congratulation

靴好きのローザが、
また新しい靴を買ったので、
「お前はイメルダ夫人か！」
とツッコんだら女子大生がキョトンとしてた。
そうかマルコス政権時代なんて知らないのだな。
学校でも習わないのか？
まぁやってもイメルダ夫人が、
鬼のように靴持ってたなんて習わんな
だからマルコス政権とその崩壊についてザックリ説明してあげた。
ローザはよく知ってるねえらいねカトゥさんと大喜び。
そりゃ日本でも連日ＴＶでやってたからね。
しかし元々世界史は学生の頃から好きだったけど、
天安門事件やルーマニアのチャウシェスク政権とか、
ベルリンの壁崩壊とか、
教科書の1ページに満たない出来事を、
まるで経験したかのように娘に説明できた事を思うと、
メディアの力って改めて凄いなと思った。
20数年経った今はあの頃より情報が早く入るし、
これから先はもっともっとリアルな情報網が出来ると思う。
そう考えると、
都合よく情報をすり替えてしまう人間の脳の事、
「私は○○○暗殺の現場にいたのよ～」
なんて言いながら時代を語ってしまう日が来るのかもしれないね(笑)
だけどローザがポツリと言った一言。

「マルコス時代は仕事がいっぱいあって皆幸せだった。」

（何をもって正義というのか知らないが）
正義が必ずしも人の幸せとなるか？は実際に経験しなければ解らない。

そうそうローザに永住許可が下りた。


congratulation！