よろず戯言

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おつまみホルモン

2021-11-04 20:31:47 | グルメ

 

帰宅途中にスーパーで総菜や弁当を物色する。

ところが閉店間際など遅い時間になると、弁当も総菜もほとんど売り切れになる。

仕方なく探すのが、簡単に食べられる冷凍食品やチルド商品。

そんな折に見つけた、うまそうなホルモン。

一度食べて気に入り、その後何度もリピートしている商品。

 

ホルモン・・・臓物系は大好き。

焼肉店でも、カルビやロースそっちのけで、ホルモンばかり食べることも。

だが、こういった加工品はこれまであまり手を出さなかった。

ホルモンの加工品では、昔ながらの商品、“こてっちゃん”がある。

あれがあまり好きでなく、あのイメージから、ホルモンの加工品に抵抗があった。

 

 

こてっちゃんは、「甲子園の味」というキャッチコピーで、

近畿圏を中心に大人気の商品。

安価で売られているため、うちのお母んもよく買っていた。

だが、細かくカットされ過ぎてるし、柔らか過ぎるし、

ホルモン特有の臭みが消されてしまっている。

よくいえば家計にやさしいうえ、子供でも女性でも食べやすく、

ベストセラーも納得の、万人受けするホルモン加工品なのだろうが、

ホルモンの醍醐味たる食感と風味が失われていて、

個人的に、とてもあれをホルモンだと思って食べられない。

 

 

だが、店頭で見つけたこの、おつまみホルモン。

小さ過ぎの こてっちゃんと異なり、しっかりホルモンの適正サイズ(自分尺度)。

それに、ホルモンのぶりぶりした脂身部分や、

到底嚙み切れなさそうな部位もしっかりと確認でき、

これもまた、柔らか過ぎる こてちゃんとは異なる。

これは期待できる。

そう思ってまずひとつ購入してみた。

 

 

これが美味かった!

ひとパックでご飯二杯はいける!

いや、健康保険センターのひとにごはん一善で止められているから、

実際には、一杯ぶんしか食べはしないけれど、

それでも、無制限だと、三杯いけてしまうかもしれない!

“おつまみ”表記はあるけれど、しっかりおかずとして代用できる逸品だった。

値段もそこまで高くないので、気軽に食べられるホルモン。

 

 

味は炭火焼風ねぎ塩味と旨辛味の二種。

どちらも旨くて ごはんが進む!

意識して探せば、けっこういろんなスーパーで売られていた。

精肉コーナーの隅っこで売られていることもあり、

どうやら食肉加工業者が冷凍状態で卸しているようだ。

それを解凍して販売しているのだろう。

こてっちゃんのように、有名メーカーの商品ではない。

 

 

夏場は常温でも食べられるけれど、寒い時期は温めるべき。

この容器ごとレンジで温められるようだが、一度それやると容器がボコボコになって、

下のトレーなんて一部溶けてたので、器に移してから温めるようにしている。

残った油がすぐに固まるので、食後の食器はすみやかに洗うべし。

 

あと、とにかく臭い!

帰宅するまで車内は にんにく臭が充満するし、

ショッピングバッグにも臭いが付いてしまう。

サッカー台に備え付けられている、薄い袋で包んだうえ、

セロハンテープでしっかり封して持ち帰ろう。

買い物の後、電車やバスで帰宅するひとは要注意だ。

 

 

こてっちゃんよりは、よりホルモンらしさが残っているとはいえ、

そこはやはり加工品。

生粋のホルモン好きには満足のいける商品ではない。

やっぱり生のホルモンを網でジュージューやって、

落ちた油で発生する炎と煙を避けつつ、

キャベツや玉ねぎと一緒におろしにんにくを添えた味噌ダレで食べるのが一番旨い!

プリプリした新鮮なホルモンには叶わない。

というか食べ放題の焼肉店にしか行けないから、どうせ冷凍なんだろうけどね。

 

精肉店でたまにちゃんと部位別にホルモンを買って食べるけど、

フライパンだとどうしてもね・・・。

庭付き一戸建てじゃなきゃ家庭で網焼きホルモンは難しい。

だからこそ、こういった加工品で我慢するのだ。

これはこれでおいしい。

 

こういう小汚い店で供されるホルモン料理が旨そう。

ガード下とか場末の雑居ビル隙間とか。

 

実際、怖くて入れないけれど・・・。

興味はあるんだが、なかなか・・・ね。

 

 

 



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