まるか食品から販売されている、カップ焼きそばのペヤング。
数年前くらいから、ワケの解らないフレーバーを出し続けている。
パクチーMAXとか、ワカメMAXとか、特定の具材をしこたま入れたMAXシリーズ。
激辛ENDとか、獄激辛とか、とにかく極限まで辛い商品に、
スカルプDとか、海藻成分などミネラルを多数含有した頭皮用商品や、
極めつけにまずかったのが、4年ほど前の冬場に発売されていた、チョコレート味。
4年ほど前に食べた、ペヤングやきそば ギリチョコレート。
バレンタインデーのジョーク商品だったのか?
クソマズかった・・・。
ノーマルのペヤング自体、あまりおいしいとは思えない。
たぶん西日本のひとは多くがそうであろうと思う。
長らく東日本限定で販売されていたこともあり、
日清のU.F.O.や、明星の一平ちゃんと比べると馴染みがないし、
何よりも麺もソースもかやくも、チープで味気ない。
そんな美味しいと思えないものに、度を超えた味付けがなされたり、
とんでもない味付けがなされたりしているものだから、
当然、美味しいと思うわけがないのだけど、
どういうわけだか、見つける度に買ってしまう・・・。
これは完全にまるか食品の商法・・・いや術中にハマってしまっている。
そして今回見つけたのが、このアップルパイテイストやきそば。
パッケージにはどーんと、リンゴ。
シンプルでインパクト大のパッケージ。
宇宙をバックに、みずみずしいリンゴがなにかを訴えているかのようで凄くシュール。
パッと見て最初に頭に浮かんだのは、ドラゴンクエストに登場するモンスター、ガップリンだった。
アップルパイ味のやきそばだと・・・!?
ペヤング、まーた とんでもないものを出して来やがった。
すんごい不味かった、チョコレート味を思い出す。
あれは・・・本当に不味かった。
だが、学習能力がないのか?
怖いもの見たさの冒険心か?
パッケージのリンゴが放つ訴えに折れたのか?
98円という安さも相まって、何の迷いもなくそれを購入した。
フタを開けると、まず目に飛び込んできたのは、かやく。
普通ならば、キャベツとちっちゃい肉片が入っているのだが、
そこはアップルパイ、フリーズドライ?のスライスされたリンゴが入っていた。
この時点で、“もしかしたら美味しいかもしれない”という一縷の望みが断たれた。
“まずい”までは行かなくとも、“おいしくない”以下が確定した。
このまま食べた方がおいしそうな、かやくのスライスリンゴ。
麺はいつもの麺。
そこへかやくのスライスリンゴをパラパラと乗っけて、
お湯をして3分待つ。
湯切りしてフタを完全に剥がす。
この時点では、ふつうのペヤング。
スライスリンゴがほのかに香る程度。
フタ閉めは例のごとく、不知火舞さんの役目。
ここへ、特製ソースをかける。
甘ったるい匂い・・・リンゴシロップというか、リンゴバターというか、
とにかく甘い甘い、到底焼きそばに似つかわしくない香り。
箸でかき混ぜ、麺にソースを絡めていざ実食。
左:湯切りしたところ
右:ソースをかけたところ
・・・。
・・・・・。
なんだろう・・・言い表しようのない、形容しがたい味。
ふつうの焼きそばソースのかかっていない、ほんのり塩味&ラード風味の焼きそばに、
リンゴの甘いものが少し加わり、なんともいえない不協和音。
ミスマッチでなかなかどうして合う!
・・・なんてことは微塵も感じられないくらいに、普通にまずい。
とはいえ食べられないことはない。
前に食べたチョコレート味の方がきつかった。
途中でやめて捨ててしまうなんてことはせず、きちんと完食した。
そんな、ペヤング アップルパイテイスト やきそば。
先日、同じスーパーに行くと、なんと50円で投げ売りされていた。
大量に詰まれたリンゴのパッケージのペヤング。
たとえ50円でも、まずいものは要らない。
・・・!
そうだ、ネタとしていいじゃない!
妹や甥っ子らへの土産にと複数購入した。
だが、これが全て消化できず。
最初にあげた甥っ子が、これを作って食べているところへ、
他の姪っ子や甥っ子たちもやって来て、まずいということが判り、
他の姪っ子たちは受取り拒否。
けっきょくうち何個かを自分で消費する羽目に・・・。
シナモンをふってみる。
苦痛になるほどまずいものでもなかったし、まあいいか。
そうだ、味変だ。
ひょっとしたら少しは美味しくなるかもしれない。
アップルパイといえば、シナモンっしょ!
シナモンたっぷりかけて食べてみたが・・・よりアップルパイらしくはなったものの、
相変わらず まずいままだった・・・。
リンゴで・・・食べ物で遊ぶんじゃあない!
アップルパイはアップルパイで食べよう。
焼きそばで味わうもんじゃあない。
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