米、シリア攻撃の決断秒読み 介入の国内手順ほぼ終了
【ワシントン共同】オバマ米政権はシリアのアサド政権が化学兵器を使い多数の市民を殺害した根拠とする報告書を8月30日に公表し、軍事介入に向けた国内手順をほぼ終了させた。議会との政治的な最終調整が終われば、武力攻撃が可能となり、オバマ大統領の決断は秒読み態勢に入った。
シリアで化学兵器使用疑惑の調査を行った国連調査団は31日に出国。攻撃の時期をめぐっては、調査団出国後はいつでも可能との見方もある。遅くともロシアでの20カ国・地域(G20)首脳会合などに出席のためオバマ氏が外遊に出発する9月3日までとする観測が出ている。