近くのレストランに入る。ガラス越しに、ピザを焼いているのが見られる。メニューもパスタやピザと言ったイタリアンなものが多い。食べ慣れているので安心。
注文後、すぐにトイレ。ガイドブックには有料のトイレの話が載っていたので(散策中、それらしいトイレがあったが、利用の仕方が分からないので寄ることはなかった)、ウィーンにいる時は、行きたくても、行きたくなくても、お店や観光施設に入るたびトイレに立ち寄った。お店のトイレは、日本のそれと同じくらいきれいで、不快な思いをしたことがない。逆に話のネタとして、一度くらいトイレで戸惑う経験があっても良かったかもしれない。
席に戻って待っていると、パスタが運ばれてきた。んー、ラザニアを注文したと思うんだけど?私が固まっていると、「間違ってました?」と聞かれる。注文票にも、私の注文したものが正しく表記されている。ラザニアじゃないよなあ…?と思いながら、「これでいい」と返事をする。ここでは、パスタのことをラザニアというのか?あまり深く考えず、まあいいかと食べ始める。後で調べたが、やはりパスタはパスタ、ラザニアはラザニアである。何故パスタが出てきたのかは、いまだに謎。
やはりここでもチップはなしで、メニュー表通りの金額を支払った。とは言え、チップは本当に要らないのかと疑念がぬぐい切れなかったので、お札で払って様子を見る。きちんと額面通りのお釣りが戻ってくる。
さてと、午後はベートーヴェンの散歩道へ行こう。特に何があるわけでもない散歩道…なのだが、今回のメインイベントとして私は位置付けていた。電車とバスを乗り継いで、ウィーン郊外のハイリゲンシュタットへ。有名な話なので知っている人も多いと思うが、ベートーヴェンは、聴覚を失ったことの苦悩から、ここで遺書を書いている。遺書も含めてベートーヴェンの住んでいた家が公開されており、そこから徒歩圏内にベートーヴェンの散歩した小径がある。途中には、彼の住んでいた家(現在はホイリゲ・酒場)もある。彼は引っ越し魔だったので、そこら中に元住処がある。
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