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昨年だったろうか、もう二年くらい前だろうか?
地元で衝撃の商品が誕生した。
チロルチョコの発祥の地である福岡県田川市。
そのチロルチョコがカレーになった!
新聞の地域記事でそのニュースを知るより先に、
最寄りの道の駅で売られているのを見つけて、即 購入したのは言うまでもない。
パッケージはチロルチョコそのもので、
よくあるレトルトカレーの標準サイズの紙箱入り。
コーヒーヌガー味と、生クリーム味の二種。
味はあまり期待せずにこれを食べてみた。
まずはコーヒーヌガー味。
パッケージには、ほろにがコーヒーヌガーとある。
チロルチョコとけこむカレー。
カレールーの隠し味にチョコレートというのはよく聞く話。
湯煎して、皿に盛ったごはんの脇にカレーを注ぐ。
かすかにチョコレートの香りがする。
色もそれっぽく、通常のカレーよりもかなり黒い。
ルーはとろみが少なくサラサラめ。
さっそく食べてみる。
・・・。
甘っ!
隠し味どころじゃないくらい、チョコレートが含まれているのか?
カカオ成分だけならいいのだろうが、糖分もがっつり入れられちゃっている模様。
これは・・・おいしくないっ!
自分は香辛料たっぷり、ガラムマサラの効いたスパイシーなカレーを好むので、
これはまったく合わなかった・・・。
さらに、具もほとんど入っていない・・・。
大きめのゴロゴロ具材が好きなので、その点でもこのカレーは合わなかった。
こうなると生クリーム味の方も期待できない。
そもそも生クリーム入りとか、ホワイトソース入りのカレーはあまり好きじゃないし。
こっちもやはり、甘い。
だが、不思議とコーヒーヌガー味よりは甘味が弱めに感じた。
でもやっぱり、具は少なめだし、サラサラめだし、自分の好むカレーではなかった。
ううむ・・・話のネタ用の商品だな。
だが、今年になって、チロルチョコカレーに新しいラインナップが登場した。
衝撃のその商品が、きなこもち味。
何を血迷ったか、きなこもち味のカレーだ。
しかもトッピングにきな粉が付いているという、もうイロモノネタとしか思えない商品。
いや、カレーやシチューに豆乳を入れてみたり、
おからパウダーを溶かしこんでみたりと、昨今の大豆健康ブームは知っているけれど、
きなこもちをカレーに入れるかね?
などと思いつつ、これまたさっそく購入して食べてみる。
色はこれまでにないほどにクリーミー。
ココナッツミルクの入ったカレーっぽい色合い。
そしてまたもや、サラサラめで具の少ない寂しい状態だ。
だが、このきなこもち味の凄いところは、トッピングのきな粉。
カレー用にあつられられたものとか、そんなわけじゃなく、
ごくふつうの きな粉の小袋が入っているのだ。
このきな粉、オススメは小袋の半分で、お好みの量を入れてくださいとなっていたが、
残しても仕方がないので、思い切って全部投入してやった。
これをルーに混ぜて、溶かし込むのが正解なのだろうが、
子どもの頃に食べた、きな粉ご飯の要領で、振りかけられたそのまんまの状態で食べてやった。
きな粉の味やね・・・。
甘い。
香ばしい。
ほんのりカレー。
・・・・
!?
あれ?
意外とおいしいかもしれない。
少なくとも前に食べた二つよりは美味しいと思った。
見た目がそうだから錯覚してしまったのか?
不思議とカレーが、ココナッツミルクベースのタイのカレーのような味がしないでもない。
食べ終わって気付く。
あれ?
きなこ“もち”は?
餅はどこいった?
パッケージ裏面には、炭坑の町、田川市の紹介が記載されている。
チロルチョコを使ったレトルトカレー。
地元びいきにみても、美味しいとは思えない商品だった。
ただ、ネタ商品として、おみやげとしてはウケるに違いない商品。
田川へ来た時には、ぜひ買って帰ってもらいたい。
ただし、そう安い商品じゃない(ひとつ4~500円くらいだった)ので、
ネタにお金を出せるひとのみオススメする。
チロルチョコはそのまんま食べるのが一番おいしい。
当たり前だけどね。
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