よろず戯言

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キュレムVS聖剣士ケルディオ

2012-07-20 22:55:05 | 映画

先日、祝日の海の日と自分の休みがたまたま重なったため、

子ども達を連れて、映画、“キュレムVS聖剣士ケルディオ”を観に行った。

毎年 夏恒例のポケモン映画の最新作。

 

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劇場でポケモン映画を観るのは、

昨年観た、ビクティニと白き英雄レシラム に続き2作品目。

今回もまた、ニンテンドーDSソフト、

“ポケットモンスター・ブラック/ホワイト”に登場する伝説のポケモンが主役の映画だが、

先月発売された続編、“ポケットモンスター・ブラック2/ホワイト2”に、

新たに登場(新たな姿?)するポケモンもお目見えするとのことで、

公開前から、子ども達の注目を集めていた。

 

伝説(伝説って何なん?)の若きポケモン、ケルディオは、

人間同士の争いや災いからポケモン達を守る、“聖剣士”と呼ばれる、

三体のポケモン、コバルオン,ビリジオン,テラキオンと共に修行の旅を続けていた。

 

 

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ケルディオは、聖剣士の三体に見劣りしない実力を身につけ、

聖剣士となるための最後の試練である、

史上最強のドラゴンポケモン、キュレムとの戦いを切望していた。

だが、ケルディオに対し、「まだ剣の重みを解っていない。」と、

キュレムとの戦いをいっこうに認めない、聖剣士のリーダー・コバルオン。

 

焦燥感と慢心で、とうとうケルディオは、聖剣士たちの忠告を無視して、

ひとり(一匹)、キュレムの棲む街の廃坑へと進み、戦いを申し入れる。

重々しく登場する、史上最強と呼ばれるドラゴンポケモン、キュレム。

「お前にその資格があるのか?」という、キュレムの問いに、

「僕は聖剣士だ!」と偽り、強引に戦いを挑む。

 

Vs03

 

だが、キュレムの圧倒的なパワーの前に、

ケルディオの技も戦法もまるで歯が立たない。

なす術もないまま、完膚無く叩きのめされ、

聖剣士となるための、シンボルたる額の角まで折られてしまう。

 

ケルディオの危機に、助けに駆けつけた聖剣士たちだったが、

キュレムは神聖な戦いに水を挿す者を許さず、三体とも氷漬けにされてしまう。

恐怖にかられたケルディオは、氷漬けになった聖剣士たちを後目に、

キュレムとの戦いを放棄し、命からがら廃坑から逃げ出す。

神聖な戦いを放棄したうえ、仲間を見捨てたケルディオを、

キュレムは許すことなく執拗に追いかける。

 

 

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列車で旅していた、サトシピカチュウ一行の前に、

突然、傷付いた見慣れないポケモンが現れる。

そして間髪入れずに襲ってくる、強大なドラゴンポケモン。

サトシ達は、傷付いたポケモンを連れて、

ドラゴンポケモンからの追跡を逃れ、なんとか街中のポケモンセンターへとたどり着く。

 

回復した謎のポケモンから事情を聞いたサトシ達は、

氷漬けになったコバルオン達の救出を協力することに。

加えて、ドラゴンポケモンとの再戦を後押しする。

サトシとピカチュウ達、そして再起したケルディオが、

仲間を救うため、史上最強のドラゴンポケモン・キュレムに挑む。

 

Vs02

 

なかなか面白かった。

内容は薄いが、子ども向け映画なんだからこれで上等。

というか、どっかで見たような構成だと思ったら、

アレクサンドル・デュマの、“三銃士”だな。

ケルディオがダルタニヤン。

「ひとりは皆のために、皆はひとりのために!」

あの名台詞も、ちょっと変更されていたが発していたわ。

 

 

 

声優陣がまた、タレント使い。

キュレム役に、俳優の高橋克己

可もなく不可もなく、「え?そうだったの?」と、言われないと判らない。

 

ほんのちょっとの出演だったが、駅弁売りの少女役に、ローラ

しゃべり方が、あのまんま。

「おいおい、これあのアホの娘じゃないか!」 言われなくても判る。

あの一定リズムとトーンの、唄ってるような口調そのままで喋ってやがる。

これ、アフレコになってねーだろ・・・。

 

でもって、主役のケルディオ役に、しょこたんこと、中川翔子

ウマヘタはよく判らないが、まだ未成熟で子どものようなケルディオには、

過去に何度か経験があるみたいだが、声優が本職でない彼女の、

ちょっとぎこちない感じが、うまくフィットしていたのではなかろうか?

 

今回の映画は二本立て。

そのため作品の時間が短いが、このくらいでちょうどいい。

冗長的にダレる部分もなければ、蛇足なシーンもない。

ポケモン主体で展開されて、人間が最小限なのもいい。

 

で、二本立てのもうひとつの作品は、

“メロエッタのキラキラリサイタル”

こちらは幻(幻って何なん?)のポケモン、メロエッタを中心にした幼児向けのストーリー。

短編で上映時間は、10分か15分くらいしかなかったのではなかろうか。

 

Photo

 

フシギダネ,プリン,コダック,ニャース,チコリータ,トゲピー,ソーナンスなど、

往年の人気ポケモンたちが登場する、ポケモンオンリーのほのぼのストーリーで、

子ども達にゃ、圧倒的にこっちの方がウケが良かった。

子連れの大人でも楽しめたが、大きいお友達(高校生~大学生)にはウケが悪い模様。

それにしても、こっちが先に上映されるとは思わなんだ。

 

これのエンディングで、となりの息子が歌ってたのがほほえましかった。

よくみると、あちこちで ちびっ子が一緒に踊っていた。

メロエッタ、ステップフォルムの方がいいのだが、

これブラック2/ホワイト2じゃなきゃ、フォルムチェンジしないのね・・・。

 

02

 

「“リサイタル”っち、なん?」と娘に訊かれ、ちょっと困る。

「みんなを集めて歌や演奏を披露することかな? コンサートみたいなもんたい。」と答えると、

「あー、それでジャイアンも、“リサイタル”っち、言うんやね!」

・・・意味が通じたようだ。

 

エンディング後に、早くも来年の夏公開の次回作の紹介が一瞬だけあった。

ゲノセクト・・・こりゃ人気出そうにないな・・・。

 

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専用容器に入ったポップコーン。

ピカチュウのネームプレート付き。

食べ終わった後は、小物入れに。

 

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けっこうショボい!

 

 

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ケルディオの鼻の穴は小堺一機 並。 

  

 



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トモユキさん、こんばんは。 ()
2012-07-24 00:24:06
トモユキさん、こんばんは。
先日はなんちゃってF1杯、お疲れさまでした。
 
キュレムVSケルディオ、観に行きましたか~。
短編が先に放映されるのは、前からそうだったんですね。
自分はこういうのは初めて観たのですが、面白かったです。
というか、赤緑金銀の往年のポケモンが出てくるのが良かったです。
 
三銃士は、自分も原作は読んだことがないのですが、
昔アニメであったし、映画にもなっていたので、
ストーリーの大まかな流れだけは把握しています。
模倣しているとはいえ、雰囲気のみで、ストーリーは全然違います。
4匹の立ち位置と、剣を空にかざして交え、誓いを立てるとことか、まんまだったりします。
 
にしても、あんな額の真ん中から剣が飛び出すとは思いませんでした。
それぞれ、最初からある角を剣のように使うのだとばかり・・・。
だとしたら、ビリジオンだけ殺傷能力なさそうですが。
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例の如く自分も鑑賞に行ってきました。 (トモユキ)
2012-07-23 22:41:02
例の如く自分も鑑賞に行ってきました。
ポケモン映画が2本立てになるのは、実に9年ぶりになりますが、
短編→長編なのは、当時から変わって無いですね。
ポケモンのかけ合い中心な上に、ノリがいいので、
自分は短編はどれも結構気に入ってたりします。
ただ長年長編1本に慣れたためか、今年の長編は
やけに短く感じましたが・・・ 「あれ、もう終わり?」みたいな。


三銃士は読んだことがないので、内容をよく知らないのですが、
実際に聖剣士達は、三銃士をモデルにしたと公式が話しているので、
映画の構成もそれに倣ったってところでしょうね。
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