見なくなって15年は経っていた。
※実際は私の家出から20年以上交流はない※
特別悲しいという感情もなく、
とりあえず義務で密葬を済ませた。
受験を控えた娘には内緒で、
他人事で無関心な旦那も論外、
他の親戚に知らせるも勝手にやってくれと言う。
役所に行って死亡届、火葬許可をもらい、
一人で火葬場に出向いて骨を拾った。
役所で死亡届を出す際、
生き別れとなった顔も知らない「父」は、
もう何年も前に亡くなっている事を知った。
物心つく前に別れた人なので、
これも特別悲しいという感情はなかったのだが、
あちらの親戚から一報もなく、
所詮、切り捨てられた娘なのだな。と実感した。

母の死の際、連絡をしたので居場所は知ってるはず、
当然ながら葬儀にもその後の連絡もなかったけどね。

ただ一人残され「もうここは帰る場所ではないのだな」と、
火葬場近くの高台から横浜の港を眺めて思った。

生活も落ち着きずいぶん経ってから、
mixiに友達限定でその事を報告した。

「もうすべて終わったから何もしないでね~。」と最後に書き込み。

すぐに友達から連絡があり怒られた。
どうして何も言わないんだ!と。
その頃その友達は義父が倒れて介護に追われていた。
幸い回復し今は普通の生活に戻っているが、
ちょうど時期が重なり言えなかったと言えば言えなかったし、
自分も「まぁいいかな~」と深刻には考えなかった。
会話の中で「もう横浜に帰るとこないね」と言ったら、
「ばかじゃん!(どっちかが)死ぬまで呼び出すからね!」と言われた。
最近になって同窓会の話が持ち上がり、
今でも交流があってたまに飲む仲間に連絡をすると、
そのほとんどが兄の事を知っていた。
私が嫌がるので連絡はしなかったが皆気にしてるって。
mixiを見た友達が知らせてくれた様だ。

「オレたちがいるところがお前の故郷だ!」
同級生T田のくっさいメールっっ
こいつは自分の顔も考えず昔からセリフがくさいっ!
「ばかじゃねーの!」と笑いながら涙がこぼれた。
コメント
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