私の枕は低反発枕なんだけど、
じつはもう反発しなくなってしまった代物。
それが原因で首が痛いのだが捨てられない
新しく欲しい枕もあるにはあるのだが、
何となく買う気持ちになれない
何故かと言うと、
これは亡き愛猫がお気に入りだったから。
この枕をモミモミしながら頭の上で寝ていた。
私は枕を半分取られ、
首が痛いよ
と文句を言いながら寝ていた。
私の枕は愛猫との思い出がいっぱい詰まっている。
猫バカの私は生きている時は、
「バカ息子のお気に入りだから」と捨てられず。
いなくなってしまってからは、
「バカ息子がお気に入りだったから」と捨てられない。
いつまでも引きずっていてはダメだと思っていたのだが…。
昨日たまたまテレビを観ていた。
いつもテレビなんかろくに観ないのに。
何気なく観ていた番組が、
芸能人のお悩み相談みたいなやつだった。
面白いとかそんなんじゃなく、
やっているから観ているって感じだった。
そしたらラモス瑠偉が奥さんを亡くして、
深い悲しみの中にいるというのをやっていた。
人間、ましてや有名人の奥様と、
猫を同等に扱うのは失礼際なりないが、
入院間際まで元気だったのと、
入院してから亡くなるまでの日数がほぼ同じで、
どうしても愛猫を思い出し冒頭から号泣
そしてこの番組のどうやらウリらしい、
心理カウンセラーの人が出てきて、
ラモスを悲しみから救おうのコーナーが始まった。
そこでカウンセラーがラモスに言った言葉、
無理に立ち直ろうとしないで下さい。
悲しむだけ悲しんで忘れないでいて下さい。(的な?)
人は無理に立ち直ろう忘れようとして、
結局立ち直れなくてまた倒れるという。
そうじゃなく、
悲しい事も否定しないで、
忘れようとしないで、
思いっきり悲しむ作業をする事が必要。
そしてそれが出来て初めて、
ちゃんと心の中に残せるというものらしいのだ。
なんか救われる言葉だった。
そうだよね無理に忘れようとする事がじつは辛い。
悲しいことを封印するのは、
なんとなく愛猫に対してうしろめたくもあった。
そんな事を考えて反発しない枕で寝ていたら、
亡くなってから初めて「息子」が夢に出てきた。
いつものようにリビングで寝ていて、
息子を抱き上げながら、
「相変わらず軽いまんまだね」と私が言う。
抱き上げた感覚も匂いもリアルに思いだせるような夢だった。
そうか。物に頼らなくても、
ちゃんと心に残せていれば、
こうしていつでも会えるんだよね。
たとえばこの先、新しい仔を迎えたとしても、
ちゃんと君は心の中にいる。
本当はいつでもその辺でだらしなく君は寝ている。
君が夢の中で元気にでっぷり太った姿で現れたら、
母さんは新しい枕を買いに行くよ。
じつはもう反発しなくなってしまった代物。
それが原因で首が痛いのだが捨てられない
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新しく欲しい枕もあるにはあるのだが、
何となく買う気持ちになれない
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何故かと言うと、
これは亡き愛猫がお気に入りだったから。
この枕をモミモミしながら頭の上で寝ていた。
私は枕を半分取られ、
首が痛いよ
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私の枕は愛猫との思い出がいっぱい詰まっている。
猫バカの私は生きている時は、
「バカ息子のお気に入りだから」と捨てられず。
いなくなってしまってからは、
「バカ息子がお気に入りだったから」と捨てられない。
いつまでも引きずっていてはダメだと思っていたのだが…。
昨日たまたまテレビを観ていた。
いつもテレビなんかろくに観ないのに。
何気なく観ていた番組が、
芸能人のお悩み相談みたいなやつだった。
面白いとかそんなんじゃなく、
やっているから観ているって感じだった。
そしたらラモス瑠偉が奥さんを亡くして、
深い悲しみの中にいるというのをやっていた。
人間、ましてや有名人の奥様と、
猫を同等に扱うのは失礼際なりないが、
入院間際まで元気だったのと、
入院してから亡くなるまでの日数がほぼ同じで、
どうしても愛猫を思い出し冒頭から号泣
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そしてこの番組のどうやらウリらしい、
心理カウンセラーの人が出てきて、
ラモスを悲しみから救おうのコーナーが始まった。
そこでカウンセラーがラモスに言った言葉、
無理に立ち直ろうとしないで下さい。
悲しむだけ悲しんで忘れないでいて下さい。(的な?)
人は無理に立ち直ろう忘れようとして、
結局立ち直れなくてまた倒れるという。
そうじゃなく、
悲しい事も否定しないで、
忘れようとしないで、
思いっきり悲しむ作業をする事が必要。
そしてそれが出来て初めて、
ちゃんと心の中に残せるというものらしいのだ。
なんか救われる言葉だった。
そうだよね無理に忘れようとする事がじつは辛い。
悲しいことを封印するのは、
なんとなく愛猫に対してうしろめたくもあった。
そんな事を考えて反発しない枕で寝ていたら、
亡くなってから初めて「息子」が夢に出てきた。
いつものようにリビングで寝ていて、
息子を抱き上げながら、
「相変わらず軽いまんまだね」と私が言う。
抱き上げた感覚も匂いもリアルに思いだせるような夢だった。
そうか。物に頼らなくても、
ちゃんと心に残せていれば、
こうしていつでも会えるんだよね。
たとえばこの先、新しい仔を迎えたとしても、
ちゃんと君は心の中にいる。
本当はいつでもその辺でだらしなく君は寝ている。
君が夢の中で元気にでっぷり太った姿で現れたら、
母さんは新しい枕を買いに行くよ。