第1原発、タンク4カ所で高線量 新たな汚染水漏えいの可能性
福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東京電力は31日、タンクと配管の計4カ所から毎時70~1800ミリシーベルトの非常に高い放射線量が計測されたと発表した。いずれのタンクにも明らかな水位の低下はないが、うち2カ所は新たな汚染水の漏えいの可能性もあり、東電が詳しく調べている。
また原子炉建屋に流入する前の地下水をくみ上げる「地下水バイパス」用の井戸の一つで、トリチウムが1リットル当たり900ベクレル検出された。2月の計測では450ベクレルだった。約300トンの汚染水が漏れたタンクがある「H4」エリアに近く、関連を調べる。