最近、小学生や中学生の子に多いのが歯肉炎です
虫歯についてはフッ素の効用や患者さん自身の虫歯に対する意識向上により以前に比べかなり減少してきておりますが、歯肉炎については意外に多くみられる傾向にあります。
歯肉炎の症状としては、歯肉の発赤、腫脹、出血、疼痛で、自分が診ている中では上顎前歯付近に歯肉炎が発生する子が多いように思います。
歯肉炎の原因には、歯磨きの仕方がうまくできていない、歯列不正がある、口呼吸により口腔内が乾燥して炎症が起きているなど様々あります。
歯磨きの仕方についてですが、歯を磨くのとは違い歯肉の場合は歯と歯肉の境の歯肉溝という溝に歯ブラシの毛先を入れてあげる必要があり、また歯ブラシの動かし方にも工夫が必要になります。
歯列不正があると、どうしても歯と歯の間に汚れが挟まりやすく歯肉炎の原因となりやすいため矯正が必要な場合もあります。
口呼吸については、最近の子供さんは鼻での呼吸より、口を少し開いた状態で呼吸しながら勉強したりテレビを見たりしていることが多いです。これにより口腔内は乾燥しやすくなり、歯肉炎が起こりやすい状態となります。また口呼吸は前歯の歯並びにも影響することがあるため矯正の観点からも治療が必要となる場合があります。これを治すには口腔周囲の筋肉を鍛えるための筋機能訓練によって対応していきます。
歯肉炎は若年者に主にみられる歯肉に限局した症状ですが、20歳を超えるようになると歯を支える歯槽骨にまで影響を及ぼすようになる歯周炎に移行しやすいため、小さなうちから正しいブラッシング方法の習得や口腔周囲筋を鍛えていくという予防が大切となります

虫歯についてはフッ素の効用や患者さん自身の虫歯に対する意識向上により以前に比べかなり減少してきておりますが、歯肉炎については意外に多くみられる傾向にあります。
歯肉炎の症状としては、歯肉の発赤、腫脹、出血、疼痛で、自分が診ている中では上顎前歯付近に歯肉炎が発生する子が多いように思います。
歯肉炎の原因には、歯磨きの仕方がうまくできていない、歯列不正がある、口呼吸により口腔内が乾燥して炎症が起きているなど様々あります。
歯磨きの仕方についてですが、歯を磨くのとは違い歯肉の場合は歯と歯肉の境の歯肉溝という溝に歯ブラシの毛先を入れてあげる必要があり、また歯ブラシの動かし方にも工夫が必要になります。
歯列不正があると、どうしても歯と歯の間に汚れが挟まりやすく歯肉炎の原因となりやすいため矯正が必要な場合もあります。
口呼吸については、最近の子供さんは鼻での呼吸より、口を少し開いた状態で呼吸しながら勉強したりテレビを見たりしていることが多いです。これにより口腔内は乾燥しやすくなり、歯肉炎が起こりやすい状態となります。また口呼吸は前歯の歯並びにも影響することがあるため矯正の観点からも治療が必要となる場合があります。これを治すには口腔周囲の筋肉を鍛えるための筋機能訓練によって対応していきます。
歯肉炎は若年者に主にみられる歯肉に限局した症状ですが、20歳を超えるようになると歯を支える歯槽骨にまで影響を及ぼすようになる歯周炎に移行しやすいため、小さなうちから正しいブラッシング方法の習得や口腔周囲筋を鍛えていくという予防が大切となります
