よろず戯言

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ぽっぽや 米粉アイス

2020-05-27 18:11:52 | グルメ

 

休日などによく立ち寄る、嘉麻市(かまし)にある道の駅。

そこで売られているご当地アイスがある。

ご当地アイスといえば、前に田川郡福智町の、ふくちリッチジェラートを紹介したが、

それと似たような感じで、嘉麻市の隣町、桂川町にある、

“ぽっぽや”という、極々小規模なお店が製造し、この道の駅で委託販売している模様。

 

“ぽっぽや”と聞くと、どうしても浅田次郎氏原作、

故・高倉健主演のあの映画、鉄道員(ぽっぽや)を連想してしまう。

このアイスのパッケージには蒸気機関車のシルエットが描かれており、

どうやらお店の名前の由来は鉄道で間違いないようだ。

あのときの広末涼子は抜群にかわいかった。

SLに詳しいセーラー服姿の美少女・・・全国の喪男な鉄ちゃんが発狂したに違いない。

 

そういえば映画の鉄道員に、先日コロナウイルスに感染して亡くなった、志村けんがチョイ役で登場する。

筑豊出身の炭坑夫の役で、筑豊の炭鉱が閉山したため、北海道の炭鉱へとやって来たものの、

幼い息子を遺したまま炭坑の事故で亡くなってしまうという役。

高倉健は自身も筑豊出身で、幸せの黄色いハンカチでは、

筑豊炭田の中心地、飯塚市出身という役だったので、

なんとなく映画の世界観が繋がって見えたものだ。

 

話をぽっぽやの米粉アイスに戻す。

パステルカラーのシルエットで機関車のイラストが入っているが、

ふくちリッチジェラートと比較すると、ずいぶんとあっさりとしたシンプルなパッケージデザイン。

売られていた味は、ミルク,あまおう,ぶどう,いちじく,ブルーベリー,焼き芋の6種類。

 

面白いのは、やっぱり米粉を使用したアイスクリームだということ。

地元桂川町の農場が手掛けた米粉を使用。

ふつう、乳成分に安定剤や乳化剤を加えて、滑らかさや固形さを保つアイス。

米粉が投入されることによって、食感や風味がどう変わるのか興味ある。

以前、飯塚市にある養鶏場で、お米アイスってのを食べたことはあったが、

あれはあくまでもアイス味としてのお米味であり、

このぽっぽやの米粉アイスとは基本異なるものだろう。

 

せっかくなので売られていた全種類を購入して食べてみた。

まずはシンプルなミルクからいただく。

フタには「けいせん町のおもてなし」とある。

町を上げての特産品になっているようだ。

事実、ふるさと納税の返礼品にも起用されているらしい。

 

 

 

見た目、何の変哲もないミルクアイス。

だが、スプーンの刺さりが悪い。

よくあるアイスと比較すると、やはり固い。

米粉を使用しているからだろう。

舌触りもあまりよろしくない。

粗いわけではなく、滑らかといえば滑らかだが、いかんせん固くて溶けが悪い。

この辺は好みが分れるところ。

 

 

 

あまおうは桂川町産。

しっかりと果肉が入っているのが確認できるのだが、それでも味は希薄に感じた。

 

可もなく不可もなく・・・そんなイメージのアイスクリーム。

味はすっきりしていて悪くない。

ただ、一個350円という価格を加味すると、ちょっと寂しいかな。

順次、他の味も食べてみたものの、「これは・・・!」というものはなかった。

やはり米粉を使用しているため、食感がふつうのアイスクリームと異なること。

あとは、味があっさりさっぱり過ぎていてパンチがない。

これは売り文句にもなっているようなので、

あえてのことだと思うが、もうちっと甘味なり香りなり欲しかった。

 

 

ブルーベリーは飯塚市の八木山産を使用しているらしい。

もっと香りと甘酸っぱさが欲しかったところ。

これだけ色付いているのに、風味はほんのり微か。

自分の舌が悪いのか?

ちなみに食べたのは武漢でコロナが発生する以前なので、自分の味覚は犯されていなかったはず・・・。

 

 

いちじくは福岡県産を使用。

もっと種を入れてパンチを利かせて欲しかったところ。

 

 

焼き芋は紅はるかを使用。

焼き芋なんて面白いフレーバーなのに、味も風味も微か。

紅はるかは安納芋に抵抗できるくらい甘い品種なのに。

 

フルーツフレーバーもどれも弱め。

一応果肉など確認できるのだが、その含有量が低いのか?

香料を使用しない、無添加の状態でのこれなのか?

もしパッケージを伏せられ、アイスの色見も見られぬよう食べさせられた場合、

ひょっとしたら、何味なのか判らないかもしれない。

それくらい、希薄というかあっさりなのだ。

 

 

ぶどうは桂川町産の巨峰を使用。

巨峰は福岡のぶどうの代名詞。

 

やっぱりアイスクリームはそれなりの甘さと、

口に入れたときに、ほどよく溶ける、あの滑らかな食感が大事だと思う。

正直、ハーゲンダッツは甘すぎる。

あそこまで甘くしてくれとは言わないが、せめて爽やホームランバーくらいの甘味は欲しいところ。

 

同じ筑豊地区のご当地アイスだが、ふくちリッチジェラートの方が自分は好きかな。

少量で甘味も香りも控えめで、溶けにくい。

米粉を使用して健康志向。

完全に大人向けのアイスクリームだった。

 

桂川町のサイトなどでは、他に「甘酒味」ってのもあるらしいが、

自分の立ち寄った道の駅には、この甘酒味は置いていなかった。

見つけたら、甘酒味も購入して食べてみよう。

 

 

 

スマブラで前作のfor(3DS版)から登場したステージ、汽車。

ぽっぽや・・汽車ってことで。

走る蒸気機関車の上で戦う、ギミック満載のステージ。

 

ふだんはリンク(トゥーンリンク)が機関士として汽車を動かしているのだけど・・・。

 

プレイヤーにリンク,こどもリンク,トゥーンリンクのいずれかが含まれていた場合、

なんだかゴツイ兄ちゃん(シロクニ)が代わって機関士を務める。

こういう些細な演出もスマブラの面白いところ。

 

※喪男・・・ネットスラングで、モテない男のこと。

  鉄っちゃん・・・鉄道おたくのこと。

  ふたつの言葉を合わせて、モテない鉄道おたくって意味に・・・。

 

 



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