笑いとばしたら、心も晴れるさ。

人生、山あり谷あり、壁に耳あり障子にメアリー、
結構毛だらけ猫灰だらけ、おしりの回りは…わりと綺麗っ!!

本番で良いパフォーマンスを邪魔する指導なんかいらない。

2013-01-23 07:28:17 | 日記

子供の才能を伸ばす事はよい事だ。
しかし盲信するのは怖い事だ。

これは私の意見なので、
こういう考えもあるんだな程度に捕えて下さい。
私もそれが正しいかは解りません。
その渦中にいれば「何を言っている!」と思います。
その気持ちは重々承知しています。
何故なら私も渦中にいる時は真逆な意見でした。

桜宮高校の生徒が自殺した件で、
橋下市長が体育科の入試を行わない事としました。
最初これを聞いた時、
時期も時期なので「え!?それは困るでしょ!」と思いました。
しかし入試中止が決定し、
その事で生徒たち(部活の部長)が記者会見をしたのを見て、
中止をした事は間違っていない。と思いました。
何故なら彼らの意見「殴られて愛情を感じた」
これは洗脳以外の何ものでもありません。
試合中のコートで何十発も殴る愛情がどこにあるでしょう?
厳しい指導には賛成です。
厳しい指導を乗り越えて得るものはあるからです。
でも厳しい中でもタブーは存在するのです。
私も以前はその線引きが出来ていませんでした。

少年野球の現場はいつも大人たちの怒号が飛び交っていました。
子供たちの上下関係はそのまま大人の上下関係であり、
そうする事が正しいものだと信じて疑いませんでした。
だからどんなに子供が罵倒されても、
どんなに理不尽な扱いを受けても、
それは口出しをしてはいけない正しい事なのだと思っていました。
ある子供はグラウンドに来るたび具合が悪くなりました。
大人たちはそれを心配するどころか迷惑だと思い、
かといって休む事はそれ以上に許される事ではなかったのです。
冷静に考えればおかしな事です。
子供が体で拒絶している事を親が嬉々としてやらせているのです。
団体競技であるから自分だけではどうにもならない事もあります。
チームに迷惑をかけてはいけないと思うのは自然です。
しかし何故この子はグラウンドで体調を崩すのだろうか?
その事にもう少し意識を向けるべきだったと反省しています。
怒号の中にいてそれが当たり前になると、
大人ですらそれらが正しいと信じてしまうのです。

試合中に充分な力を出せないほどの威圧感、
それを与える事は正しいスポーツの指導なのでしょうか?
スポーツが勝負である限り勝ってなんぼのはずです。
つまり伸び伸びといつも以上の力を本番で出させる、
それが出来る厳しい指導こそ正しいのであって、
本番の現場で殴り倒すのは指導なんかじゃないのです。
これを「愛ある体罰」と記者会見で言う部員たち。
いや、大人がセッティングした記者会見で言わされたのか?
どちらにしても【誰かが体罰によって死んだ】
それを間違った事と認識できない盲信こそが怖ろしい事なのです。
コメント (2)
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