新世界都市伝説ノート~事実の裏に潜む真実~

新世界が始まる…今までが崩れ落ちる…僕らは生まれ変わる。無限大のエネルギーを感じて…

好きな人をゲットするために14年間働き続けた男、ヤコブ。

2023-10-04 22:59:00 | 聖書

ヤコブは変装してイサクをだまし、家督をエサウからだまし取る。

エサウはヤコブの命を狙う。

ヤコブの命の危険を感じた母リベカは自分の故郷の地であるカナンへヤコブを避難させた。

ヤコブはカナンへ向かう途中、ルズという町にたどり着いて野宿をした。

そこで不思議な夢を見る。

天に届くほど高い階段のそばに神様と天使がいた。

「あなたが今横たわっているこの土地をあなたとあなたの子孫に与えあなたを守ろう」

目覚めたヤコブは大興奮。

ヤコブは神様の声は聞いたことはなかった。

「ほんまに神様おったんや!!」

ヤコブは神様を身近に感じ、天命を与えられた人間として新しい出発をすることになる。

ハランと言えば、昔アブラハムやアブラハムの父テラが住んでいたところ。

ハランにたどり着いたヤコブは、母リベカの兄のラバンに出会い、ラバンの娘ラケルに一目ぼれする。

やっぱり親戚。

「ラケルと結婚させてくれるのであれば7年間無償で働きます!!」

ヤコブはお父さんのラバンと契約を結ぶ。

ヤコブは一生懸命働き、7年後ようやく…ラケルのお姉ちゃんと結婚できた。

「違う違う違う!俺7年もこんな頑張ったのはラケルと結婚するためやねん!!」

「お姉ちゃんのほうを先に嫁に行かせな可哀そうやろ

もう7年間無償で働いてくれたらラケルと結婚してもええ」

ヤコブはもう7年働き、ようやくラケルと結婚できた。

しかし、なかなか子供ができなかった。

ヤコブは、姉のレアや側室たちとの間に子供を作っていった。

そして、ラケルとも2人の子供ができた。

合計13人の子供が生まれた。

ヤコブは14年間タダ働きしたが、その後は次第に裕福になっていった。

それを見ていたラバンの息子たちは、ヤコブに嫉妬する。

息子たちはラバンに文句を言い始める。

それを受け、ヤコブとラバンの距離感も微妙になる。

ヤコブは我慢していたが、カナンの地を離れ20年がたった時、「そろそろ先祖の国カナンに戻りなさい」と啓示を受ける。

ヤコブは、妻たちと子供たちを連れてカナンへと戻るのであった。


エサウとヤコブの家督をめぐる争い。まぁ男は女に勝てないと思うよ、なんて書くとLGBTQ法で裁かれちゃう?

2023-10-03 22:30:49 | 聖書

双子を身ごもっているリベカにヤハウェは予言する。

「二人は二つの国の民の祖となるが、兄の子孫の国が弟の子孫の国に仕えることになるだろう」

そして、生まれてきたのが兄エサウと弟のヤコブ。

兄は狩人、ヤコブは畑を耕す者へと成長する。

イサクは兄エサウを可愛がり、リベカは弟ヤコブを可愛がった。

ヤコブは「あんたは兄の上に立つ人間になるんやで!」とリベカから言われ育った。

あるとき、エサウが腹を空かせて狩りから帰ってくると、ヤコブに食べ物をねだった。

「その食べ物ちょうだい、弟やろ」

「お兄ちゃん、この食べ物あげるから代わりに長男の権利ゆずってちょうだい」

エサウはあまりにもおなかが空いていたので権利を譲った。

イサクが100歳になるころ、体力も弱まり、視力もなくなってきていて、エサウに家督を譲ることをイサクは考えた。

それを知ったリベカは、ヤコブに兄の変装をさせてイサクをだまし、イサクはヤコブへ祝福と家督をつがせることに成功する。

家督といっても家レベルの話ではなく国レベルのお話。

ヤコブはイスラエル民族の祖と呼ばれるようになった。

生まれてくる12人の子供たちは、イスラエル12部族の族長となっていく。

家督がもらえて、リベカは大喜び。

エサウは大激怒。

「お父さん、取り消してよ」

しかし、一度行った祝福は取り消せないというルールがあった。

「お父さんが死んだら、絶対ヤコブ殺す」とエサウは誓うのであった。

 

 


イサクの双子の息子、エサウとヤコブ。

2023-10-03 10:00:00 | 聖書

信仰の父と呼ばれるようになったアブラハム。

アブラハムに生贄にされそうになった息子がイサク。

イサクの双子の息子がエサウとヤコブ。

 

イサクは控えめな性格だったので40歳になってもまだ結婚できていなかった。

それにしびれをきらしたアブラハムは、従者にイサクの嫁探しをさせた。

従者はお嫁さん探しをするが、なかなか見つからず、疲れてしまう。

「疲れ切ったラクダや自分に親切に水を汲んでくれるような、そんな優しい娘さんがイサクの嫁に来ないかなぁ」と従者はヤハウェに祈った。

すると、親切にしてくれる娘が現れた。

「アンタです!!」

選ばれたのがめちゃくちゃ美人のリベカであった。

リベカはアブラハムの兄のナホルの孫であった。

イサクはリベカを一目で気に入った。

実は、イサクは3年前に母親のサラを亡くしていて、心が折れていた。

リベカはその悲しみを癒す存在ともなってくれた。

しかし、二人の間になかなか子供はできなかった。

結婚して20年たったとき、ついに子供を授かる。

リベカのおなかの中で、赤ちゃんはよく暴れた。

リベカはヤハウェに聞いた。

「なんでこんなに苦しいのぉ~?」

「双子みごもってるからやで~

その二人が暴れてるからやで~

2人は2つの国の民の祖となるが、兄の子孫の国が弟の子孫の国に仕えることになるだろう」

そんな啓示を受け生まれてきたのが、兄のエサウと弟のヤコブであった。

 


家族よりも神様のほうが大事!?アブラハムとイサク。

2023-10-02 21:32:02 | 聖書

日本人にとって理解しづらいお話だとは思いますが、これこそが聖書を信じる人たちの信仰心のようです。

この信仰心が間違った方向へ進んじゃうと自爆テロとかになっちゃうんでしょうねぇ…

 

イサクは、アブラハムが100歳、サラが90歳の時に生まれた。

イサクが30歳になると、ヤハウェがアブラハムの前に現れて言った。

「モリヤの山に行って、息子イサクをいけにえに捧げなさい。」

信心深いアブラハムもさすがに躊躇した。

最初の子イシュマエルは追い出さなければならず、二人目はいけにえに捧げなければならず…

神様はアブラハムに過酷な試練を課す。

アブラハムは悩むが、神様の言う通り生贄にすることを選んだ。

アブラハムは、イサクには生贄であることを伝えずに、一緒にモリヤの地へ向かう。

イサクはアブラハムに質問する。

「生贄にするための羊とかおらんけどどないすんの?」

「生贄は神が授けてくれるんじゃないかなぁ」と、アブラハムは嘘をつく。

モリヤの地にて、アブラハムとイサクは生贄の準備を始める。

アブラハムはイサクを縛り上げ、祭壇に乗せた。

イサクは気づいた。

「これ、ワイやな」

アブラハムはナイフで息子イサクを屠ろうとしたときに、ヤハウェが現れ待ったをかける。

「アブラハム、もうあんたが神を畏れていることが証明された。

そんなことまでせんでええよ。」

ヤハウェはアブラハムをこれまで試しに試してきたが、アブラハムは最終試練に合格した。

…イサクはアブラハムの信仰心を試すための当て馬にされた?

それは置いといて…

アブラハムのお話は、父テラがメソポタミアのウルを出て、ハランの地に向かうところから始まる。

カナンへ行き、エジプトに行き、またカナンへ戻ったり、最後には息子の命と神との選択を迫られるなど、アブラハムはヤハウェの命令にひたすら従ってきた。

このようなアブラハムの徹底的に神様を信じる姿勢が、聖書を信じる者たちにとって信仰の鏡となっている。


正妻と側室の戦い、サラとハガル。

2023-09-30 23:25:34 | 聖書

アブラハムはノアの息子セムの子孫。

ユダヤ教、キリスト教徒にとっては信仰の父と呼ばれる。

地上の全ての民族はアブラハムによって祝福される、とヤハウェから約束されている。

アブラハムは旧約聖書における超重要人物といえる。

 

アブラハムと妻サラは、甥のロトと別れ、カナンの地へと向かう。

(ロトはソドムへと向かった)

カナンにたどり着き、ヤハウェから「子供を授かるであろう」とお告げをもらう。

二人は、高齢なのにそんなわけないだろと内心思っていた。

実際10年たっても生まれない。

奥さんのサラは「私のせいちゃうかな、なんとかせなあかんなぁ」と思い悩む。

そこでサラは、エジプトから連れてきた奴隷の1人、「ハガル」という女性と夫をくっつけてあげて子供を産ませようとした。

めでたくハガルはアブラハムの子供を身ごもる。

男の生殖力はたくましいですな…

しかし、アブラハムの子ができたハガルは強気になる。

「あんたはアブラハムはんの子供みごもれてないやんけ~」とサラにマウントをとりはじめる。

サラはアブラハムに相談する。

「ハガルはあなたの奴隷だからサラのすきにしていいよ」とアブラハムは言う。

アブラハムがそういうので、サラはハガルをいじめはじめる。

どっちもどっち?

ハガルは嫌になって家を飛び出し荒野をさまよう。

意気消沈していると、ハガルのもとに天使がやってきて声をかける。

「ちゃんと生意気なこと言わんと、従順にサラに仕えたらええんやで。

そしたら、おなかにおる子も無事に生まれてくるからね

生まれてくる子にはイシュマエルと名付けなさいよ

その子は兄弟と争う存在になるで~」

生まれる前からそんな気の重くなるようなこと言わんといてと思いますが、ハガルは天使の言われたとおり、サラに仕えた。

予言通り、アブラハムが86歳のときに子供が生まれ、イシュマエルと名付けた。

イシュマエルは、「主は聞き入れられた」という意味。

ハガルは、自分の複雑な悩みを神様が聞き入れてくれたことに気づく。

思いあがっていた自分、感謝の足りなかった自分にも気づいた。

ハガルは、より一層サラに従順に仕えることを決意するのであった。

 

一方、アブラハムは赤ちゃんが生まれて大喜び。

アブラハムが99歳の時にヤハウェが現れる。

「アブラムはアブラハムへ、サライはサラへ改名しなさい

来年、二人のあいだに子供が生まれる」

アブラハムは心の中で笑う。

「いやいや、今笑ったな?

ほんなら、子供の名前は「彼は笑う」っていう意味でイサクと名付けなさい」

 

ちなみに、この改名には「ハーラフ」という言葉の「ha」の音が組み込まれている。

ハーラフとは「進み続ける」と言う意味。

アブラ(ha)ムとサラ(ha)という感じ。

神と共に進み続ける、という意味が名前に加わった。

 

こうして、アブラハム100歳、サラ90歳にしてイサクを出産する。

このときイシュマエルは13歳。

イサクの出産を機に、サラとハガルの戦いが再燃してしまう。

アブラハムの部下たちも、イシュマエル派とイサク派に分裂してしまう。

イシュマエルもイサクをいじめる。

いじめられるイサクを見るサラは耐えられない。

ハガルとイシュマエルを追い出したい。

しかし、アブラハムからしてみれば、イシュマエルもイサクも自分の子供、追い出したくない。

アブラハムが悩んでいると、ヤハウェが来て言った。

「サラのいう通りにハガルとイシュマエルを追い出したとしても、イシュマエルを大いなる国民の父にすることを約束する」

ハガルとイシュマエルは、パンと革袋を持たされて追い出された。

ベエルシェバという荒野の中で、飲み水が尽き、ついにイシュマエルは倒れる。

「私は息子が死ぬのを見たくない!」

ヤハウェが現れ、「あっちに井戸あるで~」と教えてあげる。

ベエルシェバには7つの井戸という意味がある。

イシュマエルは助かり、弓の達人として成長していく。