笑いとばしたら、心も晴れるさ。

人生、山あり谷あり、壁に耳あり障子にメアリー、
結構毛だらけ猫灰だらけ、おしりの回りは…わりと綺麗っ!!

老婆心

2012-09-11 09:02:44 | 日記
乾杯!

先日Cホテルの3次試験を受けたF君。
無事内定を頂いたそうです

いや~よかった。よかった
F君は娘とたいして年も違わないし、
長年、厨房で働く私としては、
F君は後輩であり息子のようであり、
いろいろ就職の相談を受けたりして、
ホテルを薦めたので内定を貰えてホントよかった

F君最初はホテルに乗り気じゃなかったんですよ。
和食の創作料理をやりたいので、
個人経営のそういう店に就職したいって。
でも職業柄、料理人の転落?を多く見てきた私は、
かなり厳しい現実をF君に語ってしまいました。
もちろんホテルも上下関係はあるだろうし、
忙しさは半端ないから大変なんですが、
やっぱり経験がモノを言う仕事なので、
若いうちは数をこなす事が大事だと思うんですよ。
個人経営とホテルじゃ一日の来店数は雲泥の差だし、
その分食材に触れるチャンスがあるのではないかと。
デメリットとして同じポジションだけってのがありますが、
一流ホテルであれば目にする料理も一流なので、
そういうのを常に見ていれば、
いざ自分で創作料理をする時にイメージが湧きやすいと思います。
ホテル(会社)なので福利厚生もしっかりしてるし、
飲食店にありがちの休日が取れない事もない。
シフト制であればプライベートが組みやすいので、
他の所を見て勉強をする事だって可能ですからね。

それからぶっちゃけ…、
一流ホテルから個人経営の店に転職は可能だけど、
個人経営からホテルへ転職ってのは難しいのが現実。
一流シェフってのは半端に他所で色が着いた人は嫌いみたい

なんて事をおせっかいに語っていたら、
F君「先生も同じ事言ってた。」とホテルに方向転換。
言った手前、無事に就職内定が出てホッとしました。

まぁ私的には親方の下で修行した職人ってのは大好きなんですが、
本音を言えば調理学校で調理師免許を取得した子に、
一からの下積みが耐えられるかな?って思ったんですよね
夢を追う子に水をさしたみたいで心苦しいけど、
よっぽどの覚悟と自分管理が出来ないと流されちゃう世界だからさ、
足元を安定させて夢を追わせたい老婆心…て、
老婆じゃねぇよ

コメント
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