気ままな風来人のたわごと

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C なぜ炭素循環農法か

2012-02-20 | 炭素循環農法 しゃえんじり便り

それは安全だからです。これまでの慣行農法は勿論、良いと思われている有機農法も安全ではないと思っています。

作物を作るには肥料が必要であると誰もが御思いかと思いますが。この肥料である有機窒素は、土壌中で分解されアンモニア態窒素になり、更に土壌中の硝酸菌の作用で亜硝酸態窒素を経て硝酸態窒素に変換されます。植物は硝酸態窒素しか根から吸収して利用できないのです。硝酸態窒素を多く含んだ植物を、動物が食べると体内の微生物と反応し亜硝酸態窒素に還元され、これが血中のヘムグロビンと結合し血症などの酸素欠乏症を引き起こす可能性がある上、2級アミンと結合して発がん物質のニトロソアミンを生ずる問題が指摘されています。     

昔は家畜が大量に死んだ例が、あちらこちらでありました。気ままな風来人が子供の頃もう50年も前の事ですが、片田舎の酪農農家の牛が、原因も分からずに何頭も死んだ事がありました。牛の放牧地では牛フンの回りの牧草は異常繁茂します。牛はこの草は食べません。それを知らなかった人間は刈り取りし、餌として与えると牛の体内微生物と反応し亜硝酸態窒素となり酸欠状態になり死亡したのです。

炭素循環農法は自然の摂理に逆らわない栽培方法で、自然の営みにほんの少し手助けをして、サイクルの効率を上げる事が出来て自然の植物(山菜)のように、栄養価の高い美味しいものが出来のです。勿論、酸味が多少あったり苦味が出たりとか、多少はありますが野生野菜本来の味わいがあり、何よりも健康的です。普通の養殖栽培野菜とは全然違います。

野山の植物は肥料なんか貰っていません。自然の摂理で落ち葉が積み重なり、枯れ草が積み重成り合って、やがて雪が積もり、雪の下では小動物のミミズや団子虫などによって分解され、更に糸状菌微生物によって分解され、さらに放線菌細菌などによって微量要素に分解されます。有機物から無機物に変化し始めて植物は根を伸ばし養分として捜しあて微生物から分け与えられているのです。つまり植物は微生物なしでは自然の摂理として、成り立たず健全に育たないのです。肥料を沢山取り込んだ作物は肥満体質となり体系は整ってはいますが、中身は空っぽの無栄養で美味しさに欠け窒素の苦味が残ります。それを皆さんは柔らかくて美味しいと食べている事になります。その点、炭素循環農法は自然摂理の循環に順応した理想的農法だと思われ、ここにこだわりがあります。

炭素循環農法のほかに無肥料栽培法や、MOA自然農法、電子農法、波動農法などがありどれも同じような考え方で優れた農法だと思います。さてそれでは、今年の作付から順次、この方法について触れてまいります。炭素循環農法は難しい農法では有りません。肥料は絶対に与えない過ぎない事のみです。この農法に少しでも理解をしていただき、家庭菜園に興味を持つ人が増えていただけたら幸甚です。安心安全の為に、何より自分や家族

の健康のために。。。

 


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