よろず戯言

テーマのない冗長ブログです。

ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー

2015-12-08 20:28:09 | 映画

先日の休みに息子と映画を観に行った。

ドリームワークスのアニメ映画、ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービーだ。

 

 

マダガスカルという、動物たちが主役のアメリカのギャグアニメの存在は知っていた。

過去にも何度か映画化されており、チビッコ達に大人気。

今作はそのキャラクターのなかでも人気の高い、

4匹のペンギン、"ペンギンズ"を主役にしたスピンオフ作品のようなもの。

しょっちゅう観る機会のあった予告編、これがまたすごく面白そうで、

上映開始当日、たまたま休みだったので息子を連れて観に行くことにした。

 

 

その愛くるしい外見で、動物園の人気者、ペンギン。

ペンギンズも動物園で人からチヤホヤされる人気者集団。

だが、裏の顔は、日々活躍するエリートスパイ集団!

リーダーの隊長、頭脳担当のコワルスキー、破壊担当のリコ。

そして、かわいさがウリのマスコットの新人の4人(羽)組。

 

 

そんなペンギンズ、この日も危険なミッションに挑む。

潜入先は、ケンタッキーにある金塊の保管庫。

厳重なセキュリティをかいくぐって彼らが入手しようとしたものは・・・!?

今回もミッションを成功させたペンギンズ。

仲間で喜んでいると、なんと全員が何者かに拘束されてしまう。

 

 

ペンギンズを捕えたのは、タコのデーブ。

かつて水族館の人気者だった賢いタコだ。

だが、ペンギンズのせいで人気がなくなってしまったため、

水槽はどんどん小さくなり、展示場所も隅っこに追いやられ、

厄介者扱いされて、世界の水族館や動物園を転々とするハメに。

そんなデーブが、ペンギンズに恨みを募らせ、

ペンギンズのみならず、世界中でちやほやされるペンギン達に復讐をはじめる。

 

 

デーブは、その高い知能を活かし、

人間の姿になって"オクト博士"を名乗り、遺伝学者として活躍していた。

だが、その裏でペンギン達に復讐しようと暗躍する。

デーブの元から脱出したペンギンズ、追手のタコ軍団とバトルを繰り広げながら、

世界をまたにかけて、デーブの野望を阻止すべく奮闘する。

同じく、オクト博士を動物愛護違反で追っていた、

スパイエージェント集団、"ノースウインド”と協力?しながら、

デーブのアジトをとうとう見つけるのだが・・・!?

 

 

面白かった。

どうしようもなくくだらなくて、バカバカし過ぎて、面白い。

日本じゃこんなアニメ作れるひと、居ないだろうなあ。

このシリーズ、初めて観たけれど、

大人が観てもこんなに面白いものだとは思わなかった。

途中ダレるところが一切ない、もう笑えるシーンが延々と続く。

劇場は子ども連ればかりで、席も半分以上が埋まっていて、終始笑い声が絶えなかった。

すぐ隣に小学校高学年から、中学生くらいの女の子が座っていたが、

隣の弟と思しき少年と、普通に喋りながらゲラゲラ笑っているから、うるせえのなんの。

笑うのは構わないが、普通のトーンで喋るのは勘弁してくれ。

もうその年齢なら、そのくらい解るだろう?

一番向こう側、隅っこの席に母親だかばあちゃんだか知らないが、年配の女性が座っていた。

保護者なら、ちったぁ注意しろっての。

 

 

息子に聞くと、なんでも"マダガスカル"は、普通にアニメもやっているらしい。

なので、ペンギンズのメンバーも馴染みのキャラクターだそう。

こんなアニメを日本で放映されていたなんて知らなかった。

ラストにペンギンズ以外のマダガスカルに登場する、主要キャラクターがちょろっと登場する。

本来のアニメでは、こちらが主役級なようだ。

 

 

スタッフロールが終了し、照明が点き、席を立とうとすると、

隣の席の足下がすごいことになっているのに気付いた。

ポップコーンが散乱し、お手拭のビニール袋やら、

ドリンクのストロー、そしてそれが刺さったままのフタ。

くしゃくしゃに丸められたティッシュ・・・。

さっきの、クソガキ御一行が座っていた場所がごみの山!

これは文句言ってやらなきゃなんねえ!

 

 

すぐに、あのうるさかった女の子と、その保護者らしきババアの御一行を発見!

相変わらず、ギャーギャーひとりでしゃべくっている女の子。

すぐに判った。

よっしゃ、文句言うてやろう!

睨みをきかしてズカズカと歩み寄ったとき、女の子がこっちを見た。

・・・・。

これは・・・ダメだな。

女の子の顔、そして隣に座っていた男の子、一番向こうに座っていた保護者らしきバアさん。

全員の顔をパッと見た瞬間に、これは言っちゃダメなパターンだと悟り、やめた。

こういう言い方すると差別的になってしまうけれど、

知的障害のお子さん達だというのが一目で判ってしまった。

 

 

だからといって、映画館で大声で騒いだり、

ゴミを散らかして帰ることなど許されるものではない。

本当はそうであっても、きちんと注意すべきだが、

これまで知的障害の方と接してきて分かったのだが、

見ず知らずの人に、いきなり話しかけられたりするとパニックを起こす人が居る。

とくにそれが注意だったりしたら・・・そう考えると、やっぱりできなかった。

せめて保護者に苦情を言うことも考えたけれど、

たぶんおばあちゃんだろう・・・やつれて疲弊しきった表情を見たら、それが言えなくなった。

知的障害のお子さんを持つ、保護者の方のつらさや、他の方に迷惑をかけている、

・・という引け目ばかりで生活している様子も目の当たりにしてきた。

息子と一緒にバカバカしくて楽しい映画を観たあと。

無粋なことはやめて帰ろう。

そうして映画館を後にした。

 

敵がタコ軍団ってのも、なんかスプラトゥーン的なものを感じてしまった。

 

この映画、公開している劇場は限られていて少ない。

シネプレックスやユナイテッドシネマ系列のみのようだ。

子どものいるご家庭に、冬休みにぜひお勧めしたい映画だけど、

問題は冬休みまで上映が続いているかどうか。

人気はあると思うんだけどなあ・・・。

 

上映劇場では本作のDVDが先行販売されていた。

甥っ子たちのために迷わず購入。

実際に店頭に並び、レンタルなどが開始されるのは来年の春らしい。

 

ストーリーでキーアイテムとなるスナック菓子、"チーズ ディブルズ"。

すんごい美味そうな音を立てて食べるペンギンズたち。

カールとかうまい棒みたいなもんかな?

 

 



コメントを投稿