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休日などによく立ち寄る、嘉麻市(かまし)にある道の駅。
そこで売られているご当地アイスがある。
ご当地アイスといえば、前に田川郡福智町の、ふくちリッチジェラートを紹介したが、
それと似たような感じで、嘉麻市の隣町、桂川町にある、
“ぽっぽや”という、極々小規模なお店が製造し、この道の駅で委託販売している模様。
“ぽっぽや”と聞くと、どうしても浅田次郎氏原作、
故・高倉健主演のあの映画、鉄道員(ぽっぽや)を連想してしまう。
このアイスのパッケージには蒸気機関車のシルエットが描かれており、
どうやらお店の名前の由来は鉄道で間違いないようだ。
あのときの広末涼子は抜群にかわいかった。
SLに詳しいセーラー服姿の美少女・・・全国の喪男な鉄ちゃん※が発狂したに違いない。
そういえば映画の鉄道員に、先日コロナウイルスに感染して亡くなった、志村けんがチョイ役で登場する。
筑豊出身の炭坑夫の役で、筑豊の炭鉱が閉山したため、北海道の炭鉱へとやって来たものの、
幼い息子を遺したまま炭坑の事故で亡くなってしまうという役。
高倉健は自身も筑豊出身で、幸せの黄色いハンカチでは、
筑豊炭田の中心地、飯塚市出身という役だったので、
なんとなく映画の世界観が繋がって見えたものだ。
話をぽっぽやの米粉アイスに戻す。
パステルカラーのシルエットで機関車のイラストが入っているが、
ふくちリッチジェラートと比較すると、ずいぶんとあっさりとしたシンプルなパッケージデザイン。
売られていた味は、ミルク,あまおう,ぶどう,いちじく,ブルーベリー,焼き芋の6種類。
面白いのは、やっぱり米粉を使用したアイスクリームだということ。
地元桂川町の農場が手掛けた米粉を使用。
ふつう、乳成分に安定剤や乳化剤を加えて、滑らかさや固形さを保つアイス。
米粉が投入されることによって、食感や風味がどう変わるのか興味ある。
以前、飯塚市にある養鶏場で、お米アイスってのを食べたことはあったが、
あれはあくまでもアイス味としてのお米味であり、
このぽっぽやの米粉アイスとは基本異なるものだろう。
せっかくなので売られていた全種類を購入して食べてみた。
まずはシンプルなミルクからいただく。
フタには「けいせん町のおもてなし」とある。
町を上げての特産品になっているようだ。
事実、ふるさと納税の返礼品にも起用されているらしい。
見た目、何の変哲もないミルクアイス。
だが、スプーンの刺さりが悪い。
よくあるアイスと比較すると、やはり固い。
米粉を使用しているからだろう。
舌触りもあまりよろしくない。
粗いわけではなく、滑らかといえば滑らかだが、いかんせん固くて溶けが悪い。
この辺は好みが分れるところ。
あまおうは桂川町産。
しっかりと果肉が入っているのが確認できるのだが、それでも味は希薄に感じた。
可もなく不可もなく・・・そんなイメージのアイスクリーム。
味はすっきりしていて悪くない。
ただ、一個350円という価格を加味すると、ちょっと寂しいかな。
順次、他の味も食べてみたものの、「これは・・・!」というものはなかった。
やはり米粉を使用しているため、食感がふつうのアイスクリームと異なること。
あとは、味があっさりさっぱり過ぎていてパンチがない。
これは売り文句にもなっているようなので、
あえてのことだと思うが、もうちっと甘味なり香りなり欲しかった。
ブルーベリーは飯塚市の八木山産を使用しているらしい。
もっと香りと甘酸っぱさが欲しかったところ。
これだけ色付いているのに、風味はほんのり微か。
自分の舌が悪いのか?
ちなみに食べたのは武漢でコロナが発生する以前なので、自分の味覚は犯されていなかったはず・・・。
いちじくは福岡県産を使用。
もっと種を入れてパンチを利かせて欲しかったところ。
焼き芋は紅はるかを使用。
焼き芋なんて面白いフレーバーなのに、味も風味も微か。
紅はるかは安納芋に抵抗できるくらい甘い品種なのに。
フルーツフレーバーもどれも弱め。
一応果肉など確認できるのだが、その含有量が低いのか?
香料を使用しない、無添加の状態でのこれなのか?
もしパッケージを伏せられ、アイスの色見も見られぬよう食べさせられた場合、
ひょっとしたら、何味なのか判らないかもしれない。
それくらい、希薄というかあっさりなのだ。
ぶどうは桂川町産の巨峰を使用。
巨峰は福岡のぶどうの代名詞。
やっぱりアイスクリームはそれなりの甘さと、
口に入れたときに、ほどよく溶ける、あの滑らかな食感が大事だと思う。
正直、ハーゲンダッツは甘すぎる。
あそこまで甘くしてくれとは言わないが、せめて爽やホームランバーくらいの甘味は欲しいところ。
同じ筑豊地区のご当地アイスだが、ふくちリッチジェラートの方が自分は好きかな。
少量で甘味も香りも控えめで、溶けにくい。
米粉を使用して健康志向。
完全に大人向けのアイスクリームだった。
桂川町のサイトなどでは、他に「甘酒味」ってのもあるらしいが、
自分の立ち寄った道の駅には、この甘酒味は置いていなかった。
見つけたら、甘酒味も購入して食べてみよう。
スマブラで前作のfor(3DS版)から登場したステージ、汽車。
ぽっぽや・・汽車ってことで。
走る蒸気機関車の上で戦う、ギミック満載のステージ。
ふだんはリンク(トゥーンリンク)が機関士として汽車を動かしているのだけど・・・。
プレイヤーにリンク,こどもリンク,トゥーンリンクのいずれかが含まれていた場合、
なんだかゴツイ兄ちゃん(シロクニ)が代わって機関士を務める。
こういう些細な演出もスマブラの面白いところ。
※喪男・・・ネットスラングで、モテない男のこと。
鉄っちゃん・・・鉄道おたくのこと。
ふたつの言葉を合わせて、モテない鉄道おたくって意味に・・・。
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